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ホーキング、未来を語る みんなのレビュー
- スティーヴン・ホーキング (著), 佐藤 勝彦 (訳)
- 税込価格:2,750円(25pt)
- 出版社:アーティストハウス
- 発行年月:2001.12
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紙の本
興味ある書
2003/06/25 05:48
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投稿者:濱本 昇 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ステーヴン・ホーキング、筋萎縮性側索硬化症に冒された天才理論物理学者である。彼の「ホーキング、宇宙を語る」の続編である。
相対性理論から最近の宇宙論、そして人類の未来まで包括して述べられた書であった。理論物理学者の書と言っても、本書は一般読者向けに書かれたものであり、豊富なイラストと共に分かりやすく書かれていた(というものの理解出来ない説明も多々あった)。
最も興味を引いたのは、人類が宇宙人を探そうが、我々と同レベルの知的生命に出会うことは、まず無いということである。少し考えれば理解出来るであろう。宇宙は誕生して150億年経過している。それに対し、人類の歴史は多く見積もっても100万年である。150億年と比較すると、本当に一瞬の間である。この一瞬の間同士の接点がどこにあるのかと言うのである。もし、生命に出会うとしても、人類よりもっと絶対的に下等なものか、逆に絶対的に高等なものかどちらかであろうという。全く、その通りだ。
その他にも、多次元の世界、超ひも理論等、以前本で得た知識が再び説明されており、興味深く読む事が出来た。宇宙って不思議だ。
面白い原理が記載されていたので紹介しておこう。それは、「人間原理」というものである。その原理とは、「私達が今見ている宇宙の姿が、そのようであるのは何故なのか? もし少しでも異なるならば、私達はここに存在しなくなってしまう、つまり宇宙を認識する人間が存在しない宇宙は認識されず、認識されるのは今のような人間の誕生する宇宙のみである」という考えである。
本書の解説で知ったのだが、著者には子供がいて更に孫までいるそうである。車椅子に乗っている著者からは、考えられない。失礼だったと思った。
紙の本
SFを楽しむには、まずこの本を読もう
2001/12/24 18:05
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投稿者:神楽坂 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホーキングは確かに偉大だと思うが、日本ではスター性が先行しているようだ。宇宙論には興味がなくても、ホーキングという名前だけは知っている。そして、この本の前作にあたる「ホーキング、宇宙を語る」は読んだという人は多いだろう。幸いにして、彼の理論は現代宇宙論の本流といってよく、他の理論は知らずに、この本の内容だけを信じても概ね問題は無い。本来ならかなりの予備知識が必要な難解な理論を、平易に語ってるのがありがたい。内容的には、講談社「ブルーバックス」シリーズを何冊か読んでも同じことなのだが、あれは「一般向け」と銘打っているにも関わらず難しい。量子論(ミクロの世界)と相対性理論(マクロの世界)をいかに調和させるべきか、そして、統一理論の問題は宇宙論の最先端なのだが、SFの世界を体感するごとくエキサイティングなものでもある。
紙の本
読む価値があったと思うが、内容を本当に理解できたか疑問
2003/06/01 18:14
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投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最先端の理論物理学の内容を、素人に解りやすく説明しようとしている。その点はよく解る。良く工夫して書かれている。図版が多く、一見内容も解ったような気になる。しかし本当にその内容を理解できたか、疑問である。私には「A Brief History of Time」の方が解ったよう思う。現に一流の科学者の間で研究され、議論されている事柄を、素人が本当に理解するのは難しい。しかし、いくつかの超ひも理論の双対性、M理論とか、ブレーンとかについて初めて知った、興味深い。興味を持たせられたということは、この本に読む価値があったということであろう。
紙の本
天才物理学者が解き明かす、驚愕の最先端宇宙像
2002/01/06 01:04
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投稿者:小林浩 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ベストセラー『ホーキング、宇宙を語る』出版から十数年、車椅子の天才物理学者ホーキングが2001年、ついに続編を発表し、それが早速邦訳出版された。今回の本でまず驚くのは、ほとんどずべてのページにフルカラーCG図版が掲載されていることだ。すべての図版がフルカラーであり(もちろん古い写真や絵はセピア色のものもあるが)、視覚的理解への配慮は前著より数の上でも分かりやすさの上でも数段向上している。さらに、前回の本が一章ごとに深まるかたちで彼の最先端の宇宙理論を展開していたのに比べ、本書ではそれぞれの章を独立したものとして読めるのも特徴的。予備知識としてアインシュタインの相対性理論および彼以後の宇宙物理学について概説する第一章、第二章の後は、どの順番からでも読めるように工夫されている。宇宙に始まりと終わりはあるのか、タイムマシンや未来予知は可能か、そもそもこの宇宙とはいったいどのような構造をもっているのかといった問いが、一般相対論、量子力学、超ひも理論、M理論、ブレーン世界論を通じて解き明かされる。面倒な数式は一切なし。無限かつ有限な宇宙像や11次元の世界と聞いただけで混乱する読者も、本書なら楽しんで理解を深めることができるだろう。
※世界は11次元?→グリーン著『エレガントな宇宙』
人文・社会・ノンフィクションレジ前コーナー12月25日分より
(小林浩/人文書コーディネーター・「本」のメルマガ編集同人)
紙の本
クルミの殻の中の宇宙(目次より)
2002/01/02 21:33
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投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
【目次】
序文
第1章:相対論について
アインシュタインはいかに二十世紀物理学の二本の柱である相対論と量子論の基礎を造ったのでしょうか?
第2章:時間の形
アインシュタインの一般相対論は時間に対して深遠な概念をあたえています。相対論と量子論はどのように調和させることができるのでしょうか?
第3章:クルミの殻の中の宇宙
宇宙にはいくつもの歴史があり、そのひとつひとつがごく小さなクルミにより決まっているのです。
第4章:未来を予測する
ブラックホール内で情報が失われると、私たちの未来を予測する能力はどのように弱められるのでしょうか?
第5章:過去を守る
時間旅行は可能なのでしょうか? 高度な文明では、過去に戻って歴史を変えることができるのでしょうか?
第6章:私たちの未来は?
私たちの未来は《スタートレック》に描かれているようになるのでしょうか? 生物学的生命や電子的生命は、今後どのようにその複雑性を発達させていくのでしょう?
第7章:ブレーン新世界
私たちはブレーンの中に住んでいるのでしょうか、それともただのホログラムにすぎないのでしょうか?
用語集
推薦文献
訳者あとがき
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