紙の本
長編のはずが
2021/09/13 17:49
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投稿者:凛子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みはじめる前は、たっぷりあると思っていた長編が、どんどん残り少なくなって行く。
あと半分もないと思うと、読むのが惜しくなって来る。
紙の本
起き上がる
2016/08/12 23:31
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投稿者:mino - この投稿者のレビュー一覧を見る
土葬の村で立て続けに起こる不審な死。
村に伝わる鬼ーー起き上がりと呼ばれる屍鬼の伝承が、確かな影として現れる。
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ここまで不穏な気配でしかなかった恐怖の元凶が、確かな存在として姿を現す。
人知れず立ち向かおうとする人々の元に、屍鬼の魔の手が伸びる。
物語が動き出す、第3巻。
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3,4巻辺りで読むペースMAXになる。
それくらいに話が進んで、面白い。
4巻を買い忘れると、次が読みたくなってしょうがない。
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ひょっとして心理トリック的な要素があるかもしれない。。。と深読みしながら読んできたのだけれど、ようやく、タイトルが、ホントだったのねという感。
2004/10/18
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文庫版では全5巻の「屍鬼」、そのちょうど真ん中となるこの三巻は、ちょうど物語のターニングポイントになっています。
ここで主役の一組、室井静信と尾崎敏夫の事態に対する認識が変化します。次いで結城夏野も真実に気付いてしまう。
いよいよ真実へと物語の目が向けられます。
そして段々と、ここまでで描かれてきた人間関係が明確な伏線として浮かび上がってきます。
ここからが、この作品のジャンルが「ホラー」である所以なのかも知れません。
描写もすごいものがあります。
「襲う」シーンは生理的な嫌悪を抱くかと思えば、シーンによっては妙なエロスも感じたり。
人物だけでなく、こうした情景の書き分けは小野さんの技量に感服します。
じわりじわりと主人公たちにも忍び寄る「死」の影。
村に新しく出来た葬儀社や診療所が、これからの静信と敏夫の運命を暗示しているようで次巻が恐ろしいです。
問題として、やはり登場人物が多いので、主要キャラ以外は名前とキャラクターがなかなか一致せず、どんな住民だったのか、思い出すのに少し苦労してしまう、というのはありますね。
だいぶ生存者が減っているとはいえ、それがイコール登場人物の減少に結びつくわけでもありませんし。
それにしても本当に、「死」というものについて考えさせられる物語です。
ところでこれを読んでいて、ちょっとした頭痛でも何か重大な病気の前兆では、とすぐ不安になってしまった(なってしまう)人は挙手
( )ノ
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ここら辺から登場人物が死んでいくペースが一気に早くなる。死ぬためだけに作られたキャラから主要キャラまで、バッタバッタと死んでいく。
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やー、このまま行ったらどうなっちゃうの?みたいな。
頼みの綱だったのにあんたたち!みたいな軽い絶望を感じながら4巻へGO。
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逃げ場のない恐怖の底に堕ちた村で、深夜、何者かの影が蠢き始めていた。窓の外に佇む凍えた気配、往来の途絶えた村道で新たに営業し始めた葬儀社、そして、人気のない廃屋から漏れる薄暗い灯……。その謎に気付いた者たちの背後に伸びる白い手。明らかになる「屍鬼」の正体。樅の木に囲まれた墓場で月光が照らし出した、顔を背けんばかりの新事実とは──。もう止まらない、驚愕の第三巻。
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長い小説です。文庫版だと全5巻です。しかし、ストーリーは面白いので飽きる事なく読破出来ると思います。ただし、文章が堅い(?)ため、読み難いです。更に、台詞等によるキャラ立がなってません。
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話の流れに関わる人物が大人から子供へ(といっても学生)。子供達の方が嗅覚するどく、そして行動も突飛にかつ着実な事をしてくれるのが尤もらしい。彼ら三人とその周囲の子供達とのやり取りと台詞まわしとが好きで、ここはさくさく読みすすめました。
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そして、そろそろ謎のしっぽが掴める頃。人間を襲う謎の死。その裏に蠢いていた原因がチラホラと見え出す。そして坊主と医者の活躍、真実に気づき出す子ども達。だんだんと物語の全貌が見え出す頃だが、死の連鎖は止まらない。恐怖が、先を知りたいと思う気持ちに変わる巻。この辺まで★4つ。
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村を汚染して行く「死」の正体が明らかになろうとして行きます。
深夜に読んでいたせいかもしれませんが、正直、ザジはこの巻が一番怖かったです(泣)。
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医者とその幼馴染である寺の住職は、村で起こる奇怪な現象の原因を確定する。
そして異変の原因に気が付き始める村の子供たち。
原因は起き上がり、すなわち「屍鬼」。
土葬が習慣のその村では、「それ」に感染した人々は、埋葬されたあとに「起き上がる」。そして村を徘徊し、さらに犠牲者を増やしていくのである。
じわじわと闇に追い詰められていくような不安な感覚と、閉塞感。眩暈がするような悪循環。
そして物語は中盤以降、どうすることもできない人間社会の不安から、「起き上がってしまった」屍鬼たちの悲しみを描き始める。
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半日で読み終わっちゃった。
やっと村人たちが死に続ける理由が明らかになった!
でもこれから夏野がどうなるのか、それに、真相に近づきつつあるかおりたちと敏雄・静信がどうやって協力していくのか、楽しみ〜
これを書いてる時間ももったいない。
続きを読もーっと。
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二巻から勢いづいてそのまま一気読み。
"何かがおかしい"と気づき始め、対策を練る医者&坊主チームと小中高生チーム。
"志村うしろ!!"じゃないけど、この2チームがお互い"言っても信じてもらえないから自分たちでなんとかするしかない"と思っていて、交差することがないのがはがゆい。
まぁそこも狙いの一つなんだろうけど。
"起き上がり"の証明のため墓を暴きに行ったりとハラハラドキドキの展開。
イライラするぐらい消極的な坊主と組むより、医者と夏野のコンビだったらもっと事態はいい展開になっていたはず。
他にも夏野の父などイライラさせられる人間の描写がうまい。
これはやはりたの一巻の退屈さを耐えてこそ。
襲うものも襲われるものも顔見知りというのが怖いね。