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紙の本
ノンミステリーの作品が印象的な短編集
2018/12/09 11:31
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編4作。二作目『シヴァ・セリム』は、どことなくスタイリッシュな感じの作品。全くミステリー要素はないと言ってもいいのですが、御手洗の優しさと魅力が詰まった一品。余韻が素晴らしく、ミステリーでないのにすごく良かった!最後の『さらば遠い輝き』はレオナの御手洗に対する想いに関する切ない作品。これもミステリーではなかったのですが、この短編集はミステリーでない作品の印象が強く残りました。
紙の本
力技が好き!
2002/03/31 22:04
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投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
御手洗潔もの4作が収録された短編集。
あいもかわらず「便器が何度も壊される」といったような、ちょっとヘンな謎から、絶妙な美技・強引な力技を使って予測もつかないような解決を導き出す御手洗潔、さすがです。後から考えてみると、この人以外が書いたなら「何だ、それは!」と怒りたくなるような突拍子もない話なのですが、今まで作者が作り上げてきた御手洗潔のイメージのおかげで、妙に納得、おもしろいミステリ、すごいミステリを読んだな、という気分にさせられます。
4作のうち2作はミステリではないのですが、これがなかなかおもしろい。作者はミステリというよりも、小説がウマイんだな。とはいっても、御手洗潔の力技に魅了されている自分としては、やっぱりミステリが読みたかったです。ちょっと物足りなく感じました。
電子書籍
ノンミステリ作品が魅力的
2019/01/03 11:38
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「IgE」「SIVAD SELIM」「ボストン幽霊絵画事件」「さらば遠い輝き」の短編4作品が収録されいる短編集ですが、「SIVAD SELIM」と「さらば遠い輝き」はノンミステリ作品でとても印象的です。個人的には「SIVAD SELIM」が御手洗の優しさが凝縮されたエピソードで好きです。
紙の本
本格ものではないような…。
2002/06/06 13:16
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投稿者:山猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
御手洗シリーズの短編集。「I&G」は、ファミレスの子供用便器が三度続けて壊されるという事から、殺人未遂事件へと発展する。「SIVAD SELIM」これは、事件ではない。石岡が御手洗と二人で出演して欲しいとボランティアに頼まれる。「ボストン幽霊絵画事件」は、ある工場の看板の一箇所に何発も銃弾をうけ、その謎をハーバードに通っていた御手洗が解いていく。それは、殺人事件に繋がっているのだった。「さらば遠い輝き」。これは、石岡が書いた物でなく、ドイツ人ジャーナリストが書いたという形になっている。これも、事件ではない。
御手洗の華麗なる推理は、一体いつみられるのだろうか。