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「ねぇとうさん、○○していい?」と、こぐま。とうさんは、なんでも「よしよし」と言ってくれる。ただし、その前の伏線がすばらしい!! 日常の象徴である母さんがいるからこそ、父さんの素晴らしさも光るんだろうなぁー。
作者の佐野さんって、すごいなー!!
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もりのくまの子は、母さんと2人父さんの帰りを待ちわびています。帰ってきた父さんは、「ねえ、とうさん、さんぽにいこう」というくまの子に「よしよし」と付き合ってくれます。「ねえ、とうさん、てをつないでもいい?」「よしよし」「ねえねとうさん、かたぐるま、してくれる?」「よしよし」「ねえ、とうさん、およいでくれる?」「よしよし」、なんでも父さんは「よしよし」と聞いてくれます。途中、橋がこわれているのを簡単になおしてしまう父さん。くまの子は「ねえ、とうさん、ぼくとうさんのこどもでうれしいよ。すごくとうさんらしいもの」というくまの子に、「おれは、ただ、くまらしいだけさ。くまだからね」という父さん。そんなとうさんにくまの子はあこがれ、くまらしくなろうと思うのでした。
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お父さんに読んでもらいたい本です。自分の子が「お父さんみたいなお父さんになりたい!」って思ってくれたらこんなうれしいコトはないですよね。お父さんくまと子ぐまの会話がリズムよく展開する絵本です。
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お父さんの凄さを再確認出来ちゃう絵本。
表紙からして注目ですよね・・・主人公のくまの子に比べて、お父さんの大きいこと!
この絵本の趣旨である「お父さんってたくましくてカッコイイ!」を表していますよね。
こぶしの花が咲く頃、久しぶりにお父さんが帰ってきました。
くまの子はお父さんと手をつなぎ、森の中を散歩します。
肩車をしてくれたり、流された橋の代わりに大きな木を折って川にかけてくれたり・・「お父さんってすごい!」
くまの子もいつか、お父さんのような「熊らしいお父さん」になる日がくるのでしょうね。
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こぶしの花が咲く季節、遠くで働いていたおとうさんが、久しぶりに帰ってきました。おとうさんと一緒に手をつないで歩いたり、肩車してもらったり、くまの子は嬉しくてたまりません。橋が流されていれば、木で橋を作り、みつばちの巣をなんなく取るおとうさんが、誇らしくて大好き!
久しぶりに帰ってきたおとうさんとくまの子のふれあいを描いています。くまの子のお父さんを尊敬する気持ちが伝わってくる絵本です。おとうさんは一見怖そうなのですが、素朴な絵からは優しく包容力のある様子が伝わってきます。強くて威厳のあるおとうさんが素敵な1冊です。
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佐野洋子さんのくまの本。
絵があったかい。こわくない^^(佐野さんをなんだと・・!笑)
おとうさんカッコイイ!
おとうさんにあこがれて、くまのこもちょっぴり成長する話
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『100人の心に響いた絵本100』の紹介文で引用されていた
この言葉に射抜かれた。
「ねえ とうさん、ぼく、とうさんの子どもでうれしいよ」
このまっすぐな言葉を口にするくまの子はどんな子で、
とうさんはどんなとうさんなのか。
表紙のふたりは、
もさもさでむっくりでステッキを片手になにやら思案顔の大きなとうさんと
そのとうさんをあこがれのまなざしで見つめるむすこ。
クレヨン画のような二匹は、美化されたきれいな姿というよりも
ずんぐりむっくりの体型で描かれている。
中表紙は、くまの家族のものと思われる三枚の大きさの違うタオルが干されているところ。
それだけで、なんだか幸せな家族だということが伝わってくる。
くまの家族が住んでいるのは、森の中。
雪が所々残っている中にある小屋。
くまの子とかあさんしかいないけど、
そこはとうさんが、ちゃんと「いる」ってわかる。
ホットケーキ6枚と言って、だめ3枚よ、
はちみつおおさじ3ばいと言って、だめ2はい
とかあさんに言われているくまの子。
とうさんが好きでまねしたくてしょうがない年頃なのだろう。
食べる量だって同じにしてみたいのね。
そこに姿がなくても、とうさんはいつも「いる」のだ。
とうさんは、冬の間、遠くに仕事に行っているようだ。
かあさんに、こぶしのはながさいたら帰ってくるよと教えてもらっている。
そして、こぶしのはながさき、とうさんが帰ってくる。
くまの子ととうさんはしっかりと抱き合い、
そのあと、とうさんとかあさんは、しっかりとキス。
離れていてもしっかりとした絆がある
大草原の小さな家みたいな家族なんだな。
とうさんは、あんまりしゃべらない。
「ねえ とうさん、さんぽに ゆこう」
「よしよし」
「ねえ とうさん、てを つないでも いい?」
「よしよし」
こんな感じだ。
橋が流されているよと言われると、よしよしと言って、
大きな木をバキッと折ると川に橋を渡しちゃったりする。
くまの子は、とうさんが、すごくてまぶしくてたまらないんだよね。
この言葉少ななとうさんが、唯一いっぱいしゃべったのが、
冒頭に引用した「ねえ とうさん、ぼく、とうさんの子どもでうれしいよ」のところなのだ。
「ねえ とうさん、ぼく、とうさんの子どもで
うれしいよ。すごく とうさんらしいもの」
くまの子は とうさんを みあげて、
いいました。
「おれは ただ、くまらしいだけさ。くまだからね」
とうさんは、しずかに いいました。
むすこの「とうさんらしい」という言葉に対して、
自分は「くまらしいだけさ。くまだからね」と答えるとうさん。
くまらしいという言葉は、ニンゲンらしいに置き換えるよりも、
自分らしいに置き換えたほうがしっくりくる。
とうさんという役割でいるわけではなくて、
ただ自分は自分でいるだけだよと答えているのではないだろうか。
さて、このとうさんの言葉を聞いたあとのくまの子の変化がかわいらしい。
とうさんのメッセージが伝わったのだろう。
ここに描かれているとうさん像、家族像は、古風に見える。
だが、何も男は黙って・・・しなさいということではないだろう。
どんな父であれ、息子は見ている。
そして、確実に影響を受けるだろう。
別に無口で力持ちじゃなくてもよい。
自分なりの自分と自信を持っていえる生き方ができればそれでいいのではないか。
親の自然な自己肯定は、まっすぐな親の肯定となって子どもから戻ってくる。
そして、子ども自身の自己肯定となって子ども自身の中に根づくのだ。
本書はおとうさんのための絵本でもあるのかもしれない。
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おとうさんらしさってこういうシンプルなことなんだろうなって思いました。頑張ってお父さんをするのではなく、その人らしく行動することが子どもをひきつけ、父を感じるのかなってしみじみ思いました。
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遠くで働いていたとうさんが帰ってきました。くまの子は嬉しくてなりません。
一緒に散歩に出かけたくまの子は、優しくて力持ちで、なんでもできるとうさんを目の当たりにして、誇らしさでいっぱいです。ぼくもとうさんみたいになるんだ!
子どもから絶対の信頼と尊敬を得たとうさんも幸せだけど、とうさんを目標にすると言い切れる子どもは、もっと幸せだろうなと思うのです。
5才くらいから、お父さんにもぜひ。4分。
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中古購入
佐野洋子さんだと知らずに買ってきた
タイトルからして家の者に読ませるのがいいだろうと
今日はお父さんに読んでもらいなって言ったら
え〜 おとうさんちゃんとよんでくれないから
と苦情がきた(笑)
お父さんという生き物はなぜふざけるのか
いや 私もふざけてた
うち全体がふざけてた
それはさておき
久しぶりに帰ってきたとうさんが
とっても好きなんだなっていうのが
よく伝わってくる
とうさんは熊らしくしているだけだと言うけど
子どもが求めるとうさんを頑張っている
そんな姿も見られ
微笑ましかった
親も子も
お互いに育ててもらってるんだよね
最初のホットケーキのくだりも
最後に意味がわかって
しかもそこから成長もみられる
男同士の絆のような
なんともうらやましいシーンだった
私も慕われる親になりたいものだ
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海外子女財団本。久しぶりに帰ってきたとうさんと散歩。橋のない川に木を折って橋を渡すお父さん。お父さん、くまらしいよ!
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Yさん紹介本。
こぶしの花が咲いたらとうさんがかえってくる、というところがとても印象にのこる。季節を教えてくれる花の本。
「こぶしの花かと思ったらちがう・・・」
「結局、こぶしの花が咲いたところは描かれてないね?」
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こどもにとって父親って、こんな風に見えるんだなあと思う。
私は幼少期に父から愛情という物を何一つ与えられなかったから、
実の父ではなく、そとの男性に理想の父を描いた。
でも、そんな人はだれ一人としていなかった。
父という言葉にある要素を、私はどうやって得てきたのだろうか。
そんな私も、実の子ではないとはいえ、こどもたちに育てられ、
なんとかとうさんっぽいものになっていきている。
それがとてつもなく幸せである。
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子どもが小さい頃、夫に読み聞かせをしてもらおうと思って買いました。もちろん夫も気に入りました。
くまの子が、おとうさんにあまえるお話です。おとうさんはとっても逞しくて、子どもがやってほしいことを全部やってくれる。くまのこは思わず、「すごい!とうさん!」と叫ぶ。そのときのとうさんの返しが素晴らしい!
「おれはただ、くまらしいだけさ、くまだからな」。
子どもに読んであげるとき、このせりふをとってもかっこよく読んでいました。
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久しぶりに帰ってきたとうさんぐまと子ぐまの物語です。
子ぐまは待ちに待っていたとうさんが帰ってきたことが嬉しくて嬉しくてとうさんに甘えます。
それらをすべて「よしよし」と受け容れるとうさん。
すてきなお父さんです。
でもそれはね、こどもをちゃんと受け容れなきゃとか、父親はこうでなきゃとか、そういったことではなさそうですね。
「ねえ とうさん、ぼく、とうさんの子どもで
うれしいよ。すごく とうさんらしいもの」
「おれは ただ、くまらしいだけさ。くまだからね」
この親子の会話に表れているように、ただ、くまらしくしているだけなんです。
だから子どもも嬉しいのですね。安心できるのでしょうね。
ぼくも ただ、ぼくらしく 生きられるから。
「おれは ただ ○○らしいだけさ。○○だからね」と○○に自分の名前を入れてみたらどうでしょう。
どうやら、頑張っていい親をしなくても、
自然体がいちばんなようです。
子ぐまはとうさんが大好き。
とうさんも子ぐまが大好き。
そしてもちろんかあさんも!
大好きがいっぱい詰まっていて心が温かくなりました。