紙の本
長野まゆみ愛読者にお勧め
2002/04/16 21:31
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投稿者:鴇 - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は長野まゆみのファンである。なんだかこの絵にはシンパシーを感じる。長野まゆみの絵に良く似ているし、それは線だけでなく、雰囲気と言うか領域と言うかが。
短編集。主人公は細い美少年。けれどボーイズラブではない。キーワードは野外幻燈、ミント水、雲母…。おおぉ。これはまさに長野まゆみ世界のグッズではないかっ!
そしてもったいぶったが、巻末の「考察 螺子式少年の処方」を書いているのは、その長野まゆみだ!!! 鳩山郁子と長野まゆみの微妙なシンクロやまたは境界線を比較しながら読むのは楽しい。
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高校時代に出会いました。
長野まゆみは何かもうお腹いっぱいですが、鳩山さんは今でも買い続けています。
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鳩山さんの世界は無条件で愛してます。
絵も設定も出てくるすべての小道具も言葉も。
キーワードは、透明感、レトロ、半ズボン、ソーダ水、ミント、ガラス、鉱石、角砂糖…
この世界観をずーーーーーっと描き続けていって欲しいです。これは漫画を超えた芸術です。
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鳩山郁子の漫画はこれがいちばん好き。足穂とか長野まゆみ(初期)の世界が好きなら堪らないはず。
「紅切子、青更紗」が特に素敵。長野まゆみの硝子の表現って、きらきらと儚い感じがして好きです。
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少年性という美や、それに相応しい小間物、キーワードたち。作品と著者の距離に無理がなく、違和感なく物語の世界に浸れる。素晴らしい!
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鳩山郁子さんの初期作品。
少年の息遣いが、ふっと聞こえてきそう。
綺麗な少年たちの日常の出来事。
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古書店で偶然手に取りしあわせでした。それまで全く知らない作家さんでしたが、独特の雰囲気をもった方ですぐにファンになりました。(ごめんなさい100円で手に入れてしまいました)
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少し気になっていた作者。
まんま長野まゆみ! で少し驚く。
同質の世界観を共有しているいい関係なのかも。
お話、というよりも言語センスがすごい。
書名からして、「月にひらく襟」!
月というオブジェは様々なものと組み合わせてタイトルにされてきたと思うが、
こんな表題を思いついたのは歴史初ではなかろうか。
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のきさき古本市で、もう一冊の作者の本と同じくして購入。
短編がいくつも入っています。
あんまりお話は入ってこなかったけれど、やっぱり線がきれいです。