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初めて読んだ東野圭吾さんの小説で、一番好きな小説です。
初めて読んだ時は、ハードカバーで売り出したころだから、10年以上前でした。
奇しくも、人生をやり直せることになった直子がひたむきに生きる姿に感動しました。
最後、『秘密』がわかったとき、衝撃をうけ、涙ぼろぼろでした。
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主人公は、事故で妻を亡くしてしまうが、
実は亡くなってしまったのは、妻と一緒に事故にあった娘の心の方だった。
亡くなったと思われた妻の心が娘の肉体に宿るという不可解な事態に戸惑いながらも、
主人公ははこれまで通りの生活を始めてゆく。
理解できなかったのは、娘の体を使って夫婦の営みをするシーン。
まともな親ならそんな気にはなれないはず。
このシーン、気分が悪かった。
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とても切ないストーリーであった。
後半、山下公園での平介・直子のやりとりには思わず涙してしまった。
丁度、平介と同年齢であり娘がいる身なのでどっぷり平介に感情移入してしまったからなのだと思う。
結末の解釈はおそらく大方の通りなのだと思うが、私は藻奈美が戻ってきているのだと信じたい。そうでなければあまりにも切なすぎるので。
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筆者の人間の本質を描く作品には脱帽。
ラストは読み手としては納得がいくものだったが、自分としてはどうだろう。どこまでも考えさせられる。
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夜勤明けの杉田平介を待っていたのは、妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美の乗せたスキーバスが崖から転落したというニュース。しかし平介の驚きはそれで留まらなかった。何故なら意識を取り戻した藻奈美の身体に、死んだはずの直子の魂が宿っていたからだ。そしてその日から奇妙な二人の生活が始まって行く―――――。
この作品のタイトルは絶対に「秘密」でしかない!と読み終わった瞬間思った。娘の身体に妻の魂が宿っているのだからそれは勿論二人の秘密なのだが、そういう見え見えの秘密の他にきっちりある秘密を入れてある。そういったあたりのこの感性は好きですね。まぁ、この秘密があるからこそミステリーなんだろうけど(笑)
この作者の作品は初めて読んだが、かなり読みやすい。主人公・平介への感情移入も物凄くしやすい。従って、何度笑ったことか……いや、笑うストーリーでは無いんだけど……。
平凡で自然で何のとりえも無い主人公・平介を無理なく書き上げ、読み手側に違和感なく受け入れさすのは、やはりこの作者の力量でしょう。何の特徴もない人物程書きにくいものですから。
しかし、逆に全体的にサラサラ(←咲良個人が勝手に受けた物語の流れの印象)としてて、記憶に何時までも残る作品か?と問われればちょっと疑問。いい作品ではあるし面白いんだけどねぇ。
なんだろう?このサラサラ感は……?
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平介の妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。 年月を重ね、歳をとっていく平介と、女性として成長していく藻奈美。その間にはいろいろなジレンマが・・・
98年度のベストミステリーということで、コテコテのミステリーを期待するとNG。どちらかと言えば、恋愛小説。 直子の決断。その裏に隠された秘密が明かされるラストシーンでは複雑な思いになりました。 男性と女性、親と子では、抱く感情が違ってくるかもしれません。
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東野圭吾の秘密を読みました。妻と娘が乗ったバスががけから転落した。妻は死んでしまい、意識の戻った娘には死んだはずの妻が憑依していた、という物語です。物語が進んでいくうちに娘は小学生から中学生そして高校生になっていきます。身につまされるところ、感動するところいろいろありましたが、最後に複雑な余韻があります。東野圭吾はおすすめの本にも入れている作家なのですが、最近なぜかあまり小説を読んでいませんでした。ちょっと、東野圭吾の本を気合をいれて読んでみようかな、と思わせる作品でした。
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スキーツアーの途中バスが事故に遭い、妻の肉体は滅び、娘の体に妻の精神が宿ることによる夫婦の葛藤と、それに立ち向かうための手段を模索し、葛藤する、というところが大筋かな。題名「秘密」の意味を本当に理解できるのはラスト。「宿命」と同じような衝撃を受けた。東野圭吾氏のこのやり方はわかっているはずなのに、なぜか絶対に飽きることはない。
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最後の最後でタイトルの「秘密」が明らかに。『女は強い』でも女性としては共感できないかも。『自分が愛する者にとって幸せな道を選ぶ』ことを実行した主人公に脱帽。
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広末涼子が嫌いな私が不覚にもみちゃった映画。泣きました。そして原作読みました。また泣きました。だめだ・・・
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妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。その日から杉田家の切なく奇妙な"秘密"の生活が始まった。これは、知っている人多いんじゃないかな。映画にもなったしね。東野さんの作品のなかで、一番好きかもしれない。
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たくさんの秘密が、一つ一つ結ばれていて なんだか切なさで胸がギュッとなります。ラストはあんまり納得がいかないの。
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久しぶりに引き込まれてなかなか抜け出せない本に出会えた気がする。読んでてとても切なかったし、読後しばらく経っても、余韻が残ります。それくらいすごくよかったです。オススメ。
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もしもし若くなったら。今の記憶を持ったままで。違う肉体で。
そんな事が始まった女性の話。最後が泣ける。タイトルがわかる。
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妻と娘が乗ったバスが転落事故にあう。目が覚めた娘は、妻の意識をもっていた。
娘の分まで精一杯決めようと
決めた妻。戸惑いながらも
それを支えようとする夫。
「妻」であり続けてほしい夫。
娘を通して、新しい人生を
見出してしまった妻。
両者の心の揺れ動きが、上手く
表現されている。
でも、夫が可哀相・・(^^;