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バランスト・スコアカード理論と導入 みんなのレビュー
- 伊藤 嘉博 (著), 清水 孝 (著), 長谷川 惠一 (著)
- 税込価格:2,640円(24pt)
- 出版社:ダイヤモンド社
- 発行年月:2001.1
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紙の本
バランスト・スコアカードの実践性と重要性を明らかにした一冊
2001/02/01 16:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:松尾順 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「バランスト・スコアカード」は、近年注目を集めてきた経営管理手法である。ただ、これまでこのツールについて書かれた文献を読んだ限りでは、理論としては美しいのだが、果たして実践可能なものなのか、また、例えばTQCや目標管理といった、日本企業が長年にわたって採用してきた経営管理手法とどう違うのか、といった疑問がなかなか払拭できなかったように思う。
しかし、本書はまさにそういった疑問を一掃してくれる内容である。まず、第1、2章において、バランスト・スコアカードの特徴だけを示すのではなく、目標管理や方針管理との対比において、この新しいツールの位置付けや意義を明確にしている。また、モービルやモトローラなどの米国企業における採用事例、日本企業ではリコーや宝酒造等での採用事例を通じて、どのような手順を踏めば当ツールを実践に落とし込むことができるのか、を理解することが可能だ。
本書によれば、バランスト・スコアカードとは、経営に降りかかる霧を振り払うワイパーのようなものである。これまでの経営はバックミラーをだけを見て運転してきた。バックミラーとは財務的な数値のことである。本書を読むことで、将来を展望する戦略経営を行うためには、バランスト・スコアカードが基本に置く4つの視点のうち、「財務の視点」以外の3つの視点、すなわち、「プロセスの視点」、「顧客の視点」、「学習・成長の視点」の重要性が十分に理解できるだろう。
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