サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

三流 みんなのレビュー

文庫

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー4件

みんなの評価3.3

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (1件)
  • 星 1 (0件)
4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本

根性だけでは三流、という世界

2002/07/28 15:43

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:17Caesun - この投稿者のレビュー一覧を見る

スポーツイベント等で司会、記者としてTV出演し、ひんしゅくを買っている述者の
プロ球界引退までを綴った本。かつて雑誌『Tarzan』に連載していた「敗者の勝算」
をまとめ、加筆したものと思われる。

それにしても『三流』というタイトルはいただけない。現在TVに出ている述者は本当に
「三流」という感じである。(TV自体が三流といわれても仕方のないメディアであるが)
しかし、この本に描かれている述者の人生は三流とはほど遠い、努力しながら報われ
なかった人間の物語である。敗者ではあっても、三流ではない。三流とは努力もしない
人間のことではないのか。

タイトルを三流としたのは、選手として目標とする父親に遠く及ばず敗れ去った
自分への不甲斐なさからつけたものだろう。しかし、現役時代の彼を三流としてけなせる
のは彼自身だけだ。父に及ばなかったから三流、というのは彼だけの基準である。
仮に彼が『三流』というタイトルを望んだとしても、それをそのまま受け入れた編集者の
感覚を疑う。

述者が一流になりきれず、敗者となった原因の一つはケガである。
苦しい練習に耐えられなければ一流になれないが、かといって無理して怪我をすれば
今までの練習も台無しである。寝ていた方がマシだった事になる。

フィクションであるが、競歩の選手を扱った『19分25秒』(引間徹著)では、練習を休む
ことの重要性を説いている。負けるかもしれない、という不安から無理な練習を重ね、
故障を抱えて消え去った選手など腐るほどいると。

逆にスパルタ訓練を描いた本もある。
「足が痛い?自衛隊式で治したる。足が痛いときはどうするか。走れば治る!」
(『若いぼくらにできること』今井雅之著)

根性を持っているのは大前提である。しかし一流となる人間はそれに加えて、時には
練習を休む合理性をも兼ね備えているのかもしれない。その辺りは本書では明確に
示してはいない。
一流の世界を垣間見た人間のいう「三流」の世界がどのようなものか、
それだけがひたすら描かれる。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2010/04/24 23:26

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/03/25 17:01

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2021/06/01 22:40

投稿元:ブクログ

レビューを見る

4 件中 1 件~ 4 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。