紙の本
読むべき本は堂々と勧めるべき
2002/06/02 20:35
9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:某亜 - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼少の頃から言われてきた。「まず自分が読みたいと思う本から読めばいい」「わからない本は読まなくていいよ」「本たくさん読むの? すごいね!」…。どれも、読書に拍車をかけてくれたという面では感謝している。が、昔からの古典的名著を無理矢理読ませてくれることが一度もなかったのは問題であったと、本書を読んで痛感した。なぜ「これを読め!」と、サルトルやハイデッガーを無理矢理読ませる大人がいないのか。大人も読めないからか。ならばせめて読める人は堂々と若者にこうい言ってほしい。「わからなくていい。とにかく読め!」
本書は、安易な本が増えている中で、堂々と「本当の教養のために読むべき本」を紹介している。いや、紹介というより強制というべきか。読むと自分の教養のレベルに愕然とするが、それをバネにしてそれらの本を読む気になれば大収穫だ。自称「読書人」の人、必読。
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人生一度は読まなければいけない本を一挙に150冊掲載!!!
一冊・一冊に書評が書かれているため手が付けやすいかも・・・
「これが読めねば猿である」という歌い文句を帯に締めた一冊!
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書評を書いているこいつらはだいぶんエラそうでムカつくけど、俺より知識あるのは事実だから否めない。確かにこれぐらいは読んどかないといけないな〜と思う一方、奥泉光とか誰やねん!!ってちょっと信用できない。柄谷行人やスガ秀実はまぁまぁかと思うけど。
とりあえず、カントヘーゲルマルクスあたりは、確かによまなな。あとデカルトショーペンハウエルも。
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文学にある反発した部分を、上手い具合に紹介文も選者にもすりこませています。そういえば、これの他に「東大教授が出す、東大生必読書一覧」みたいな本が出ていたけれど、そっちの方が気になると今思った。
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いまげんざいの教科書。薀蓄多そうな方々で遠くから眺めてるだけでおなかいっぱいです。ここに紹介するものを読まないやつはサルなんだってさ…
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必読書なんてない、という前提から始めよう。
もはや世界は書物の海である。それでも勢い余って、もしくは割り切った気持ちになって、こういう書物を出してしまうのは決して無駄なことではない。こういう試みは往々にして面白いし、魅力的だ。古本屋で買ったら、頁の間に帯が挟まっていて、そこに「これを読まなければサルである。」と書いてある。太田出版らしい。ちなみにこれは近畿大学が勢い凄まじかった頃(僕は知らない)の、いわば時代の漂流物というような匂いもあって、つまり正月なんかに読むものには丁度良いのだ。
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「このリストを見て呆然となれたということは、少なくも呆然となれるだけの素養がすでにして備わっているということだ。」
うーむ、安心しちゃっていいのかな…。
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7人の作家・評論家が選んだ150冊の必読書リスト。太田出版から出してるのに太田出版の本が1冊も入ってない、そんなことに頓着しない人たちがこの本を作った、という柄谷行人の序文からシビれます。が、リストのラインナップに呆然。読んだことない本ばっか。あとがきの「呆然となれたということは、少なくも呆然となれるだけの素養がすでにして備わっているということだ。大丈夫。見込みはある。」に励まされつつ、少しずつリストの本を読み進めております…。道のりは長い。
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この150冊を読んでないとサルだそうだが、10冊程度しか読んでない。どれも有名な古典(著者曰くカノン)で、教養として読んでおくべきブックリストではあるんだろうが、コノ手の本は大人になると敬遠しがちで、大学生時代にエイヤで読まないと中々難しいところはある。が、いまどき古典を読んでないと恥ずかしいと感じる学生も殆ど居ないだろうし、20年ぐらい前の本ですら古典と言われてしまう状況で、コノ手の本に着手する学生がどれぐらい居るんだろう?ってのは疑問ではある。
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泊めてもらった友人S宅にあったのでパラパラと。
こんなのを自信満々に書いて、「これを読まなければサルである」なんて言えちゃうのはすごいねえ。ものすごく偏ってる気はするんだけど、教養主義だからそれでいいんだろう。最近はこういう人たちが書くものをありがたがって読むことができなくなってしまった。
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ぱらぱら〜っと読んだ。勢いがあって、なかなか面白いレビューがいくつかあった。
勢いのあるブックレビューは読んでいて楽しい。
2013.05
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現代を生きていくのに必要とされる必読書のブックリスト・・・なんだけど意外と普通に古典が並んでいる。こういった本を買うメリットとして、読む価値のある本を発見する楽しみがあるんだけど、そういった意味ではちょっと物足りない。帯には「これを読まなければサルである」とありますが、全部読むのは無理だろう・・・というか、「神曲」とか「オデッセイア」よまなければサルだと言われてもねぇ。まあ、あまり本を読んだことのない大学生に対してのガイダンスとしては、アリなんでしょうか。
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浅田彰と柄谷行人が薦める本が何か気になり手に取りました。それほど特別なものもなく、奇をてらった感じもない(三分の一ほどは知らないものだったのでその範囲の中で)オーソドックスな推薦書集という感じでした。
実際読んだことあるもの数えてみたら20冊しかなかったので、僕もまだサルですね。しかし改めて「これぐらい読んどけよ」と言われると焦りますね。それなりに刺激になりました。
17.8.17
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私は昔から、よくわからないがブックガイドのようなものが好きだ。なんていうか、この世にはまだ見ぬフロンティアが広がっているということにワクワクするのだと思う。読んでないと猿らしいので、読みます。
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【由来】
・何で知ったんだっけ?
【期待したもの】
・これからの読書指針に。かなり歯ごたえのある本が並べられてるらしいのでリファレンスとして使おうと思った。だから精読ではなく、ガイドブックという位置づけ。
【要約】
・
【ノート】
・何なんだ、この近大グループ構成は。
・こういう「必読書100選」みたいなのに、昔から弱い。思い返せば中学の頃、OUTに高千穂遙が書いてた文章にあった「海外SFノベルズ」の格付けが自分には強烈な憧れをインプリントしたもんだ。