紙の本
昭和歌謡大全集
2002/01/12 13:12
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投稿者:7777777 - この投稿者のレビュー一覧を見る
昭和の名曲を各章ごとにおりまぜながら作られた作品。オタクの若者とおばちゃんとの抗争を描いたもので、本人があとがきに書いているには「69」以来に書くのが楽しかったそうだが、読むほうとしてはこれほどつまらない小説はなかった。暴力の描きかたが中途半端、というかアニメチックで幼稚だった。
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やりすぎ(w
すごいスピードで読めて、なおかつうける作品。「半島を出よ」のイシハラは昔から頭変だったんだなぁ。
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もう何回読んだかわかんない。
どこに何が書かれてるのか分かっちゃうくらい、穴が開くよ!てくらい読んだ。
イシくんとノブちんが愛しすぎる。イシくんはほんとばかだけど、その存在は愛するべきだと思う。
映画はラストが違う。私は原作のがすき。未来があるから。
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なんじゃこりゃーーーって感じの終わり方!笑
人が人を殺したあとによく描かれてきた、「警察に捕まるんじゃないかという恐怖」とか「背徳感」とかいうのがきれいに切り捨てられててなんだか潔い。目が平行でない少女の描かれ方がひどいんだけどなんだかすきです。
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何か本の中の章に歌の名前をつけるのが、あんま好きじゃない(笑)なんだろ?多分好みのもんだいかな(笑)日常に潜む狂気は、わかりやすく読めた。何をきっかけに人が豹変するか、ってわかんないもんだよね。
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「チャンチキおけさ」がどんな曲か気になって仕方ない。ラスト、恐ろしいこと考えるな、村上龍。映画版のラストには別の意味で唖然とさせられたが。
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傑作『半島を出よ』の重要登場人物、イシハラとノブエの青春時代の話。
帯に
「「半島を出よ」のイシハラとノブエの狂気の青春」
と書いてあったが、ホントに狂気の青春だった。
230ページくらいしかないので1日で読めた。
そしておもしろかったです。
同じ村上でも、久しぶりに「龍」を読んだ。
やっぱり「春樹」とは全然文章も主張も違う。
オタクとおばさんが戦争します。
彼の小説はとにかく世の中に対してけんかを売っている。それがまた心地よく、爽快である。
そして彼に狂人を書かせたら右に出るものはいない。阿部和重も勝てない。
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「半島を出よ」のあとがきを読んだあと、手に取った一冊。
若者グループのトップ、イシハラとその友人ノブエの若かりしころのお話し。
というか、「昭和歌謡大全集」の生き残りたちを主役というかキーマンに置いたのが「半島を出よ」ということなのですね。
半島を・・・を読んでいるときから、イシハラさんの夢現なところが羨ましくもありつらくもあるのだけど、
私の中では「どですかでん」的な感想。
理解できそうでできないでもわかるんだよ、痛いし心地よいし、スッキリするけど落ち込む青春賛歌。
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酒を飲みながら書いてたんじゃないか、てくらいぶっとんでいて笑わせてくれる!小説を読みながら声を出して笑ったのは始めて。「半島を出よ」で感じた悪ガキの面影はここからきてるのかと腑に落ちた。ストーリーも面白いのだが、それ以上に表現が面白い!元気が出ない人にオススメです。
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2009.3
まさに村上龍。テレビで真面目に政治や経済を語る、そんな今でもこんな本が書けるんだろうか。2001年の作品で、小説の舞台も意外と今っぽくて、何だか意外。とにかく、変過ぎ!人死に過ぎ!
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初めて読んだ村上龍作品。
ありえなさそうで、今の時代ならありえるような話。
リアルな文章で時々気持ち悪くなる。
でも続きをずっと読んでいたくなった本。
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展開ありえない!
と思うのだけど、その展開の移行に違和感があまりない。
20代のコミュニケーション不全の男性チーム
対
30代後半の女性チーム「ミドリ会」
の血で血を洗う抗争が今火蓋を切る。
でもこの話にそこまで違和感をあまり感じない(結末はともかくとして)社会というのは既に結構怖いよなー。
この人たちが「半島を出よ」に出てきているのもなんか面白い。
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やっぱり村上龍の作品は格好いい。
雰囲気というか、空気というか、到底文字では表せないと諦めたくなるような何か、が完璧に表現されていることを感じることができる。
直接言葉で明示されているわけではない。
むしろ、言葉としてはありふれた、会話の連なりに過ぎなかったりする。
しかし、その連なりの隙間、行間から浮かびあがる時代の空気や人間の心理、心の奥底に誰もが抱えている得体の知れないものが、言葉を超えて読者の眼前に立ち上る。
荒唐無稽なストーリーのはずなのに、恐ろしいほど感じるリアリティ。
救いのない話ではあるけれどもなぜか元気が出るし、なにより作者が楽しみながら筆を進めているのがわかる。
お勧めです。
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夜な夜な集まっては呑んだくれ、浜辺でカラオケ大会に興ずる「若者たち」と、同じ「ミドリ」という名前を持つということで親睦を深めるオバさんグループとが、妙な一件から血みどろの抗争を始める。殺戮は次第にエスカレートし、とんでもない結末へと向かっていく……。
妙なタイトルと、それに似つかわしくない荒唐無稽な「狂った」内容。この作家の作品、何となくスタイリッシュとか都会的なイメージで見られがちな気がするが、文章や行間に詰まった「狂気」には時折、吐き気すらもよおすような感覚を覚える。
その点では―全く異なるけれども―夢野久作辺りに通じるような気さえする。
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深夜のカラオケ大会に興じる若者たちと、
同じ名前の女性が集まったミドリ会による
壮絶な殺し合いの物語。
「半島を出よ」を読んだ時に、この話が前提にあるって
いうことを聞いたので、買って来て積読になっていた一冊。
旅行に行く時に、テキトーに選んで持っていきました。
でも、失敗でしたね。
この直前に南京に行って、南京大虐殺の余韻のある中で、
読む本じゃなかったです。
簡単に人を殺しまくり、最後には街ごとぶっ潰してしまう
わけですから。
この作品だけの単純な感想を言うとしたら、
「ホントに馬鹿馬鹿しいな。」のひと言です。
オタクとおばさんってあちこちでぶつかりそうだけど、
こんな壮絶な殺し合いなんてするわけないでしょう。
そんな非現実感あふれるところが、娯楽作として
なりたっているとこなんですかね。
まあ、もっとも最近は無差別殺人とか発生しているので、
非現実と言い切れなくもなってきているような気もしますけど。
この流れを昇華させて、いろんなメッセージを織り込んだのが
「半島を出よ」ってことになるんでしょうね。
これって、もともとは俺が高校生くらいにプレイボーイに
連載されていたはず。ってことは、その当時から何度か
目にしていたってことになります。
そのころは、あまり文字のページなんて見ていなかったので、
大した記憶はありませんが、村上龍の小説があったような
気もするっていう程度の認識です。
この作品も映画化されているっていうので、
いつかそっちも見てみたいと思います。
http://teddy.blog.so-net.ne.jp/2010-08-05