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江戸川乱歩賞
(収録作品)「蝶たちは今・・・」日下圭介(1975/21回)/「五十万年の死角」伴野朗(1976/22回)
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なぜ分冊にしない!と言いたくなる本です。
2作品あわせて800ページの時点で
自重していただきたかったです。
どちらの作品も秀逸です。
どちらかといえば後者の作品のほうが
面白さの点で言えば上でしょう。
とにかく手に汗握る展開が続きますし、
それなのにきちんと推理要素もあるのです。
終盤に出てくる事実には
驚かされることでしょう。
だけれども、きちんとにおわす描写があるので
わかるひとにはわかるはず。
読むのに疲れました。
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蝶たちは今・・・/日下圭介:第21回大賞受賞。1975年。
旅先ですりかえられたバッグ。中の手紙から持ち主を探し出そうとしたが、受取人はすでに死んでいた。蝶のうんちくははじめて。キライだしね。お金持ちの愛人となり、結婚するため、妻を破滅させる話なんだが、わくわくしながら読み進められた。黒幕も意外性あったし。妻になったが、次の愛人に破滅させられる。そして、娘が同じようなことを・・・な終わり方。
五十万年の死角/伴野朗:第22回大賞受賞。1976年。
戦中の中国での話。北京原人をめぐって、日本、藍衣社(森川久美のマンガでちょと知っている)、共産党がしのぎを削る。月心って名前が良いね。これも森川久美ぽい。これも、ワクワクしながら読み進められた。
2つともクオリティ高かったわ。
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蝶たちは、死者からの手紙から物語は展開しアッと驚く真相へ、文句なしの傑作ですね。伴野さんは、推理物、歴史物、ハズレ無し作家です50万年も面白い。