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楳図かずお著のこの作品は、近未来のチキン工場で生まれるはずもないすごい頭脳を持った鳥人間(チキンジョージ)が驚くべきことに気づいてしまいます。
果たしてそれは何なのか。
地球が滅びの道を辿っていく中、人類は存続できるのでしょうか・・・。14歳というタイトルにこめられた意味。
そして、クライマックスは想像すらしなかったことに向かっていくのです。
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「14歳で、終わる!」
何が!?むっちゃ気になる。チキン・ジョージさんとチキン・ルーシーさんに教えてもらいましょう。
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大長編ですよ!ササミから生まれたチキンジョージ博士は天才なんだあああ!なんでしょうか、このテンションは。
一巻しか登録しませんけど、衝撃のラストが忘れられません。
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http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50824455.html
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多少意味わからんけど、とにかく一気によんじゃえます。個人的にはかなり、おもしろい。読み終わった後は、ちょっと呆然としてしまいます。後遺症の残る作品です!
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ギャー!!(笑)
チキン・ジョージの目の描写がすごい。
最後の方は・・^^;
テンションで描いてるとしか思えない。
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なんというか・・・すごい作品。
決して万人には進められないが、こういうのが好きな人にはたまらないのではないでしょうか。
この作品を最後に楳図先生は絶筆しているわけですが、手が良くなったらぜひまた描いていただきたいものです。
ちなみにこの作品の「チキン・ジョージ」は、楳図先生が住んでいる「吉祥寺(キチジョージ)」から取ったらしいです(笑)
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かつての自分があまりにもまじめにレビューを書いてて吹いた。
いまはこんな長いまじめなの書かないね。
時に人のイマジネーションというのは
天啓に近い鋭さがあると思う。
食肉=sacrificeである鳥のささみから
sacredな神であるチキン・ジョージが生まれ、
彼は人類を憎悪しつつ、動物だけをつがいで
破滅しつつある地球から脱出させようとしながら、
謀らずも人類をも脱出させたり、人類に
これから起こりうることを予言したり、
人類の実相を説いたりする。
卑と俗と聖の関係は宗教における図式さながらである。
全知全能なチキン・ジョージは人間の女性、
しかもしたたかな悪女を愛してしまい、
凡庸で子供のように純な目をした存在に
なってしまう。
この世の実相と思えることはすべて
チキン・ジョージの頭の中のことであり、
光あれと言葉を発することによって光が生じる。
意識や想念に浮かんだものだけが実態となりうるが
それ以外は存在していても無に等しい。
宇宙人は十字架の形をともなって地球にくるが
それは救い主でも地球人を心配して助けにくるのでもなく、
彼ら自身を救うためにきたにすぎず、人類は
陵辱されて、貴重な地球のエネルギーを
強奪されるだけだった。
人間は恐竜の進化したものであり、しかも
もっとも凶暴なティラノサウルスの進化した
ものだった。
「14歳で終わる」というのも、作者のインスピレーションに
もしすぎない言葉だとしたら、すごい。
14という数字はピタゴラス学派から17世紀の数字の
暗示世界探求の流行まで、ひとつのことの完結、
あるいは終了を表す数字であり、同時にそれは
個我を表す数字でもある。
聖書の数字の用例をみると、アダムからアブラハムまでが14代、
アブラハムからイエズスまでが14代、
そしてイエズスと13人目の弟子で計14人目で彼の計画は終わり、
新たな形ではじまる。
14はインド思想でいうところの新たな創造を秘めた
破壊的終了を表す数字と見られていたのだ。
「14歳」では地球が死に掛かると、子供たちが14歳で
人間の生は終わって、先祖がえりをして恐竜になる。
地球の終わりは人類の罪や業によるものではなく、
単に地球という生命体が死にかかっていたからであって、
地球もその外にある宇宙も虫の中の小世界に
すぎず、現在いる世界の外にはまた同じような
世界が芥子粒(漫画では「虫」)ほどの世界を取り巻いて
存在していることなどなど。
文章で書いてたら、実存的SFとして
海外でも翻訳されて名作とされる水準の
作品だと思う。
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チキンジョージが誕生するところで、
トリのササミ細胞に目玉ができている!って下り。ササミ細胞って楳図先生。そういうところがやっぱり好きです。
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22世紀、人類繁栄の陰で、迫り来る破滅の危機に直面していた。
植物は地球の滅亡を予知、滅亡後も宇宙に移り生き延びるであろう人間に遺伝子データと共に寄生した。
植物の滅亡によって(酸素・食料の減少)生きることができなくなるであろう動物は、チキンの培養液から生まれ、天才科学者と化したチキンジョージにより作られたロケット「ティラノザウルス号」で宇宙へ運ばれようとしていた。
やがて人類と同じ滅亡の危機を迎えた宇宙人達が飛来し、遺伝子交換による生き残りの望みを求めて人類を集団レイプするが、宇宙人達は地球人の遺伝子には未来が無い事を悟り、地球の霊的エネルギーを奪って去っていく。
地球のバランスが狂った事により、大地震、大津波、大流砂等が発生して人口は激減。
そんな中、選ばれし子どもたちは獲得した「ティラノザウルス号」で地球を脱出する。
破滅は地球に止まらず、当初の目的地であったアンドロメダ星雲にも波及している。
極小から極大に向かう空間ではすべての物が崩壊しようとする中、アメリカ少年は宇宙に飛び出す。
飛び出してみると、そこはチキンジョージの世界。
チキンジョージと同じ容姿の者たちが人間のように生活していた。
そして、今までの宇宙は1匹の芋虫のなかに存在しており、芋虫が瀕死になったことにより宇宙の荒廃が進んだことを知る。
チキンジョージらの遺伝子を手に入れ少年たちはまた元の世界に戻ることを決意する。
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人間。動物。植物。地球。宇宙。を包括する一代SF奇憚。環境問題を話題にするならこの本なしではカタレハシナイ!
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噂程ぶっ飛んでなくてやや期待外れ。冗長な感じは否めない。あと意外とエロい。プロレスとか宇宙人襲撃シーンとか。
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人間の人間のためだけの幸福を求めた行動の結果、地球の未来がどうなっていくか、チキンジョージを通して見せられる様に一気に読みました。
「漂流教室」に今、どっぷり浸かっているので、「14歳」の1巻はまだあんまり怖くはないけど、読み進めていけば、その物語の深さに魅せられると思う。
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「これは動物ではない! こんなもの図鑑にもなかった!
ぜ、全部! 全部、人間が創り出した過ちだっ!」
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楳図 かずお独特の世界観が炸裂してます。ストーリーと言い、絵と言い気持ち悪さが半端ないです。
内容としては「人間の度を過ぎた身勝手に、ついに自然が反旗を翻す」が軸。
3/11を経験した今、このテーマは身につまされるところがありますが、こういうことを20年も前に描いてるのが、さすが!
しっかし、天才と変人は紙一重と言いましょうか、全20巻のうち、中盤以降は主題がぼんやりしてく脱線多々、カオスになってく感が否めない。
同じく楳図氏の「漂流教室」も彷彿させる恐怖のサバイバル&気持ちの悪さですが、読後感はちょっと違います。
誰にでもお薦めできる漫画じゃないけど、楳図ワールドって、嫌なのに引き込まれるような不思議な吸引力があるなぁ。とか。