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生前の須賀さんを知らなかったので、実際周りの方から見た須賀さん像がわかり
どんな方であったのかを知ることができる。
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2015.8.13市立図書館
全集が河出文庫に入って久しいけれど、この別巻だけは文庫化される気配がまったくないので、いよいよ図書館で借りて読んでみることにした。
談話中心なのでわりとすいすい読み進められる。それでいて、池澤夏樹との文学や詩についての話題など内容は深くて「覚えておこう」「あとで調べてみよう」「読んでみよう」と宿題があれこれたまっていく。海外暮らし、イタリア語や翻訳を選んだ理由など、なるほどと思うこともたくさんあった。アントニオ・タブッキとの対談も、タブッキ作品への関心と理解をたすけ、タブッキやペソアなどの芋づる式読書に発展しそう。後半のテレビでの読書関連番組の書き起こしもありがたく、特に三浦雅士と丸谷才一との鼎談「本とのすてきな出会い方」の辞書の話がおもしろかった。
とりあげている本も読みたくなるものばかり。
月報の松山巌と大竹昭子の対談もひじょうによかったのだけれど、これはすでにどこかのムックや本に入ったのだろうか…
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イタリアに関しての対談や
訳者として著者にかかわったときの
すばらしいインタビューなど…
決してイタリアの小説は
自ら探さないと
探せないものばっかりなので
著者のような翻訳者は
貴重な存在でもありました。
そしてこの人との対談は
いろいろな影響でこれらの作品を
知ることができたんだなといういい対談でしたね。
書評のほうも、決して
イタリア作品に縛りをしたものではなくて
日本の作家さんも扱っていたりします。
かの有名な先生のも
扱っているんですよね。
一大センセーションを呼んだほうでない
タイトルも存じ上げないものを。
対談で出てきた本の読み方はよくわかります。
ただはやりのを読んだって、成長は
ないんですよね。