紙の本
本をまたいで緊密につながる
2019/12/03 23:24
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
再読です。
『レインレイン・ボウ』を、これも再読して、
キャプテンの陶子は、『月曜日の水玉模様』の主人公だったんだ!
と、解説を読んでわかったから。
初読の時は、読む順番がばらばらで、気づいてなかった。
読む間隔も空くしね。
『レインレイン・ボウ』を再読したのは、
文庫最新刊の『我ら荒野の七重奏』のあとがきで、
主人公の陽子がこれに出ていたと知ったから。
ということで、加納朋子再読さかのぼりは、一応完結。
しかし、本をまたいで、こんなに緊密につながる加納朋子、すごい。
さかのぼりじゃないけど、このあとは『ななつのこ』に行こうかと。
あ、これもやっぱりさかのぼってるんだ。
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ごく普通のOL片桐陶子とリサーチ会社調査員萩の二人が身の回りに起きる事件を解決していきます。
ちょっと気の強い片桐さんがキュートで、間抜けで気の弱い萩君が憎めません
ミステリーなんですが、ほろ苦くて愛らしいといいますか・・・
事件をとおして毎日が輝いて見えるような作品です
読んでて気分が良かった作品でした
月曜日〜日曜日まで7作の短編にまとまっています
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実は私、満員電車とか経験したことないんですよ。徒歩とか原付とかばっかりなので、満員電車の苦しみは切実には分からないんですが、陶子ちゃんの気持ち分かりますね。今まで座れていたのに〜…!! ワトソン役の萩君はただの可愛いだけの男ではなかったんですね。なかなか包容力があって、陶子ちゃんいいなぁ〜と思ってしまいましたw 社長のポンポコ親父とか、陶子の後輩で《ドラえもんの四次元ポケット》と呼ばれるロッカーの使用主の真理ちゃんとか、素敵なキャラクターがたくさん出てきて楽しかったです。
2003/2/13
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満員電車に毎日乗り合わせる人で、名前も知らないけど顔は分かるって感じも理解できる。主人公、陶子はいつも同じ駅で降りるサラリーマン風の男を覚える。ネクタイとスーツがある間隔できっちりとローテーションされていることを知る。
ふとしたきっかけでその年下サラリーマン萩と仲良くなり、萩は企業などから人物調査を請け負う会社に勤めていることを知る。陶子と萩は探偵と助手のような関係で彼らの周りに起きるプチ事件を次々と解決していく。ありえねー。
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「普通」のOLが「普通」の日々の中の疑問を解明していく短編集。
ミステリーというくくりにはこだわらなくていいと思います。この著者の中では一番好きかなぁ。
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大好きな作家である加納朋子さんの作品の中でもとくに好きな一冊。派手な展開や出来事があるわけでもない日常のちょっとしたことから発展していく物語に引き込まれます。陶子さんと萩くんの関係も面白いです。
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元気なOL淘子さんがかなりいい!!!丸の内で起こる不思議な事件を解決していく話です。謎解きだけでなく、少しある恋愛の話もわくわくしますw
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満員電車の中でいつも主人公の目の前に座る男性のネクタイの柄から始まるお話。会社の中をうまく描いてると思う。
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あたしは、加納朋子さんという方をとても尊敬しております。
なんというか、この人の書くものはほんとうにありふれた日常といいますか身近なものが題材だったりするんですけれど、そこの中にイロイロなものが詰まっていることをまた改めて気づかせてくれると言うかどこか心に残るそんな作風でやわらかいメルヘンタッチな描写に圧巻。
とにかく好きな本です。
好きなくだりはいっぱいありますが、あえて伏せつつ読後感はどこか心温まっていると思います。
本当に身近な疑問をミステリー仕立てにしたというかそんな感じなので。
でも火サスのようなサスペンスと言うわけではなく、人死にもないですし、本格ミステリーを期待する人にはつまらないかもしてませんけど。
でもあたしはすごく好きです。
彼女の書く世界観も何もかも。
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これ、文庫本なんですが、表紙が素敵でしょ?そして、中の各章のタイトルの頭だけ読んでみると・・・?なかなか凝ってます☆これも殺人なしのミステリー。
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主人公はOL。いつもと同じ・・・はずだった主人公の片桐陶子は、通勤電車の中で不思議な人物と出会う。これが始まりだった。身近に起こる謎を解き明かしていく―そんなお話です。すごく面白いですよっ。
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陶子さんシリーズ第一弾。章ごとに曜日が入った、7つの短編ミステリー。
陶子さんが素敵すぎです。こういう同僚が欲しい…。
月曜日の水玉模様/火曜日の頭痛発熱/水曜日の探偵志願/木曜日の迷子案内/金曜日の目撃証人/土曜日の嫁菜寿司/日曜日の雨天決行
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日常で起こる小さい(?)事件とその裏側の心理の描き方がうまいですね。さすが。
短編集なので気軽に読めて、ひねりもあるので読んでて楽しく、読み終わったらすっきりします
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連作短編系推理小説。未だに水曜日の、ウィンナーの謎がわからん人がちょっと通りますよ……日曜日の全員勢揃いは何だか微笑ましく。
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偶然新聞にこの本のことが書いてあるのを見て、無性に読みたくなり本棚をあさり再読。
加納朋子の伏線は本当に透明だと思う。すばらしい。
キャラクターもいいし、加納朋子の中で1,2を争うくらい好き。