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ステップ・バイ・ステップ(新書館ディアプラス文庫)

ステップ・バイ・ステップ みんなのレビュー

  • 月村 奎 (著)
  • 税込価格:6165pt
  • 出版社:新書館
  • 発行年月:2001.6
  • 発送可能日:購入できません

文庫

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みんなのレビュー10件

みんなの評価3.7

評価内訳

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  • 星 1 (0件)
5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本

依存度高めの、ちょっと危うい恋愛模様

2006/10/27 17:32

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hamushi - この投稿者のレビュー一覧を見る

 主人公の芳明は、無意識のうちに他人に頼る癖があり、肝心なところで主体性を持てずにいる大学生である。
 彼は大学に入学して早々、入るつもりもなかった陶芸サークルのメンバーにつかまり、愛想のない花村という先輩に言われた、内面的なコンプレックスを直撃するようなキツい言葉に猛反発するうちに、結局入部してしまう。
 芳明のようなタイプの子がまだ世慣れていないうちは、強引に干渉してきて一方的な評価を与えるような、キツめの指導者然としたタイプの他人に、得てして飲み込まれやすいものである。依存と反発心がないまぜになって、感情的に強く引きつけられるうちに、いつしか恋愛の色味を帯びて……というのも、ほんとうによくあるパターンではあるけれど、淡々としていてリアルな、そしてどこか懐かしさを感じさせるような文章が、読む側を自然に引き込んでいく。
 花村に対する芳明の恋心は、根深い依存心と表裏一体となっていて、対等の人間関係に基づくものとは言い難く、それゆえの危うさをも秘めている。そしてその危うさは、花村の姉・朝子の出現によって、はやばやと露呈する。
 引きこもりや不登校の経験があり、重い喘息を持つ朝子は、弟の花村に対して病的なほど依存していて、花村の生活や内面の大半を自分のために束縛していないと気が済まない。花村もまた、朝子の度を超した依存と甘えを全面的に受け入れて暮らしている。
 そんな朝子が、花村の心を急速に占めつつある芳明の存在を面白く思うはずもなく、底意地の悪いやりかたで花村をことさらに自分に縛りつけることで、芳明から強引に引き離そうとする。
 部分的に朝子と同じ性質の依存心を花村に対して抱いていた芳明にとって、花村の心が自分よりも朝子に傾くことは、ある意味自己の存在意義に関わるほどの内面の危機となる。同時に朝子にとっても、芳明は、たった一つだけの自分の居場所を奪おうとする許し難い存在であり、殺意すらぶつけて悔いることのない相手である。
 お話の途中までは、花村を挟んでの三角関係が、相当に陰惨かつ泥沼なものになりそうな不穏な気配が濃厚で、読んでいてかなり気が重かった。けれども、花村にそういう泥沼を許さないだけの器量があったため、芳明は嫉妬と自己不信の底なし沼に沈むことなく、花村と対等の恋人としての自分を見いだし、ちゃんと救われることになる。
 救いがないかと思われた朝子にも、花村以外の存在が現れて落ち着くところに落ち着くというのは、ご都合主義的であるのかもしれないけれど、そうでなければ読み物としてちょっとしんどくなりすぎるところでもある。
 正直なところ、朝子のようなタイプは、現実で出会えばもちろんのこと、お話の中の人物であるとしても相当におぞましく、気の毒な生い立ちを差し引いても同情心がどうにもわかず、読んでいて不快な気持ちにさせられる存在である。この人の毒気が強いせいか、小説全体のなかで、芳明と花村の恋愛よりも、朝子の身勝手な言動によって内面の問題をえぐられ、葛藤する芳明の心の軌跡を綴った部分のほうが印象に強く残る。芳明と花村は別に恋愛しなくてもいいんじゃないのかと思うぐらい、二人の関係を描く場面が少ないような気がするのが、ちょっとさみしい。
 月村氏の「きみの処方箋」という作品にも、朝子のようなタイプの少女が登場し、主人公たちをひどく傷つける役割を担う。
 美しく危険な人格障害者として登場する彼女たちは、物語上では脇役でありながら、主人公たちの抱える心の問題を浮き彫りにするという意味では、なくてはならない主役でもあるのだが……できればもう少しだけでも、読む側に好ましさや魅力を感じさせる人物として生み出されたなら……と、彼女たちに少し同情したくなる。

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紙の本

リアリティある大学生活

2002/02/12 07:55

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:鳩山 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 もともとそれほど興味のなかった陶芸の研究会に入った主人公の芳明は、才能のある先輩、花村の手ほどきを受けて徐々に陶芸の面白さを知ってゆく。この研究会での活動内容がかなりリアルに描写されていて、学生時代それなりに真剣にサークル活動に勤しんでいた私は懐かしくも羨ましく読めた。
 また、決断を他人任せにして、失敗すると相手のせいにする末っ子気質を花村に指摘された芳明が、自分を変えようと努力するというストーリーにも好感が持てる。依田沙江美さんの挿絵も月村さんの繊細で優しい作風にぴったり。ぜひご一読を。

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電子書籍

若者たち

2019/10/08 00:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る

大学生になり自立の道を歩み始めた主人公が初々しく、少年から青年になろうとしてる主人公が眩しい
何かと人のせいにしていた自分に気づかされ、変わろうと努力する姿に攻めも惚れたのかな
それにしても攻めの姉は、病気とかほかの理由があったとしても成人している人間とは思えない
というか両親は大学教授ということだが、攻めを含め人間として今までわがまま放題させてダメにしてしまったんじゃないだろうか
どんなにいい男でも攻めのようなコブ(姉)付きの男は嫌だ

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紙の本

これが大学生か

2002/07/13 21:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぬほりん - この投稿者のレビュー一覧を見る

大学生の友人に、大学内を案内してもらったことがある(自分は高卒社会人だった)。そのときの部室棟を思い出しました。この作品で書かれている情景と重なって。サークル、文化祭、コンパ…あー、ちゃんと勉強して大学生活というものを送ってみたかったなぁ。
この作者さんの作品は一人称が多いのですが、どうして相手役は主人公を好きになったのかがあまり書かれていなかったのが消化不良気味でした。
それと、あとがきの献立が美味しそうでした。

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2009/07/07 14:24

投稿元:ブクログ

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