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コーチングに非常によく似たセラピーである、ソリューション・フォーカスト・アプローチを、教師である森俊夫氏が、非常にわかりやすく会話形式で書いた本。他にもソリューション・フォーカスト・アプローチの本はあるが、この本が一番読みやすい。初心者向け。学校での子どもへの対応を事例としてあげている。
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面接や相談などの社会的な援助活動をしている方には是非読んでもらいたい一冊です。過去の問題にこだわっても、解決できないのならば、今うまくいっている事柄に焦点をあわせて、解決の糸口を見つける。そんな目からウロコの一冊です。
書かれている文体も非常に読みやすいので、ブリーフセラピーという言葉を知らなくとも読めてしまいます。
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ド・シェイザーの解決志向の本は誤解を生みそうな無機質な印象でしたが、この本は優しい感じで書かれていて、私には好感触でした。
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産業カウンセラーになって以来、課題としていくつかのセミナーを取得している。今年はブリーフセラピー。
森川先生のお話は、ある意味目から鱗的な発想の転換を得た。
何故、その症状が生まれたのか?
過去にさかのぼって、その原因となるものを探ってみる。
そんなアプローチが多いカウンセリングの中で、ブリーフセラピーはとてもユニークなアプローチだ。
徹底して原因には拘らない。
どうありたいか、どういう状態であれば改善したと言えるのか。
こうした、具体的な手がかりを基に、クライアントと一緒に未来志向で考えていく。
そして、出来るだけ短時間で解決策にまで至ることを目指す。
カウンセリングの勉強の中で、傾聴の力を実感したが、それだけでは解決しない問題もたくさんある。そういう意味では一つの手法として使える具体的な方法論が書かれている。
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森・黒沢先生コンビの講義に通ってとっても好きになり、本を読んだ。今も、私の技法の主流は、これ。ミルトン・エリクソンつながりでもある。
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SFAを知りたくて手に取りました。
そうか!そういうことだったのか!と、すっきりしました。
セミナーの内容の書籍化で、読みやすく、親しみが持てる構成です。
未来に焦点を当てる、
変化は必然、
小さな変化は大きな変化を生みだす、
ミラクルクエスチョン、
例外探し、
コーピングクエスチョン、
あたりが、今の私には印象的でした。
そして1人反省会。汗
次の面接からは、SFAを取り入れて、さらに、よりよい未来につながる面接を行っていこうと思います。
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外病院での精神科実習で、先生にすすめられて。精神病というよりは心療内科的な話が多いんだけど、すごく面白かった!
先生方の日々の診察や面接を見ていると、この本に出てくることを自然にとり入れているケースが沢山あることに気づく。それは意識している/していないに関わらず、なんだけれど、それを言語化し整理し体系化する試みがSFAで、それによって再現性が高くなり、同じフィールドで議論ができるようになり、ひいては心療内科医療の質の向上につながるのだなという。
過去をほじくり返さず未来に焦点を当てる、ミラクルクエスチョン、コーピングクエスチョンなどが印象的だった。あ、これあの先生もやってたなーなどと。
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ブリーフは分かりやすい。常識的。そして面白いな。もうちょっと勉強してみよう。ワークショップを書籍化したものらしく,森氏と黒沢氏の掛け合いで進んでいくが,実際もこんなかんじのWSなんだろうか?ちょっと行ってみたい。
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森先生、黒沢先生によるワークショップを書籍化した内容。「可能性療法」が割と体系的に学べる気がする。黒沢先生の「タイムマシン心理療法」にも言えるが、絶対的な人間愛が本から溢れているように感じて、臨床に興味がない人が読んでも面白いと思う
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1うまくいっているのなら変えようとするな。2一度やってうまくいったならまたそれをせよ。3もしうまくいっていないのであれば、(なんでもいいから)違うことをせよ。
前提1変化は絶えず起こり、必然である。2小さな変化は大きな変化を生み出す。3解決について知る方が問題と原因を把握することより有用である。4本人が彼らの問題解決のためのリソースを持っている。本人がその問題の解決の専門家である。
関係1ビジター。ほめるねぎらう。コンプリメント。話に乗ってほめる。帰す。また来てね。2コンプレインナント不平不満。ほめるねぎらう。観察力をほめる。他者と状況の例外探しの課題を出す。3カスタマー。ほめるねぎらう。ゴールについての話し合い。何がどうなるといいですか解決像。解決像をブレイクダウンして具体化するそこからゴール。ゴールの条件、大きくない、小さなものであること。行動の形で記述されているもの。肯定形である。否定形だったら代わりにどうするか。どうなっていると思う?必然的進行、未来時間イメージの具体化複数化。義務>希望>必然的進行。成功体験を与える。解決に向けての有効な質問。ミラクルクエスチョン。解決した状態の一日なるべく具体的に。どこで気づくか。五感を持ったリアルな解決像。差異を見つける。例外。できれば意図的例外。すでに起こっている成功例。事実を具体的に。スケーリングクエスチョン。プラスの差分を取り出す。治療前変化を見つける。サバイバルクエスチョン。介入ここは今はなし。行動課題を出す。ここもなし。
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コーチングやアドラー心理学を学んでいて
解決志向ブリーフセラピーがとても
参考になると教えて頂き、書店で見つけて
読んでみました。とても参考になりました。
3つのルールと4つの発想の前提。これだけでも
とても深い学びです。
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中心哲学
1 うまくいっているのならば変えようとするな
2 一度うまくいったのならばまたそれをやる
3 うまくいってないのならば何でもいいから違うことをせよ
当たり前のことかもしれないが、意外とブレやすい考えである。特に3の「なんでもいいから」というのは心に響いた。
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かなり良かった。
ワークショップ、実際に見てみたいです。
教職についてる友達もいるので薦めたいな、と思いました。
問題の方を掘り下げるのではなく、
どうやったら、どうなったら良いのか、解決にはどうしたらいいのかという視点は
なかなか忘れがちな感じです。
基本哲学の3つ
うまくいってるなら変えようとするな
もし一度うまくいったのならまたそれをせよ
うまくいってないなら(なんでもいいから)違うことをせよ
未来の、奇跡の1日を考えるのもワクワクするし、いい日が過ごせそう。
しっかり頭に入れて実践したいなぁと思います。
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「ソリューション・フォーカスト・アプローチ(Solution Focused Approach)」「SFA」「解決志向アプローチ」とも呼ばれるカウンセリングの手法について書かれた一冊。
学校現場において問題が発生した時、原因究明は大事ですが、そこに重きを置くとどうにもならない場合があります。
例えば、生徒の問題行動が続いた時に、仮にその原因をその生徒の特性や家庭環境だと設定した場合、学校や教師側は何も手を出せず、非常に後ろ向きで暗い心情になります。
この手法は原因追求は一旦脇に置き、どうやったら事態が好転していくかを相談者との対話を通じて、その糸口を探していくという前向きなものです。
原因論と距離をとるという点では「アドラー心理学」にも通じます。
「解決志向アプローチ」には中心哲学があります。
‹ルール1›もしうまくいっているのなら、変えようとするな。
‹ルール2›もし一度やって、うまくいったのなら、またそれをせよ。
‹ルール3›もしうまくいっていないのであれば、(何でもいいから)違うことをせよ。
(p.22)
シンプルですが、解決志向アプローチをしていく上で大切なルールです。
カウンセリングとは別に個人の行動指針としても使えます。
また、4つの‹発想の前提›があります。
‹発想の前提1›変化は絶えず起こっており、そして必然である
‹発想の前提2›小さな変化は、大きな変化を生み出す
‹発想の前提3›「解決」について知るほうが、問題と原因を把握することよりも有用である
‹発想の前提4›クライエントは、彼らの問題解決のためのリソース(資源・資質)を持っている。クライエントが(彼らの)解決のエキスパート(専門家)である
印象に残ったのは‹発想の前提4›です。
相談者を「問題に困っていて解決できないひ弱な存在」としてみなすのではなく、「既に解決の材料を持っている存在」として見るところが良いなと思いました。相談を受ける側は相談者が持っている解決の材料を探す(本書では「宝探し」と表現)役割を担うことになります。
分かりやすく、さくさくと読み進められますが、停滞しがちな相談を前に進める効果的な手法だと感じました。
オススメです。
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今後も4.5回以上読んでいきたいと思えた本。子供だけに限らず、どういった言葉かけや、働きかけをしていくのかということか詳しく書いてある。中心哲学の3つのルールのるーる3:もし上手くいっていないのであれば、なんでもいいから違うことをせよ。これができるか出来ないか。常に問われていると感じる