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みんなのレビュー6件

みんなの評価3.2

評価内訳

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  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (1件)

高い評価の役に立ったレビュー

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2002/03/07 15:50

島根の知名度を押し上げた男

投稿者:りさこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 竹下登、彼は彼が越えようとした田中角栄よりもとても体の小さい男だった。誰よりも野心家で、誰よりも努力家で、誰よりも淋しく悲しい男だった。
 私は彼と同じ島根県出身だ。日本の片隅で、これといった大きな産業もない小さな県である。東京の人に出身を聞かれて説明しても、たいていの人は鳥取県と間違えるような影の薄いところだ。しかし竹下登の出身県だというとたいていの人は、ああという顔をするが、喜んだりはしない。それは竹下登という人が、どういう政治をしてきたかということを日本人がよく知っているからだろう。

 いま鈴木宗男氏が世の中を騒がせている。彼が北海道にしたこと、北方四島にしたこと、アフリカにしたことが次第に明らかになって来ている。この本を読んで鈴木氏と竹下登とどれほどの差があるのだろうかと、考えながら読んだ。地元にお金を流し、お金で周囲を固め、一つ一つとのし上がっていく。その方法は全く同じだ。これはこの二人に限ったことではなく、きっと政治家なら当たり前のセオリーなのだろう。しかし、方や辞職寸前、方や総理大臣だ。

 田中角栄ほどに、竹下登という人はまだ語られていないけれど、彼の正体はまだまだこれから明らかになっていくだろう。こうした本が出るのがとても楽しみだ。

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低い評価の役に立ったレビュー

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2002/04/10 11:51

佐川急便が竹下を追い落とした?

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この本の言いたいことは、
・田中角栄の引き立てで急成長した佐川急便の創業者佐川清は田中角栄を生涯崇拝し、田中角栄を裏切って「経世会」を旗揚げし田中派を乗っ取った竹下登を憎んでいた。
・そこで皇民党を使って竹下誉め殺し作戦を展開。竹下は円形脱毛症にまでなる。竹下は暴力団の石井進を使って皇民党に誉め殺しを止めるよう依頼。皇民党がやめる条件として示したのが竹下による田中への挨拶。これは事前にマスコミにリークされテレビカメラが見守る中、竹下は田中邸を訪問し「門前払い」を食らって国民の前に恥をさらす。
・竹下と石井の仲介の労をとったのが東京佐川の社長渡邉。これは後にリークされ、渡邉も佐川急便を追われる。これも渡邉による佐川急便乗っ取りを恐れた佐川清の陰謀とされている。

 たったこれだけのことを言いたいが為に、本一冊出すなよ。これでもうあなたはこの本を読む必要はなくなりました。ちなみに、私は竹下はそれなりに立派な政治家だと思っています。経世会による田中派乗っ取りも竹下は神輿に担がれただけで、田中派若手が院政を引いて権力を独り占めする田中のやり方に反発したからこそ可能となった。田中派は元々金とポストのたらい回しだけで肥大化した烏合の衆。それを田中角栄は自分を慕って集まった「田中軍団」と勘違いしたところから話はオカシクなったということもきちんと触れないと片手落ち。

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6 件中 1 件~ 6 件を表示

紙の本

島根の知名度を押し上げた男

2002/03/07 15:50

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りさこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 竹下登、彼は彼が越えようとした田中角栄よりもとても体の小さい男だった。誰よりも野心家で、誰よりも努力家で、誰よりも淋しく悲しい男だった。
 私は彼と同じ島根県出身だ。日本の片隅で、これといった大きな産業もない小さな県である。東京の人に出身を聞かれて説明しても、たいていの人は鳥取県と間違えるような影の薄いところだ。しかし竹下登の出身県だというとたいていの人は、ああという顔をするが、喜んだりはしない。それは竹下登という人が、どういう政治をしてきたかということを日本人がよく知っているからだろう。

 いま鈴木宗男氏が世の中を騒がせている。彼が北海道にしたこと、北方四島にしたこと、アフリカにしたことが次第に明らかになって来ている。この本を読んで鈴木氏と竹下登とどれほどの差があるのだろうかと、考えながら読んだ。地元にお金を流し、お金で周囲を固め、一つ一つとのし上がっていく。その方法は全く同じだ。これはこの二人に限ったことではなく、きっと政治家なら当たり前のセオリーなのだろう。しかし、方や辞職寸前、方や総理大臣だ。

 田中角栄ほどに、竹下登という人はまだ語られていないけれど、彼の正体はまだまだこれから明らかになっていくだろう。こうした本が出るのがとても楽しみだ。

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紙の本

佐川急便が竹下を追い落とした?

2002/04/10 11:51

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この本の言いたいことは、
・田中角栄の引き立てで急成長した佐川急便の創業者佐川清は田中角栄を生涯崇拝し、田中角栄を裏切って「経世会」を旗揚げし田中派を乗っ取った竹下登を憎んでいた。
・そこで皇民党を使って竹下誉め殺し作戦を展開。竹下は円形脱毛症にまでなる。竹下は暴力団の石井進を使って皇民党に誉め殺しを止めるよう依頼。皇民党がやめる条件として示したのが竹下による田中への挨拶。これは事前にマスコミにリークされテレビカメラが見守る中、竹下は田中邸を訪問し「門前払い」を食らって国民の前に恥をさらす。
・竹下と石井の仲介の労をとったのが東京佐川の社長渡邉。これは後にリークされ、渡邉も佐川急便を追われる。これも渡邉による佐川急便乗っ取りを恐れた佐川清の陰謀とされている。

 たったこれだけのことを言いたいが為に、本一冊出すなよ。これでもうあなたはこの本を読む必要はなくなりました。ちなみに、私は竹下はそれなりに立派な政治家だと思っています。経世会による田中派乗っ取りも竹下は神輿に担がれただけで、田中派若手が院政を引いて権力を独り占めする田中のやり方に反発したからこそ可能となった。田中派は元々金とポストのたらい回しだけで肥大化した烏合の衆。それを田中角栄は自分を慕って集まった「田中軍団」と勘違いしたところから話はオカシクなったということもきちんと触れないと片手落ち。

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2005/08/15 02:41

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2005/12/02 22:32

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2010/12/05 20:10

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2015/09/15 21:47

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