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二度生きたランベルト みんなのレビュー

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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.4

評価内訳

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紙の本

ヴァルストローナの食堂のウサギ料理というのを食ってみたい

2001/12/04 08:15

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Snake Hole - この投稿者のレビュー一覧を見る

 どこのどういう組織団体が決めたのか知らぬが,2001年は「イタリア年」なんだそうな。で,オビに「イタリア年に贈るイタリアン・ファンタジーの最高傑作」と書いてある,ジャンニ・ロダーリ作「二度生きたランベルト」。
 ヨワイ93歳になる大金持ちのランベルト男爵,エジプト旅行の際に怪しげなアラブの隠者に教わった健康法を実行するとこれがなんと霊験あらたか,いきなり40くらいにしか見えなくなった。これにびっくらこいたのは,男爵の唯一の身寄りにしてお約束通りの放蕩ものである甥のオッタヴィオ,そろそろ遺産が転がり込むだろうと思っていたのにそれはないだろう,おじいちゃん。そ知らぬ顔で男爵を亡きものにせん狙う,が,なにしろ男爵は不死身になっているのでうまくいかない。
 …そうこうしているところへ「二十四ラ団」と名乗る強盗団がやってきて男爵の屋敷を占拠,男爵を人質に彼の所有する世界中の銀行 (これまた24ある) に身代金を要求,24の銀行の頭取たちは「男爵が無事である証拠を見せろ」と言い,ラ団の親玉は男爵の耳を片方切り取って送りつける (ここで簡単に耳を切ってしまうトコロがイタリアだと思う。マカロニ・ウエスタンというのもそういう残酷さが売りだった) 。ところがそれを調べるとどうも30〜40歳の男性の耳,頭取たちは信じない。片や強盗団はもっとびっくり切ったはずの耳がまた生えてる! そうしたどさくさにまぎれて遂にオッタヴィオが男爵の秘密を探り当て…。
 とまぁこんな話なんだが,いやなんというかやりたい放題である。各章ごとに「メタ落語」みたいな「著者覚え書き」がついているし,翻訳の白崎さんも遊んでいる。登場人物はどいつもこいつも友だちにはなりたくないようなヤカラだし。ただ,さすがイタリアで,出て来る食い物はどれもこれも旨そうだ。ヴァルストローナの食堂のウサギ料理というのを食ってみたい。

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紙の本

すばらしい訳で味わう

2017/09/29 09:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しらふ - この投稿者のレビュー一覧を見る

白崎容子先生の役が大変に心地よく味わえる。ロダーリの言葉遊びの妙。ユーモアの中に悲しくシュールなテーマがある。装丁も大変すばらしい。

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2009/08/29 05:28

投稿元:ブクログ

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