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イヴの七人の娘たち みんなのレビュー

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みんなのレビュー46件

みんなの評価4.0

評価内訳

46 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

科学嫌いな本好きさんに、お薦めの一冊。

2002/02/26 19:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:3307 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 2002年の正月に読もうと、楽しみに用意した一冊。カバーの写真が美しくて嬉しくなりました。カバーを外すと、秘密の古文書めいた、風格ある装丁で期待は更に膨らみました。

 じっくり読みました。堪能しました。科学の世界の魅力を、予備知識が皆無な門外漢の私に、こんなに豊かに伝えてくれた本は初めてです。

 DNAを調べることで、古代の人たちがどう生きてきたのかを読み解く。こんなことが出来るのなら、「未来の科学」ではどんなことが出来るようになるのだろう。
 そう、わけもなく希望を感じてしまう一冊でした。

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紙の本

自分の祖先は7人のうちの誰?

2002/03/27 13:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やすぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

 現代ヨーロッパ人(6億5千万人)の祖先は、わずか7人の女性である。
 こんなキャッチコピーの新聞広告に興味を持ち、すぐにこの本を探しに本屋へ。
 ところが、立ち読みするには密度の濃すぎる内容。購入してすぐに読み始めた。
 なぜ6億5千万人もいるヨーロッパ人の祖先が7人の女性まで辿りついたのか。
 それは世界中のゴールデンハムスターが、たった1匹のメスの子孫であることが判明したことで始まる。
 これを人間に応用した研究過程は、文系の私にもわかりやすく解説されていた。
 そして7人の女性たちにはそれぞれ名前がつけられ、現実感がさらに増す。
 彼女たちがどんな時代に生まれ、どんな生活を送ってきたのか。
 この部分だけはフィクションであるが、歴史的背景と共にひとりひとりが 小説のように活き活きと描かれている。
 また全世界の人々の血液型の特徴やRhの型についての興味深い話もある。
 日本人の祖先についてはまだ研究の途中のようだが、9人の母までが確認され 「早く日本人の研究もして欲しい」と期待させる1冊。

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紙の本

第一人者自らが語る遺伝子学の奥の深い世界

2002/03/09 11:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:フォックス - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ミトコンドリアDNAを手がかりに人類の進化を探る壮大な知的冒険の様子を学者自らが綴っている科学ドキュメンタリーである。遺伝子工学の急速な発展を考えると、著者の仕事の歴史が現代遺伝子学の科学史である。
 自説を証明したい科学者とそれに真っ向から反対を唱える学界の権威との静かな戦いがゆっくりと進行する。かつての助手に反旗を翻されたりもするがやがて著者はその科学手法を確立していくのである。
 DNAによる鑑定という言葉が聞かれるようになって久しいがそれがどのように使われるかを知っている人は少ないだろう。本書では母系にしか伝わらないミトコンドリアDNAとその突然変異周期を手がかりに人類のルーツを探る物語である。
 本書の後半では著者は自分の探り出した人類の7人の祖先たちの当時の生活を物語仕立てで説明してくれており、普通の科学書とは趣の違う感じに仕上がっている。

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紙の本

2001/12/23朝刊

2002/01/15 22:17

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:日本経済新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 あまり役に立たないことだが、やってみたい誘惑にかられることがある。祖先探しである。ただ、さかのぼれる世代には限度があるし、家系図が整っていても千年より先は霧のかなた……。何千年、何万年も前の祖先を探すのはできない相談と考えられてきた。
 科学・技術はそうしたことを可能にしてくれた。著者が使った手がかりは母系、つまり母親から娘にしか伝わらないミトコンドリアDNA(デオキシリボ核酸)である。方法の詳細は本書に譲るが、著者が出した結論は現在欧州に住む人のほとんどが七人の祖先(女性)から分かれた。もっとたくさんの祖先がいたのだろうが、娘が生まれなかったことなどの理由で途中で断絶したのである。
 そして、とてもよいことだと思ったのは、著者がその一人ひとりに名前をつけたことだ。四万五千年前のギリシャに生まれたアースラや、中東のユーフラテス川の上流地域に生まれたジャスミンといったように。彼女らが生きていた時代の様子(こちら多分にフィクションが入っている)の描写と相まって、硬い科学・技術の話がぐんと身近なものになっている。
 「一万七千年前の北イタリア・トスカーナ地方に住んでいたタラという女性の子孫」という著者にあったことがある。すでに日本人を含めて三十五の祖先を特定しているという。また、男はお呼びでないミトコンドリアDNAとともに、男特有のY染色体の解析を進めているとも。本書でも少し触れているが、その解析によって男が行った外征や侵略といった歴史上の出来事が裏付けられるかもしれない。
 人類共通の祖先は二十万年前アフリカにいた一人の女性であった、というミトコンドリア・イヴ説が十六年前に出た。本書によって、それはかなり信ぴょう性が高くなったと言える。と同時に、祖先をたどる作業を読むと、日ごろ「〓〓民族だ」「○○国民だ」などと言っていることが、何か小さなことのように思えてくる。これも科学・技術がもっているロマンの一つだろうか。
(C) 日本経済新聞社 1997-2001

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紙の本

目次・関連情報

2001/12/11 09:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る

【目次】
プロローグ
第一章  きっかけは五千年前に死んだ「アイスマン」の発見
第二章  DNAとはどんなものなのか
第三章  血液型から遺伝子へ
第四章  スペシャル・メッセンジャー
第五章  ロシア皇帝とわたし
第六章  太平洋の謎
第七章  偉大なる航海
第八章  最初のヨーロッパ人
第九章  最後のネアンデルタール人
第一〇章 狩人か、それとも農民か
第十一章 不愉快な出来事
第十二章 チェダー人は語る
第十三章 男性の遺伝子——アダムの登場
第十四章 七人の娘たち
第十五章 第一の娘 アースラ
第十六章 第二の娘 ジニア
第十七章 第三の娘 ヘレナ
第十八章 第四の娘 ヴェルダ
第十九章 第五の娘 タラ
第二十章 第六の娘 カトリン
第二一章 第七の娘 ジャスミン
第二二章 ホモ・サピエンスは世界へ
第二三章 自分とは?
謝辞
訳者あとがき

【ナビゲーター田口善弘氏による書評】
新しい人類観をちょっと予感させる楽しい科学啓蒙書

【関連コーナー】
『イヴの七人の娘たち』から広がるブックリスト〜イヴはイヴに留まらない〜

【参考】
ジーン・アウル著『大地の子エイラ 始原への旅だち 第1部』(上・中・下)評論社

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2004/10/05 17:18

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2005/05/02 15:27

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2005/06/07 09:23

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2005/06/30 02:48

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2005/11/22 22:02

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2006/03/25 23:19

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2006/11/29 06:46

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2006/11/30 15:05

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