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井上靖の自伝的作品三部作の、第一弾。上下巻。
沼津で暮らす洪作とおぬい婆さんとの日々。
質素でシンプルで暖かくて、こちらが思わず微笑んでしまう。
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少年,洪作を通して,作者が伊豆の田舎町で血縁のない祖母と土蔵で暮らしていた,普通の人とはちょっと違う作者の少年時代を小説にした作品.田舎のほのぼのとした日常がよくわかるし,大正時代の文化なども感じられる.小学生の少年がだんだんと日常の出来事を通して思考が大人びていくのがわかるのだが,その反面無邪気な子供時代には戻れないというはかなさにも似た気持ちも同時に感じてしまった.
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古き良き時代の日本の農村の情景を映し出した傑作だと思います。
資源もなにもなかった時代ですが、子供達の美しい心の動きに
日々忙しい毎日の僕には癒されました。
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井上靖による自伝と言われる児童文学。
小学校高学年で読んだと思う。
「しろばんば」と言うのは、夕方にお尻に青白い綿のようなものを付けて飛ぶ小さな虫。
主人公は小学校中学年の耕作少年、舞台になるのは伊豆湯ヶ島の山村。
ストーリは忘れたが、確か身近な女性とお風呂に入るシーンがあって。
私にとっての「【ヰタ・セクスアリス】的な存在」の小説。