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慶国・景王陽子の物語の次は、恭国共王珠晶の話。ホントに王になれるのか疑問を持ちながらも、テンポのよさに引き込まれていきました。
12歳かそこらの生意気少女なのですが、物事の真髄をつく言葉は読み手に突き刺さります。
間髪入れずにシリーズを読んでいるので、犬狼真君の名前にはドキッとしました。そうか、そうなのか、と。
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ちょっと説明させていただくと・・・・麒麟は王を指名します。王にめぐり合うまで麒麟は王を探したり、自分が王じゃないか?と思う者は黄海というど真ん中にある島というか陸に行き、門が開くのを待ち、蓬山へ旅します。王がたたないとその国はみるみるうちに荒れてしまいます。でもその旅はとっても危険がともなうのです。 説明するのは難しいんだけど〜。王が不在のまま、どんどん荒れていく恭国。そこに住んでいる一人の女の子が主人公です。すごく利発な子で、相手が大人であろうと立ち向かっていくという子なんです。自分は豪商の娘で恵まれた環境にいるものの、荒れていく姿をみて、自分が王になろうと旅をします。なんとか黄海へ着いたものの、ここからが正念場。果たして彼女は無事、麒麟にあうことができるのでしょうか?恭国の王・供王になるのは果たして誰なのか? ってなんだか説明だけが長くなっちゃいました。 もうね〜、小野先生、にくいことをするのよ〜。本当、どれもこれも面白い!!本書では危機一髪な時に、思いもしなかったある人物がでてくるんですね〜。おまけに最後の珠晶の一言が、これまたいいんですよん。思わずウルウルしているところで笑いがこみ上げましたから。トータル的に考えても、十二国記はその1話1話がとっても面白いんです。やめられないよ!
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十二の国があって王と麒麟がいる、異世界のお話です。
この本では恭国の王にまつわるエピソードが語られています。
12歳の少女が荒廃に憤って王を、正しくは王を選ぶ麒麟の元を目指す。
麒麟の元にたどり着くまでには妖魔の徘徊する「海」を超えねばならず、さらに子供を侮る心ない大人たちの横槍がはいります。
甘さのない語り口と、朱晶の思い切りのよすぎる言動を楽しんでください。
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何不自由ない暮らしをしていた珠晶は自ら王になろうと蓬山を目指す。シリーズの中でこんなに確固たる信念を持っている登場人物はいなかったんじゃないだろうか?
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十二国記シリーズの中では一つだけテンポが違うような作品。ちょっと冒険ものっぽいのかな。主人公の少女の聡明さと意思の強さ、そして無謀だったとしても義務を果たそうとした勇気に心打たれました。
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やはり十二国記は面白い。これは恭国の話。わずか十二歳の少女・珠晶が国を憂い、王になるため昇山しようとするがやはりそれは一筋縄ではいかず―。最初は小生意気なだけに思えた珠晶がだんだん賢く気高く可愛らしく思えてくるから不思議。ラストシーンは鳥肌が立つような感動がありました。
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ドコの国か忘れてしまった(痛)けど、ワガママ少女が用心棒連れて王様になるまでの話。読んでてムズムズするけど楽しいです!
今思えば主人公が某友人に似てるわー(笑)若年にして国を変えてやるー!と動き出す行動力。
ワタシは奏王子の利広兄さんが大好きですvv
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前作がサスペンスだとするとこれはアドベンチャーな感じですね。
主人公の少女は、最初はよくいる頭でっかちな子供だったのに、旅の中でのいろいろな体験で成長していく様子はよくあるパターンとはいえ、主人公を護衛して旅をする男が魅力的で話を面白くしていますね。
この物語のなかで少女が護衛の男に対して持つ疑問は、ある意味今の世の中で正しいとされているかなと思うんですが、護衛の男の考え方は私が今まで思っていた事に近かったので、思わず心の中でうなずいてましたね。
物語が旅の終わりで終わってしまったので、その後のストーリを是非読んでみたいです。
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「魔性の子」で小野不由美に興味を持ったので彼女の本を探していたら見つけた本。
「魔性の子」の続編、というかどうやらシリーズものだったらしい。十二国記シリーズ。
ばりばりファンタジーで最初はちょっと引いた。
でも「魔性の子」の続きが気になったのでがんばって読んだ。
続きというわけではなかったが舞台の世界は一緒みたいだった。
ファンタジーな魔物やらなにやらが出てきてちょっと辛かった…
でもこの他にもこれのシリーズがいっぱいあるので読まなければ。
夏留は読み始めてしまうと続きが気になってしまう性質なのであった。
シリーズの感想は短くなりがちなのでまとめてしまうことにする。
「風の海 迷宮の岸」、「東の海神」、「風の万里 黎明の空(上)(下)」、
「図南の翼」、「黄昏の岸 暁の天」、「華胥の幽夢」がこの十二国記シリーズで読んだモノ。
こうやって並べて見るとかなり大層なタイトルがついているなぁ、と思う。
そしてファンタジー嫌いがよくこんなに読んだものだ。プリーズ拍手。
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恭国の女王登極の物語。幼いのに、たくましい珠晶がかわいらしいです。外伝なんでしょうね、一応陽子は一切でてこないので。
多分注目するべきキャラクターは利広でしょう。奏国の太子君♪彼の外伝の本が欲しいです。そこをなんとか!!小野主上!!
WhiteHeart版じゃないです。講談社文庫版です、男性や派手なカバーが気になる方は講談社文庫版をお勧めします。全巻がそろってるので・・^^
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この本は、十二国記のなかでも私の一番大好きな話です!!豪商の娘として育った12歳の少女・珠晶は、王として立つため、麒麟のいる蓬山に向かいます。途中、だまされて妖獣・猛極を取られてしまったり、妖魔に襲われたりするけれど、あきらめず、果敢に蓬山を目指す姿は天晴れです。12歳なのに、私よりしっかりしていて、自分の考えをきっちりと持ち、行動していく。また、間違いがあると素直に反省して改める姿にとても感動しました。極めつけは、仙である更夜と会ってその心を打ち明けたとき。珠晶が「蓬山に向かわないの?」と聞いても、「わたしは一介の商人なんだよ」と返し、裕福で蓬山にいけるのに、行かない父に怒りを覚えていた珠晶。「でも、それって自分のことなのよね。」自分も健康で裕福で、蓬山に行くことができる。「誰か」に王になってもらうのではなく、自分もちゃんと蓬山に登って国の一員として義務を果たしてから怒ったり、文句を言ったりしようと思い立ったと更夜に打ち明けたとこをが感動しました!!自分だったらどうしただろうと考えると、やはり誰かが王になってくれるのを待っていたと思います。皆さんは、この本を読んで、どう思うのでしょうか??
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12歳の珠晶の傲慢とも取れる言動の数々に
はじめはおぃおぃかわいくないなぁと
思ったりしたけれど
一理あり
「風の万里〜」にもでてくる珠晶のお話
個人的には珠晶結構好きです
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『十二国記』シリーズの五作目。恭国の供王・珠晶が王になる以前の、黄海を越え昇山を目指すまでのお話。王がいなくなり荒廃する一方の国で、自分だけ裕福な家で安全に暮らしていた珠晶は、周りの大人たちが昇山しないことに腹を立て、自分が昇山することを決意します。人に言う前に自分でしてみせる。生意気だけども自分の行動と言葉には責任を持つ。自分の間違いはちゃんと認めて学習する。珠晶を見ているとこうこう人間になりたいなーって思う。強くて賢い娘です。この巻で私の十二国記最愛の人(笑)・利広さまが出てきます。第一声の台詞からして素敵v大学図書館(06/07/前半)
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とにかく主人公の考え方が好き。
子供だから、大人だから、じゃないんだ。と思った。
十二国記シリーズの中で一番読んだ。
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恭国・珠晶のお話。シリーズ中で一番読み返していると思う。
珠晶のものの考え方がとても好きです。
色々と考えさせられる部分も多く、読み終わった後には私も頑張らなくちゃ!といつも思います。