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虚空の旅人 みんなのレビュー

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みんなのレビュー87件

みんなの評価4.3

評価内訳

高い評価の役に立ったレビュー

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2011/02/17 21:39

月の光を浴びている様なエネルギーに満ちた作品

投稿者:なかはらとまと - この投稿者のレビュー一覧を見る

まず、このシリーズを書き続けて下さった上橋先生に感謝します。なんで、こんなにこの守り人シリーズが好きなんだろう。出てくる人物にいつも胸を熱くさせられる、今回もそうだった。主人公のチャグムの言葉に行動に感動させられる。

物語りと全く違う話をして申し訳ないのだけれど、ゆるやかに心に響く、満月の光を浴びている様なそんなエネルギーに満ちたシリーズだと思うのです。上橋さんはバルサの生き写しじゃないのかなと思うのです。

シリーズ中盤、今回はバルサの物語ではなかったのが、少し残念だったけれど「これが、こう来て、こうなるわけね!」と何度も唸らされる作品の構成に脱帽。次回の期待まで高まる「虚空の旅人」

「天と海のはざまに広がる虚空を飛ぶハヤブサのように、どちらともかかわりながら、どちらにもひきずられずに、ひたすら飛んでいきたいと思う」という、成長したチャグムの言葉が未だ頭から離れない。

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低い評価の役に立ったレビュー

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2001/08/28 16:47

敵か見方か、見分ける力を持っているだろうか?

投稿者:バムセ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「精霊の守り人」「闇の守り人」「夢の守り人」の三部作で終わってしまったと思っていたら、外伝が出た。でもその三部作を読んでいなくても、これだけでもおもしろく読める。見返しの部分に地図も載っているが、物語の舞台は海に囲まれたサンガル王国。新ヨゴ皇国の皇太子チャグムは、星読み博士であり相談役でもあるシュガとともに、<新王即位の儀>に出席するためサンガル王国へと向かった。サンガル王国は、広大な海域を支配するのに地方領主<島守り>をうまく使っていた。結婚によって、島守りを王家と結びつかせ、常に妻の目を通して監視しているようなものだった。現在のサンガル王には、二人の王子と三人の王女がいた。今回の<新王即位の儀>では、長男カルナンが即位することになっていた。この祝いの席で、思わぬ出来事がおこる。
 一方、サンガル王国を囲むヤルターシ海の底には、ナユーグル・ライタという民が住んでいると語りつがれていた。そして、海の上の世界と下の世界を平和に住みわけていると考えられていた。ただ、時々海の中のナユーグル・ライタが地上を見に来るというのだ。それも、突然に、幼い子どもの魂をすいとって、その体にのりうつってしまうというのだ。そうなった子どもは、異国のことばで突然歌いだし、あとは操り人形のようになってしまうという。その子は<ナユーグル・ライタの目>といわれ、厚くもてなされた後、海に返してしまうという名目のもとに海に落とされてしまう、という悲しい運命が待つだけとなる。サンガル王国の<新王即位の儀>と時期を同じくするように<ナユーグル・ライタの目>が現れたのだ。
 異界のにおいを知るチャグム、呪術の心得のあるシュガ、サンガル王国をのっとろうと企む者、剣術に自信はあるが後先を考えず行動してしまうサンガル王の次男タルサン、賢い王女サルーナ、など登場人物もしっかりと描かれていてあっというまに話の世界につれこまれてしまう。特に、中盤からぐいぐいと引っ張られた。そして、最後まで読んだあと、もう一度初めの部分を読み返してみたくなった。1度では見つけられなかった、話のスパイスが見つかる。また、チャグムとシュガの信頼関係がとても力強く、読みおわったあとも気持ちがよかった。

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87 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

月の光を浴びている様なエネルギーに満ちた作品

2011/02/17 21:39

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なかはらとまと - この投稿者のレビュー一覧を見る

まず、このシリーズを書き続けて下さった上橋先生に感謝します。なんで、こんなにこの守り人シリーズが好きなんだろう。出てくる人物にいつも胸を熱くさせられる、今回もそうだった。主人公のチャグムの言葉に行動に感動させられる。

物語りと全く違う話をして申し訳ないのだけれど、ゆるやかに心に響く、満月の光を浴びている様なそんなエネルギーに満ちたシリーズだと思うのです。上橋さんはバルサの生き写しじゃないのかなと思うのです。

シリーズ中盤、今回はバルサの物語ではなかったのが、少し残念だったけれど「これが、こう来て、こうなるわけね!」と何度も唸らされる作品の構成に脱帽。次回の期待まで高まる「虚空の旅人」

「天と海のはざまに広がる虚空を飛ぶハヤブサのように、どちらともかかわりながら、どちらにもひきずられずに、ひたすら飛んでいきたいと思う」という、成長したチャグムの言葉が未だ頭から離れない。

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紙の本

バルサ不在の穴を感じさせない1冊

2002/01/18 18:07

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かけだし読書レビュアー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 守り人シリーズの外伝? というよりも新シリーズの幕開けだろうか。この物語にはそれまで主人公だったバルサが出てこない。変わりに主人公として活躍するのがチャグム。そう、精霊の守り人で何処か頼りなかったあの少年だ。正直、バルサが出ないということを知って楽しめるかどうか心配だったけれど、読みはじめてみるとそんな不安はどこ吹く風。面白い。

 今回の舞台はヤルターシ海にあるサンガル王国。多くの島々を支配化に収め、事実上は王家の血を引く娘たちが実権を握る海に囲まれた王国。海にはラッシャローという家船に乗って漁を行う放浪の民がおり、島々には島守りと呼ばれる長がいる。その王国に招かれたチャグムやシュガ、それぞれの国の代表達。その裏で密かに進む某国の陰謀など、展開がスリリングで飽きさせない内容。特に守り人シリーズから読んでいる者にとっては、自分の信念に基づいて行動するチャグムの成長ぶりに驚かされる。バルサ不在の穴を感じさせない1冊だった。

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紙の本

とにかく面白い。絶対読むべき!

2001/07/30 23:31

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ほし - この投稿者のレビュー一覧を見る

 <守り人>シリーズ3部作で、めちゃくちゃ面白い話の書ける作家だとということはわかっていたのだが、今回はシリーズ外伝ということで、「なんだ、皇太子が主人公なのか。子供向けに転向したのかな」などと、あんまり期待しないで読みはじめた。予想は外れ、見事な物語の世界に引きずり込まれた。
 一応児童向けということになっているが、陰謀渦巻く物語は「これ、子供に読ませて大丈夫なのか?」と不安に思う程。だけど、そこがいいのだ。大人でも夢中になるほどの面白さは、きっと子供にも伝わるはず。大人になったときにも再読しても楽しめる。極めて良質なファンタジーだ。

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紙の本

女縁

2016/06/19 22:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:わらび - この投稿者のレビュー一覧を見る

文庫本の解説で、女性の描写や女性の権力について書いてありましたが、
やはり徳目すべきはサンガルの政治体制。
設定もさることながら、登場する女性がみんな魅力的ですね。

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紙の本

たくましくなったチャグム

2016/04/30 01:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:westtribe - この投稿者のレビュー一覧を見る

記念すべき、初めてチャグムが単独主役を務める作品。
皇太子になっても、パパ皇帝からの扱いの悪さは相変わらずで。
しかし逆境に負けず、立派に成長したチャグムが頼もしい。
陰謀の犠牲になりそうな庶民の女の子と、王族の姉弟を助けつつ、外交もそつなく。
大器の片鱗を垣間見せてくれました。
きっとここでの外交成果が、のちのち生きてくるはず。

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紙の本

敵か見方か、見分ける力を持っているだろうか?

2001/08/28 16:47

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:バムセ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「精霊の守り人」「闇の守り人」「夢の守り人」の三部作で終わってしまったと思っていたら、外伝が出た。でもその三部作を読んでいなくても、これだけでもおもしろく読める。見返しの部分に地図も載っているが、物語の舞台は海に囲まれたサンガル王国。新ヨゴ皇国の皇太子チャグムは、星読み博士であり相談役でもあるシュガとともに、<新王即位の儀>に出席するためサンガル王国へと向かった。サンガル王国は、広大な海域を支配するのに地方領主<島守り>をうまく使っていた。結婚によって、島守りを王家と結びつかせ、常に妻の目を通して監視しているようなものだった。現在のサンガル王には、二人の王子と三人の王女がいた。今回の<新王即位の儀>では、長男カルナンが即位することになっていた。この祝いの席で、思わぬ出来事がおこる。
 一方、サンガル王国を囲むヤルターシ海の底には、ナユーグル・ライタという民が住んでいると語りつがれていた。そして、海の上の世界と下の世界を平和に住みわけていると考えられていた。ただ、時々海の中のナユーグル・ライタが地上を見に来るというのだ。それも、突然に、幼い子どもの魂をすいとって、その体にのりうつってしまうというのだ。そうなった子どもは、異国のことばで突然歌いだし、あとは操り人形のようになってしまうという。その子は<ナユーグル・ライタの目>といわれ、厚くもてなされた後、海に返してしまうという名目のもとに海に落とされてしまう、という悲しい運命が待つだけとなる。サンガル王国の<新王即位の儀>と時期を同じくするように<ナユーグル・ライタの目>が現れたのだ。
 異界のにおいを知るチャグム、呪術の心得のあるシュガ、サンガル王国をのっとろうと企む者、剣術に自信はあるが後先を考えず行動してしまうサンガル王の次男タルサン、賢い王女サルーナ、など登場人物もしっかりと描かれていてあっというまに話の世界につれこまれてしまう。特に、中盤からぐいぐいと引っ張られた。そして、最後まで読んだあと、もう一度初めの部分を読み返してみたくなった。1度では見つけられなかった、話のスパイスが見つかる。また、チャグムとシュガの信頼関係がとても力強く、読みおわったあとも気持ちがよかった。

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2004/12/07 09:30

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2005/05/12 22:56

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2005/11/06 21:24

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2006/01/16 14:46

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2006/10/28 00:46

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2007/12/02 01:07

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2007/02/16 01:12

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2007/03/28 00:15

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2007/05/26 00:10

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