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入試で、かなり助かった。分かりやすくて、納得しまくった。タイの修行僧の話に、かなり影響受けた。タイ行きたい…。他にもこの人の本を読みたい。
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これも大学の授業のテキストだったわけですが、面白かったのでいまだに読み返しています。体験出家エピソードと、そこから感じる国民性とか、現地の人たちの宗教のとらえ方がいいなあ。
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ちょい堅苦しいタイトルの割りに、わかりやすい内容!新書のイメージ変わりました。
「その文化の価値とか象徴を理解するところが異文化理解のひとつの大きな困難であると同時に、大きな課題なのです。」
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1回生のときに「異文化について」英文で3〜4枚書けというレポートの際、
参考資料として購入した。
小難しかったので、結局読んだもののレポートには使わなかった。笑
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日本は、あらゆる文化を取り込んで、自分たちに合うように変えてしまう、という文化を持っている。それは日本にいれば世界中の文化に触れられるメリットと、文化の重要性に対する鈍感さというデメリットを内包している。
人類学では、「族内婚」から「族外婚」に向かうことで、現在の社会への発展の基礎ができたと考えている。人々は外の文化を知ることで自分たちの文化を発展させてきた。
「書物(言葉)の宗教:はじめに言葉ありき」と「実践の宗教:はじめに行いありき」
異文化を理解する急所は境界の時間と空間にある。
境界の時間、非日常の時間の有効性
言説はひとつの権力になる。
福沢諭吉の「亜細亜蔑視」 安川寿之輔
異文化間では、何か問題が起きた時に相手を排斥するような極端なことが起きることが多い。だから、異文化理解は重要だ。
ステレオタイプ的理解は、異文化や他者に対する極端なアプローチの方法だ。そこには常に人間を人間として見る視点が欠けている。
「純粋な文化」は存在しない。
文化は異文化から孤立しては生きられない。
文化は、異文化と交わりながら発展し、形作られていく。これを「混成文化」と呼ぶ。
混成の仕方は、それぞれの文化によって異なる。その違いが文化の固有性だ。
ディアスポラは国境を越えた文化の創造者だ。彼らは少数者の立場から、誰もが共有できる普遍的な文化を創ろうとする。
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(「BOOK」データベースより)
IT化、グローバリゼーションが進み、日常的に接触・交流が増大した「異文化」を私たちは理解しているだろうか。異文化間の衝突はなお激しく、ステレオタイプの危険性や文化の画一化がもたらす影響も無視できない。文化人類学者としての体験や知見を平易に展開しながら、混成化する文化を見据え、真の相互理解の手掛かりを探る。
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[ 内容 ]
IT化、グローバリゼーションが進み、日常的に接触・交流が増大した「異文化」を私たちは理解しているだろうか。
異文化間の衝突はなお激しく、ステレオタイプの危険性や文化の画一化がもたらす影響も無視できない。
文化人類学者としての体験や知見を平易に展開しながら、混成化する文化を見据え、真の相互理解の手掛かりを探る。
[ 目次 ]
1 異文化へ向かう(文化は重い 異文化を憧れる)
2 異文化を体験する(バンコクの僧修行 境界の時間 儀礼の意味)
3 異文化の警告(異文化に対する偏見と先入観 ステレオタイプの危険性 文化の衝突)
4 異文化との対話(文化の翻訳 「混成文化」とは 文化の境界に生きる 自文化と異文化)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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・コミュニケーションの3段階 ①「自然」=本能的なもの、②「社会的」=習慣や取り決め、③「象徴」=価値、信仰
・情報の2タイプ ①速い情報=即断的に理解できる、②遅い情報=意味を理解するのに時間がかかる →遅い情報として受け取るべきものを速い情報と取り違えないよう注意
・日本・ASEAN間での文化交流の機運の高まり←経済的関係は緊密だったがそれ以外の交流がほとんど無かった。両地域の共通点は、中国やインドの大文明の影響を受けてきたことや生活様式など。
・文化は人を知る入口。だから、自国の文化についてある一定以上説明できなければ、自分は相手にとって得体の知れない人物と映りうる。バックグラウンドの枠組みがある程度把握できる相手と、全くそうでない相手とでは、どちらがコミュニケーションを取りやすい(=喜ぶ話題や忌避する話題を想像しやすい)か。ましてや、文化の画一化が進行している現代である。自己表現を怠らず、コミュニケーションの基盤を明確にしていくことが求められると思う。
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コミュニケーションの3つのレベルの話や、4つの時間の話など、いくつかのおもしろい概念を知りました。筆者のタイでの体験もたいへん興味深い。異文化を尊重しようと考えると同時に、異文化を理解する前に自文化を省みなければと思わされます。ところで「ディアスポラ」のくだりで個人的には奥田英朗著「サウスバウンド」を思い出しました。
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≪目次≫
1、異文化に向かう
2、異文化を体験する
3、異文化の警告
4、異文化との対話
≪内容≫
異文化体験から、お互いを理解しあわなければ、これからの国際社会は立ち行かないのではないか、ということ。
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海外旅行をしてその国を理解しようと思えば「違った体験」をすることが大事だという。海外に行っても、日本人同士で行動していては違った体験をしあとは言えない。一人で異文化の中に入り込んで、異文化に自分をさらけ出すということをする必要がある。
著者は「異文化を理解する急所は境界の時間と空間である」と言う。異文化は、境界の時間と空間を生きることを通して、象徴的に理解されるらしい。たとえば、タイ文化を理解しようと思えば「仏教(僧院)である」から、タイ仏教の僧として修行体験することが近道であると。
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目次:はじめに、I 異文化へ向かう、II 異文化を体験する、III 異文化の警告、IV 異文化との対話、あとがき
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備忘録的にメモ。
それまで西対東のイデオロギー対決が何より優先され、その他の疑問や不満は抑えつけられていた状態だった。この「タガ」が外れたことが、昨今世界各地で頻発する紛争や内戦のきっかけである。ヒトやモノの移動が容易になり、情報の流通も飛躍的に増大している一方で、固有の文化・宗教・民族による対立が先鋭化の傾向がある
日本は第二次大戦後、西側の一員として資本主義、自由主義で運営されてきたが、一方で、最も成功した社会主義国家と評価されることもある。言葉や宗教、生活習慣など、異文化を取り入れ同化させる許容性がある一方、共同体の閉鎖性、境界外のものへの警戒心が小さくない。
「王の身体説」王(日本では天皇)の生命と社会活動で最も重要な時間(時代)が一体化している。王が無くなると国力が弱まると信じられており、実際に経済活動が自粛停滞するなどの現象が見られる。
日本では宗教活動でよく見られるような「境界の時間」の考え方が薄れている。お祈りの時間、ラマダン、日曜礼拝など。毎日の中でゆっくりお茶を飲む習慣やランチ〜シエスタなどの境界の時間もない。緊張した状態が継続することや区切りが無いことで意識変化の機会を失うなどの弊害が。成人の日(儀式)が形骸化していることなどに良く現れている。これに代わって新人研修などがこの役割を担っているが、これで良いのか。
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グローバル化が進みつつあることで、異文化と接触する機会がますます増えている現在にあって、異文化を理解することの重要性は高まっています。本書は、そうした現状の解説と、異文化を理解するに当たって生じる問題を、多くの例をあげながら分かりやすく説明した本です。
文化摩擦やオリエンタリズムの問題なども取り上げられていますが、もう少し突っ込んだ議論を展開してほしかったという気がします。
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JMOOC OpenLearning, Japan「グローバルマネジメント(入門)」Week3参考文献。