紙の本
不幸という名のサスペンス
2007/04/02 01:24
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:motto - この投稿者のレビュー一覧を見る
何不自由ないお金持ちの両親の家に生まれ、満ち足りた生活を送るボードレール三姉弟。 いつものように海辺で水遊びを楽しむ三人の運命を変えたのは咳(せ)き込み男のある知らせだった。
それから先どこまでも三姉弟を襲う不幸の連続。それは三姉弟の両親が子供たちのためによかれ、と思って残したメッセージから始まるのです。
本の中でなんども現れる語り手がおっしゃられているとおり、この本の大部分は不幸でできています。 そしてこのお話に幸せはほんのちょっぴりしかありません。が、三姉弟の横っ面をはたかんばかりにやってくる不幸な事件の連続がきっとあなたの手に汗握らせ、ワクワクドキドキさせることでしょう。
ハリーポッターの1〜3作目の冒頭部分、ハリーとダドリー一家とのやりとりをコメディとして捉えられる方ならこの本は非常によくできたコメディだと思えるでしょう。 またときにはシャーロックホームズや怪人二十面相を読んでいるようなハラハラを味わうことでしょう。
この本を読み終わった後、「残念だけど、不幸ってなんてドキドキするんだ。三姉弟はこの先どうなってしまうんだ。心配でたまらない。」と思えるあなたはとても正常です。 そしてもうレモニー・スニケットのとりこになっているはずです。
紙の本
可哀相です…
2002/07/10 13:36
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投稿者:しんや - この投稿者のレビュー一覧を見る
ビーチで遊ぶ三姉弟妹に、世にも恐ろしい知らせが届けられる。そして、それからの三姉弟妹の人生はみじめで、不幸のオンパレード。智恵と勇気で悪の魔の手と立ち向かっていく子供達、しかし、その結末は…
ハッピーエンドが好きな人は読むなと書かれていました。ほんとに可哀相になってきて、途中で読むのやめようかとも思いました。でも読まずにはいられないくらい先が気になります。ラストはちょっと安心な場面もありましたが、やっぱり可哀相です。
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映画化されたというので読んでみました。面白かった。立て続けに起こる不幸に頭をフル回転させて立ち向かう姉弟がかっこいいっす。個人的には、ハリポタより好き。
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最近映画になって注目されてきた1作。短くて重くはないのですぐに読めます。
確かオビだかに「どこまでも不幸」と書かれてた気がしますが、確かにどこまでも不幸かも。でも主人公3人が全くクヨクヨせず、話がトントンと進んでいくので読むのに辛くないのが良いですね。
私は2巻までしか読んでませんが、映画の方が面白いかも。
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映画版が面白かったのを覚えていて、児童書の整理をしていたときに見つけたので読んでみました!内容は映画のはじまりとラスト、という感じなんですが、映画と本の違いは特に地の文ですね。この話は語り手がかなり顔を利かせていて(というか、この本の場合作者のレモニースケット)、その皮肉った表現がいい。特に児童文学っていうのは比喩表現が独特で面白い、と思っているのですが、比喩も自らの体験を例え話にしていたりして一筋縄には行かないところもいい。ちなみにちょっとがっかりしたのが、映画のときヴァイオレットがオラフ伯爵と結婚させられそうになったときの、クラウスとの兄弟とは思えない関係が好きだったのに(まぁ、ここらへんは私の妄想なので…)本では普通だった…(普通なのが普通です。)ヴァイオレットの助け出し方も、映画のほうがドラマチックだった気がする。
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児童書と言うことを忘れて読み耽ってました。普通じゃない物語がものすごく好きで、作中の3姉弟も好きでした。おもわず『誰か幸せにしてやれよ…』って口にしてしまいます。
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10日初見。
イラッとする。ストーリーがっていうか、文 体 。しつこい。何回も閉じさせようとするな(読めば判る)。「ここでは〜〜という意味だが」も要らない。
でもストーリーは良かったんじゃないの。べっべべ別にアンタを褒めてる訳じゃないんだからねっ!
でも文体が駄目だ。うん。間違ってる。(ツンデレに続くツンツン)
どうして児童文学は比較に『ハリー・ポッター』を用いたがるんだろう。面白いかなぁ・・・。
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子どもたちがどんどんどんどん不幸の雪だるまになっていく児童書。ハリーポッター(読んでないけど)に対抗したかのような売り方だけど。個人的には、「最後の物たちの国で」で本当にどん底の不幸を読了してたので、物足りないが、まあ、子ども向けだしね。っていうか、この程度の「不幸」(…というとかわいそうだが)は、昔のグリム童話とかなんとかでは普通かも。とりあえず、第1巻ということのようなので、今後どうなるのか(きっともっと不幸になるんだろう)、ほんとのほんとの物語最後はどうなるのか。それ次第かな。(2001 Sep)
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レモニー・スニケットさんの独特の文体、私は大好きですよ。この人、焦らすのがはんぱなく上手い。そして顕著に現れる比喩表現。でもそんなに難しくはなく、誰でも読めます。こんな文章を書く人初めて見ました。誰にも真似できませんね。
クライマックスは、見事に読者の期待を裏切ってくれます。本当に。性格悪いなーだけど大好き。
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ハッピーエンド主義者ですが、一応読んでみました。か、かわいそう過ぎて、逆にはまる(笑)世にいう『お涙頂戴もの』は悲劇を見え隠れさせるいやらしさがありますが、これはもう、そんないやらしさを捨てて、堂々と書いていたので、その点が気に入りました。・・・ごめん、あまりの不幸さに苦笑した(笑)あと、とてもテンポがよくて読みやすかったです。
中学のときに3巻まで読んだのですが・・映画見てみたいなぁ・・・。
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ちょっと可哀相なお話ですが、
ユーモラスな感じも混じった素敵なお話です♪
沢山続編が出ていて長い間楽しめる本です。
映画もすごかったです!!
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ハッピーエンド好きな当方ですが、注意書きにもめげずに読んでみました。読後に何とも表しがたいもやもや感が…。また作者の文体も私にも合わなかったです。ただ独特の書き方・物語だと思うので、定番の物語に飽きた方に試してみて欲しいです。
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映画化したレモニー・スニケットのシリーズ。期待していたほどおもしろいとは感じることが出来ず、シリーズを読破できてない。いつかは読破したい。
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ハッピーエンドがお好みの方にはこの本はおすすめできません。
なぜなら、主人公の三姉弟妹に、世にも恐ろしい知らせが届けられると、あとはみじめでイバラ、不幸のオンパレードだからです。知恵と勇気で悪の魔の手と立ち向かう子供たち。その結末は・・・・・。
…ぜひ読んでみてください。
ただしもちろん、ハッピーエンドは、なしです。
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あああ・・ほんとに可哀想になる。
泣きたくなる・・。
自分がこんな境遇になったら絶対生きてけない(汗