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紙の本
趣味を仕事にしてしまった著者の葛藤と決断
2001/08/02 12:56
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投稿者:KAZU - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の斉藤完治氏はニュージーランド在住の日本人フライフィッシングガイドとして有名な方であった。「あった」と過去形にしたのは、現在斉藤氏は10年間のガイド生活に終止符を打ち、執筆業やその他雑誌のコーディネイト等の仕事で細々とではあるが収入を得ているからである。一旦は誰もが憧れる「趣味と仕事の同一化」を果たした斉藤氏であるが、鱒釣りを心底好きな氏の葛藤は、プロとしてのガイドを続けていくうちにどんどん大きくなっていく。最終的には、ニュージーランドの自然がなせる技であろうか、収入は得られなくとも自分の好きな釣りを自分のためにやりたいと決断してしまう。それまでの心の葛藤が美しいニュージーランドの自然と鱒との対峙の描写の中に織り交ぜられて語られている。単に釣り好きの方だけでなく、行き詰まった日本の中で人生を変えたい、何もかも忘れて好きなことをして人生を送りたい、と思っている方にはぜひともお勧めしたい本である。
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