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サクっと読めるので、色々な作家さんの断片をみるにはイイ感じの本。我孫子武丸が好きでつい買ってしまった。
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12人の作家が自分と同じ星座に太陽のサインを持つ女性の物語を描く。それだけでも興味は尽きない。物語のはじめには、星座ごとの特徴を鏡リュウジが解説する。半ページの解説をしっかり読むことで更に、物語を深く味わうことができる。
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気になってしまい、まず自分の星座から読んで、そのあと友人とか家族の星座を読んだり。まずい。あとどれが読んでないのかよくわからなくなってきた!
「12幻想」2冊目。
「エロチズム」よりも面白かった。
「12人の小説家が自分と同じ星座生まれの女性を一人称形式で描いて腕を競い合う」競作集。
鏡リュウジ氏の星座の解説が各物語のエピローグのよう。
それぞれの星座の「鍵言葉」が星座の性格を現していてなるほど。そういわれるとそういう傾向があるなあって。
いろんな切り口でどれも楽しかった。
島村洋子を久々に読んで「毒」が健在でうれしかった。
コバルト大賞を誌面で読んで衝撃をうけた10代のころを懐かしく思い出した。この人の「毒」は私の好きなタイプの「毒」だな。
この本を読み終わってぼんやりしてると「あっちの世界」に呼ばれちゃうような気持ちがする。
そんな読後がまた心地よい。
共有される王女(白羊宮)小中千昭
アリアドネ(金牛宮)図子慧
さみだれ(双子宮)飯野文彦
月の娘(巨蟹宮)早見裕司
ネメアの猫(獅子宮)高瀬美恵
玄い森の底から(処女宮)津原泰水
ビデオレター(天秤宮)我孫子武丸
スコーピオン(天蠍宮)島村洋子
美しい獲物(人馬宮)森奈津子
二十九日のアパート(磨羯宮)加門七海
あたしのお部屋にいらっしゃい(宝瓶宮)飯田雪子
万華(双魚宮)太田忠司
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十二の星座に生をうけた12人の作家が、自らと同じ星座の主人公が遭遇する奇跡や悪夢をえがいて、筆をきそい合う前代未聞の競作集!
貴方自身の物語が、彼女の物語が、ここにある。
占星術学者鏡リュウジの星座解説と読み合わせればいっそう納得の、12の感受性。
12の迷宮。
短篇の可能性を拓く極上集成、第三弾。