電子書籍
幻の漫画家が描く
2021/02/26 15:16
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
淡々とした語り口と、力強い線に引き込まれます。吾妻ひでおなど同世代が段々とこの世を去っているだけに、彼女が再び筆を取る日が待ち遠しいです。
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高橋瑞子
2018/07/18 22:04
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタばれあり。
「女傑往来」の高橋瑞子は実在の人物をモデルにしてるんですね。
「裸のお百」の方もそうなのかなと思ったけどこちらは誰か一人がモデルって感じではないっぽい。
「すがの幸福」「ドライフラワー」はひんやりとする女の怖さを描いている。
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作者一ノ関圭は東京芸術大学油絵学科在学中に
本作品で第14回ビッグコミック賞を受賞した。
1975年の事である。
他に類を見ない程の圧倒的なデッサン力と
ストーリー構成の確かさ。この作品は彼女(女性で
ある)の生まれて初めて描いた漫画だというのがまた
度肝を抜く。受賞時は白土三平の漫画のキャラクター
からとられた夢屋日の市というペンネームを使用していた。
寡作の作家で現在は断筆状態であるが根強いファンは
多く『無限の住人』の沙村広明も影響をうけている。
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素晴らしい描写、探究心。そして女性への視点。
初めて読んだ時思わずうなりました。
もうひとつの文庫漫画、「茶箱広重」も素晴らしい作品です。
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絵がうまいというので読む
芸大の油絵学科
駒の一つ一つが様になっている。
あおりとか俯瞰とか、カメラ位置が達者。
二十代でこの絵が描けるのはやはり凄い
ストーリーはミステリ仕立ての
冬雷と女傑が印象に残る
あと裸モデル。
黒田清輝「智・感・情」は、どこかで見た記憶がある
東京国立博物館所蔵の重文、とのこと
表題作は青木繁を扱う
唐沢なをきのパロディの元ネタ。
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全然知らなかったけれど、幻の漫画家として結構知られているそうだ。
とにかく絵がうまいな、と思った。そして、まあ、ワンパターンではあるけれど、女性の情のようなものを感じさせる話が絶妙だと思う。
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劇画調の濃い絵で、作者が女性である事を知って意外だった。
女性の不安定な人生が共通するテーマであり、女性作家ならではの視点があると思う。
構図とドラマの作り方(名もない人の儚い人生の悲哀)が、昔の日本映画を見ているような気分になる。
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稀代の劇画家による短編集。なんて絵が上手いんだ! 江戸(は知らんが)から昭和の日本人の「胴の薄さ」描ける人なんてそうそういないよな。
8編とも女性がテーマで、若い才能や夢をを否定され、男の欲望の対象となり、愛すれど身勝手や野望に振り回され、ひしがれていく…昔の女性は大変だ…って、おい、今でも日本の女ってこんなだよ。救われるねえなあ(苦笑
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2023年3月14日
第1話 らんぷの下
第2話 だんぶりの家
第3話 女傑往来
第4話 すがの幸福
第5話 ドライフラワー
第6話 裸のお百
第7話 寒雷
第8話 女傑走る