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ぼくらのなまえはぐりとぐら 絵本「ぐりとぐら」のすべて。 みんなのレビュー
- 福音館書店母の友編集部 (編)
- 税込価格:1,870円(17pt)
- 出版社:福音館書店
- 発売日:2001/10/12
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紙の本
へえ、ぐりぐらのモデルはミイラにされたネズミの標本だったんだぁ!名前の由来もわかり、付録CDでふたりのテーマソングのメロディーもわかる、ごきげんなガイドブックの登場。
2001/10/21 20:11
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る
40に乗ってしまっている私は、不幸にして『ぐりとぐら』をくぐることなく大人になってしまったのだけれど、本文にオープンにされている驚異的な総部数は、2001年8月10日現在で、
『ぐりとぐら』450万部
『ぐりとぐらのおきゃくさま』190万部
『ぐりとぐらのかいすいよく』131万部
『ぐりとぐらのえんそく』104万部
『ぐりとぐらとくるりくら』48万部
『ぐりとぐらとすみれちゃん』39万部
『ぐりとぐらの1ねんかん』33万部
ということ。
どれだけ多くの人たちが、どれだけ多くの機会、この小さな人気者たちと楽しい時間をくぐってきたのだろうと考えると、くらくら目まいがしてしまう。
前の晩に眠るとき読み聞かせてもらった絵本が、翌日再び幼稚園や保育園で登場なんてこともあるだろう。1冊を何人かの友だちで楽しんだ経験を考えれば、これらの絵本に触れた人の総数は、部数としてカウントされている数の何倍かにふくらむ。
しかも、この部数には、<こどものとも>というペーパーバック時代の数は含まれていないという(ただし、すみれちゃんの本はまだペーパーバックだけの出版)。
「ぐりぐら」の偉大さをいつまでも数字的に追っているだけじゃ仕方ないが、いやはやそれだけでも国民的、歴史的絵本という証しではないだろうか。
それに、ファンが多いからこそ、このガイドブックは成り立ったのだ。糸井重里、小林ケンタロウ、南美希子ほか有名人たちの手になるぐりぐらに寄せる思いのエッセイ、読者から寄せられたぐりぐらのコスチュームや折り紙、人形の作り方などが本文に盛り込まれている。
絵本から受け取った楽しみを、皆がそれぞれに振幅させて別の楽しみに広げている様子がわかって、とても興味深い。
なかでも私が一番うれしかったのは、付録のCDである。
「ぼくらのなまえは ぐりとぐら
このよで いちばん すきなのは
おりょうりすること たべること
ぐり ぐら ぐり ぐら」
このふたりのテーマソングに、自分なりの妙な節をつけながら読み聞かせをしてきたのだけれど、ほかのお母さんや先生などは一体どんな感じで歌っているのだろうかと考えていた。
全国の読者から応募があったたくさんの譜面が本文に掲載された上、10編がCDに録音されている。弾むようなメロディーの数々に、なるほどねえと感心させられる。
このテーマソングのメロディーとともに、ファンとしての大きな喜びは、ぐりぐらのスケッチモデルや名前の由来など、創作秘話が明かされた作家・画家姉妹コンビの対談である。
好きなものがいっぱい出来て数えられるのって、何より幸せなことだと思う。その幸せを周りの人たちと分かち合うのに役立つ話題や情報でいっぱいなのだ、この本は。
紙の本
ぐりとぐらの全てが詰まった本
2022/09/13 16:53
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投稿者:ルリノツキ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本生まれで世界中のお母さん・子供達が
なんとなく勝手に作って歌ったぐりとぐらソング、
いったいどのくらいあるんでしょう
ぼくらの名前はぐりとぐら
この世で一番好きなのは
お料理すること食べること
ぐりぐらぐりぐら
ぐりぐらぐりぐら・・・
カステラの作り方も勿論載っています
海外の本も網羅
CDもついていて60年近いぐりとぐらの歴史ぎゅうっとつまった1冊です
紙の本
ぐりとぐら
2015/10/20 18:20
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投稿者:なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
いままでのぐりとぐらに出てきたキャラクター紹介や、食べ物のレシピも載ってて、大満足な一冊。大人になって読みたい本。
紙の本
歌うものだったのね…。
2002/01/14 08:36
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投稿者:まーしゃ@B◎◎KRACK - この投稿者のレビュー一覧を見る
うっふっふっふ。でましたよ、ぐりぐら本。昨年の「母の友」12月号で、ぐりとぐらの歌が、どんなふうに歌われているか、という特集がありました。
ぼくらの なまえは ぐりと ぐら
このよで いちばん すきなのは
おりょうりすること たべること
ぐり ぐら ぐり ぐら
ってやつです。わたしはふつうに読むだけだったので、みんな歌っているんだーとびっくりしたのを覚えています。この応募がたくさんあったことが元になって、今回、ぐりぐら本が出版されることになったそうなのですが、10種類の歌の他、9カ国語で朗読されるぐりとぐらのCDもついてるこの本は、手にとっただけで笑みがこぼれるほどの、愛しい本です。作者である中川李枝子さん、山脇百合子さんのお話はもちろん、いろいろなかたのぐりぐら話、あの「カステラ」のつくりかた、ぐりぐら変身スーツ(?)のつくりかたも載ってます。
小物好きのわたしのお気に入りは、ぐりぐらのファッションや登場人物の解説“「ぐりとぐら」の世界をのぞいてみれば。”です。『ぐりとぐら』より、どちらかといえば『いやいやえん』ファンのわたしとしては、ついつい「やまのこぐ」や「おおかみ」をチェックしてしまうのでした。
どこから読んでもにっこりしてしまうかわいい本です。「ぐりとぐら」中国語朗読は、芸として身につけようかと思います。
【B◎◎KRACK】 No.106●ちょっとおおきな本棚 2001/10/31発行