- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
紙の本
朝もやの中で鳴くカッコウの声。さわやかな北国の春を感じさせる絵本。
2002/05/21 14:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:杜若 - この投稿者のレビュー一覧を見る
北海道の春はまだ雪がいっぱい。でも、春がきたことは風や雪のにおいでわかります。
「空が あかるくなって、木のまわりが まあるくとけだす。」
そして、道がどろんこになり、川べりにはねこやなぎが芽をふきます。
雪がとけだすと、いろんな人がやってきます。くすり屋さんにニシン売りのおじさん。
家のなかにも暖かな春の日ざしがさしこんできます。
春休みも終わって、新学期が始まると、馬も冬の蹄鉄から春のものにとりかえます。みどりが色こくなってきたころにカッコウが鳴き始めます。
「朝もやのなか、カッコウの 声が こだまする。」
りんごもさくらも、なにもかもがいっせいに花ひらく北国の春、そんな春を待ちわびる農家の女の子の生活を描いています。
「夏」から始まった小泉るみ子さんの四季の絵本。「冬」「秋」そして「春」と四季がそろいました。
芽吹き始めたから松の林のやわらかいみどりの色合い、プラウでおこされた黒土のやわらかく、暖かそうな質感。一ページ、一ページがていねいに描かれ、絵として飾っておきたいような美しさがあります。春を待ちわびる心、春を楽しむ気持がいっぱいです。季節感の乏しくなった今の時代には、ちょっとなつかしさを感じる絵本です。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |