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amazon で注文しました。
(2012年6月23日)
届きました。
(2012年6月27日)
読み始めました。
(2015年01月13日)
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城昌幸は「ショート・ショートの先駆者」として知られる。
私は、城氏のショート・ショート、つまり本書を読むまで、少々狭まった見方をしてショート・ショート(以下、SS)というものを見ていたようだ。
私はSSと言えば、終ぞ星新一氏の著作しか読んだことがなかった。だからだろうか、SSと言えば分りやすい「オチ」が必要なものなのだな、と勝手に考えていた。だからか、本書を読んだときに、まず私の心に招来したものは「違和感」、それであった。
ただ、本書を読了して、その違和感というものは一種のカルチャー・ショックのようなものだったのだな、と思う。意味として、多少なりとも違うだろうが、言いかえれば「井の中の蛙、大海を知らず」といったところか。
私の敬愛する作家の一人、江戸川乱歩は城氏を「彼は人生の怪奇を宝石のやうに拾ひ歩く詩人である」と評したという。
氏の書く怪奇はただおどろおどろしいものではない。そこには悲哀、慕情、虚無、色々な宝石が輝きをもって読者を迎える。
私のお勧めは、「白い糸杉」である。
目次(覚書)
艶隠者
その夜
ママゴト
古い長持
根の無い話
波の音
猟銃
その家
道化役
スタイリスト
幻想唐艸
絶壁
花結び
猟奇商人
白い糸杉
殺人婬楽
その暴風雨
怪奇製造人
都会の神秘
夜の街
死人の手紙
模型
老衰
人花
不思議
ヂャマイカ氏の実験
不可知論
中有の世界
跋 江戸川乱歩(寄稿)
脱走人に絡る話
シャンプオオル氏事件の顛末
秘密を売られる人々
妄想の囚虜
宝石
月光
晶杯
七夜譚
神ぞ知食す
此の二人
罪せられざる罪
吸血鬼
良心
宝石匣
恋の眼
宝物
七人目の異邦人
面白い話
夢見る
宿命
もう一つの裏
桃源
影の路
分身
実在
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うーん、ちょっと古い感じは否めない。文体とか、むしろこの古さが功を奏している場合もあるんだけど、全体としては「??」で終わる小説がいくつか。もちろん、いいのもいくつかあったんだけど、のめりこむことはできなかったなあ。