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遙かなる地平 SFの殿堂 2 みんなのレビュー
- ロバート・シルヴァーバーグ (編), 酒井 昭伸 (ほか訳)
- 税込価格:968円(8pt)
- 出版社:早川書房
- 発行年月:2000.9
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文庫
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高い評価の役に立ったレビュー
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2002/01/04 02:36
人気SFシリーズの外伝集その2
投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る
SFの人気シリーズの外伝的作品を集めたアンソロジーの第2巻には、次のような作品が収録されている。
「ヘリックスの孤児」〈ハイペリオン〉 ダン・シモンズ
「いつまでも生きる少年」〈ゲイトウエイ〉 フレデリック・ポール
「無限への渇望」〈銀河の中心〉 グレゴリイ・ベンフォード
「還る船」〈歌う船〉 アン・マキャフリイ
「ナイトランド——〈冠毛〉の一神話」〈道〉 グレッグ・ベア
「ヘリックスの孤児」は、『エンディミオンの覚醒』からおよそ5世紀後、人類の領域をあとにして旅を続ける恒星船の、ある恒星系での出会いを描く。さすがシモンズ、ホロリとさせるよい話である。
「無限への渇望」は、『大いなる天上の河』よりも前の時代、〈シャンデリア〉が没落しつつあるころを舞台にしたエピソード。このシリーズには、いまだ語られていない歴史上の時代が数多く存在する。もっと色々書いてほしいのだが。
「ナイトランド——〈冠毛〉の一神話」は、題名からわかるように、なんとウィリアム・ホープ・ホジスンの『ナイトランド』を下敷にしている作品だ。『ナイトランド』の世界を〈道〉の中に作り上げるというすごいことをやっている、思いきり趣味に走った作品である。さらに、SFやファンタジーでよく見られる混沌と秩序という対立項を扱った物語だ。〈混沌と秩序〉という概念に関する、面白い見方である。
低い評価の役に立ったレビュー
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2000/10/10 05:52
シリーズを読破してから読めばまた新たな面白さが
投稿者:風野春樹 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人気作家のシリーズの外伝を書き下ろしで集めたアンソロジーの2巻目は、ダン・シモンズの〈ハイペリオン〉、フレデリック・ポールの〈ゲイトウエイ〉、ベンフォードの〈銀河の中心〉、マキャフリイの〈歌う船〉、ベアの〈道〉(『永劫』、『久遠』のシリーズ)を収録。こちらは1巻目とは違って未訳のものはなく、日本にもすでに紹介されて人気を博したシリーズばかりである。
シリーズ読者向けのボーナストラックなので、この本で初めてそのシリーズに触れるという方にはちょっとわかりにくいところのある作品もあるけれど、シリーズを読破してから改めて読めばまた新たな面白さがわかるはず。そんなことしてるヒマはない、などと言わないように。どれをとっても読んで損のない傑作シリーズだということは保証します。
(風野春樹/精神科医 http://member.nifty.ne.jp/windyfield/)
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紙の本
人気SFシリーズの外伝集その2
2002/01/04 02:36
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投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る
SFの人気シリーズの外伝的作品を集めたアンソロジーの第2巻には、次のような作品が収録されている。
「ヘリックスの孤児」〈ハイペリオン〉 ダン・シモンズ
「いつまでも生きる少年」〈ゲイトウエイ〉 フレデリック・ポール
「無限への渇望」〈銀河の中心〉 グレゴリイ・ベンフォード
「還る船」〈歌う船〉 アン・マキャフリイ
「ナイトランド——〈冠毛〉の一神話」〈道〉 グレッグ・ベア
「ヘリックスの孤児」は、『エンディミオンの覚醒』からおよそ5世紀後、人類の領域をあとにして旅を続ける恒星船の、ある恒星系での出会いを描く。さすがシモンズ、ホロリとさせるよい話である。
「無限への渇望」は、『大いなる天上の河』よりも前の時代、〈シャンデリア〉が没落しつつあるころを舞台にしたエピソード。このシリーズには、いまだ語られていない歴史上の時代が数多く存在する。もっと色々書いてほしいのだが。
「ナイトランド——〈冠毛〉の一神話」は、題名からわかるように、なんとウィリアム・ホープ・ホジスンの『ナイトランド』を下敷にしている作品だ。『ナイトランド』の世界を〈道〉の中に作り上げるというすごいことをやっている、思いきり趣味に走った作品である。さらに、SFやファンタジーでよく見られる混沌と秩序という対立項を扱った物語だ。〈混沌と秩序〉という概念に関する、面白い見方である。
紙の本
シリーズを読破してから読めばまた新たな面白さが
2000/10/10 05:52
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投稿者:風野春樹 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人気作家のシリーズの外伝を書き下ろしで集めたアンソロジーの2巻目は、ダン・シモンズの〈ハイペリオン〉、フレデリック・ポールの〈ゲイトウエイ〉、ベンフォードの〈銀河の中心〉、マキャフリイの〈歌う船〉、ベアの〈道〉(『永劫』、『久遠』のシリーズ)を収録。こちらは1巻目とは違って未訳のものはなく、日本にもすでに紹介されて人気を博したシリーズばかりである。
シリーズ読者向けのボーナストラックなので、この本で初めてそのシリーズに触れるという方にはちょっとわかりにくいところのある作品もあるけれど、シリーズを読破してから改めて読めばまた新たな面白さがわかるはず。そんなことしてるヒマはない、などと言わないように。どれをとっても読んで損のない傑作シリーズだということは保証します。
(風野春樹/精神科医 http://member.nifty.ne.jp/windyfield/)
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