サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

政治制度としての陪審制 近代日本の司法権と政治 みんなのレビュー

専門書

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー1件

みんなの評価0.0

評価内訳

  • 星 5 (0件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本

2001/10/21朝刊

2001/10/24 22:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:日本経済新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 著者は近代日本政治史研究の第一人者。今年一月の司法制度改革審議会のヒアリングで陪審制が民主主義にとっていかに重要な制度であるかを論述した意見表明は各方面から注目を集め、「国民の司法参加」の議論に大きな影響を与えた。
 本書は司法改革審における著者の意見表明の内容を「序論」として収容している。A・ハミルトン、トクヴィル、J・S・ミル、A・スミスらの所論を引用しつつ、陪審制が米英の民主主義の中で果たしている役割の重要性をたたみかけるように論じている部分は説得力がある。
 日本においても陪審制は自由民権期に福沢諭吉らによって提唱され、大正デモクラシー期に平民宰相・原敬の強い政治的リーダーシップによって制度化された。本書の「本論」では日本で陪審制が導入された政治過程に光を当てている。かなり専門的な内容だが、精読するとあの困難な時期になぜ日本で陪審制が導入されたかがよくわかる。この部分は著者の旧著「近代日本の司法権と政党」をそのまま収容したものである。
 司法改革審は国民の司法参加の方法として裁判員制度の創設を答申した。欧州の参審制に近い制度である。米英型の陪審制は見送られたが、裁判員制度が導入されれば、国民の司法参加は大きく前進する。「司法制度をいかに変えるかという問題は、デモクラシーの質をいかに高めるかという問題と深く関連している」という言葉が印象的である。
(C) 日本経済新聞社 1997-2001

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

1 件中 1 件~ 1 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。