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紙の本
末期状態の医療経営に
2002/05/10 21:27
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投稿者:よっしー - この投稿者のレビュー一覧を見る
病院の倒産、相次ぐ医療ミス、高齢者医療費の増加などこの数年、日本の医療は末期症状ともいえる病状を呈しており、さきの見えない不安や閉塞感は医療従事者のみならず、国民にも蔓延している。
「病気になった時に、安心して診て貰えるのだろうか」「国民皆保険制度はいづれ破綻してしまうのか」大学病院でさえ統廃合・民営化される時代である。地域の中小病院・診療所は帆を失った小船のように荒波に揉まれ、針路さえわからなくなっている。大病院も例外ではない。
しかし、例え3分診療であっても、差額ベッド代を取られても、誤投薬されても、気難しい医師から嫌味をいわれてもそれでも、私たち国民は医療を必要としている。
そのためには少々の事は我慢すべきなのか? よりよい医療は所詮無理なのか? 限られた医療費・医療資源を有効に活用するにはどうしたらいいのか? そもそも医療とはなんなのか?
末期状態の我が国の医療にとって、こういった素朴な疑問にズバリとこたえる本書は、それ自体がまさにカンフル剤である。床削減や人件費の抑制など小手先の対応だけに終始するところはまもなく淘汰される。「患者の立場に立てる」ものしか生き残れない時代が来るだろう。何故ならば全ての国民が、それを望んでいるからだ。これらの声を無視してはもはや医業を行う資格さえないといいきってもよい。
カンフル剤を必要としている医師・医業経営者に限らず、今後病院にかかるつもりのあるひともきっと参考になる本。
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