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ポートレイト・イン・ジャズ 2 みんなのレビュー

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みんなのレビュー6件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (2件)
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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
6 件中 1 件~ 6 件を表示

紙の本

シリーズ2作目

2023/06/29 16:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

私はJazzについて詳しくないので、時に名前だけ聞いたことがある人がいるという程度でしたが、それでも絵と文章から人物が立ち上がってくる感じがしました。

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紙の本

和田誠が描く26組のジャズメンの肖像に、村上春樹がエッセイを添えた、音楽への愛情溢れるコラボレーション

2001/06/29 15:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:杉田宏樹 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ジャズ・ファンなら誰もが連想するビル・エヴァンスの有名なアルバム・タイトルを冠した、和田誠(絵)と村上春樹(エッセイ)のコラボレーション、その第2作である。和田が描いたジャズメンのポートレイトの一部は、季刊「ジャズ批評」の表紙を飾った原案(水彩画)のリメイク(キャンパス描き、画材は不明)を含んでおり、それらを知るマニアにとっては、和田が個展のために改めて描いた丁寧な仕事ぶりに、まず感銘を受けることだろう。単に絵を描くのが上手い、というだけではこの味は出せない。ジャズに対する知識と愛情の深さがあればこそ、の和田スタイル。事実、かつて和田は「スイングジャーナル」のアート・ディレクターを務め、仕事中はもっぱらフランク・シナトラを流しているほどのジャズ好きなのだ。「ぼくも絵が完成するまで、その人のレコードをかけている。顔を似せることはできても、それ以上の何かを求めようとすると、音楽の助けが必要となる」(和田)。和田が参考にした元ネタの写真やアルバム・ジャケットが思い当たる作品でも、色使いに一工夫を加えることによって、見事なオリジナリティが表現されている。かつてジャズ喫茶店を経営し、ジャズを題材にしたエッセイも多数の村上にとって、和田が描くジャズメンに文章をつける仕事は、仕事と呼ぶほどの苦労がほとんど伴わない、楽しい作業だったようだ。アーティスト1人につき2ページの文章は、バイオグラフィーを紹介する評論家タッチとは趣きが異なり、村上の私的なジャズ観、人物評を反映したもの。その部分こそが、本書の魅力の核を形成する。和田同様、村上のエッセイはジャズをこよなく愛する者ならではの、「ずっとジャズが好き」のファン感情が溢れるばかりでなく、やはり文章表現の巧みさに大いに唸らされてしまう。「ロリンズとかコルトレーンがびしっと吹ききったときの『一歩もあとに引かない』底力は、ほかの楽器のサウンドでは置き換えのできない種類のもの」、「いったんつぼにはまったときのこの人(ロリンズ)の直感的に大胆な造形力は、骨身にこたえるくらいの揺さぶりを持っていた」、「クリフォード・ブラウンの音楽には、ジャズという音楽形式の持つ素晴らしい面が残らずみっちりと詰め込まれている」、「ハンコックはゼロから何かを創りあげる音楽家ではなく、その時代その時代の状況を積極的にインテイクして、自分のスタイルにうまく作り替えていくタイプ」、「ハンプトン→ジャクソン→バートンというヴァイブ奏者のスタイルの歴史的推移は、ほかの楽器における緩やかに集団的で大河的な継承性に比べて、個人間のカラーの対比・葛藤がより鮮烈である」。どうだろう、ジャズ評論家も顔負けの鋭い文章ではないか。一見、和田イラスト+村上エッセイ=オシャレな売れ筋本、の体裁だが、実は筋金入りのジャズ・リスナーをも満足させる内容なのである。「楽曲解説ではなく、ジャズを聴く気分やジャズが持っている力をこんなに適確に文章にできる人を、ほかに知らない」──和田の村上評に、全面的な共感を覚える“ジャズ・ミュージシャンたちの肖像”だ。 (bk1ブックナビゲーター:杉田宏樹/音楽評論家 2001.06.30)

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2008/10/29 11:05

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2013/01/30 12:13

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2020/09/26 11:34

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2022/05/08 14:28

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