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極地での人間の心臓の拍動や呼吸数、血流などの描写に妙に興奮します。経験と知識の両輪あってこそ本物。生理学者になりたかった。
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人体の物理的な限界に関して、データや逸話に基づいて科学的に解説されている。暑さ、寒さ、深さ、高さなど、具体的に何が人体にとって限界を決めているのか、意外と知らないことが多かった。
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人間の肉体的限界を解説する本。2002年。著者はイギリスの学者で、日本の指宿の砂風呂にも挑戦し、実際に自分の体を使っていろいろと実験をしている。
どれくらいの高さまで登れるのか、深さまでもぐれるのか、暑さに耐えられるか、寒さに耐えられるか、早く走れるのか、宇宙で生きられるのか、どんな環境まで耐えられるのか、といった章立てで構成されている。それぞれのセクションで歴史的な事件や科学的解釈を紹介しているため、素人でもある程度簡単に理解できる。
飛行機に乗ったときの注意点や、人間の体がよくできていることが改めてわかった一冊。面白い。
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凄い面白いよ。生理学って言うのは”広義に解釈すると、生命現象のありのままを研究する生理学は、生物学と同義と言えよう。”とwikipedia先生がおっしゃるとおり、人間(もしくは動植物)に起こりえる生理現象を研究する学問なんだけど、この本では極限の環境に置かれた人間がどうなるのか?体の中でどんな現象が起こっているのかを、これまでの研究を通して丁寧に書いてある。
凄いわかりやすい。
まずこの本を読んで驚いたのが、生理学者の研究者って、被験者探す手間を惜しんで自分がモルモットになることが多いらしくて、自分で論理を導いて実験をするらしいんだけど、その精神力というか実行力に驚いた。
私は海が苦手なので(水族館や海岸線は好きだけど)、二章目の海や深海の話は読んでいて息苦しかったんだけど、一章目の高山や高地の話はとても興味深かったよ。
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最新の科学知識やこれまでの人類が築いてきた経験を踏まえて、人間、そして生物がどのような極限状態に耐えうるのか、作者のウィットの効いた文章とともに丁寧に案内してくれる。知的好奇心が満たされる良書。
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人間が耐えられる高さ、深さ、暑さ、寒さ。スピードの限界、宇宙空間での振舞い、地球生命全体の限界。
トリビア的な断片知識ではなく、それぞれの項目で体系的に生物学原理が解説されるので硬派。手っ取り早く飲み屋のネタだけ欲しい人には不向き。
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痛いよ! 怖いよ!
様々な実在のケース、そしてシチュエーションを想定などして、その環境が人体にどのような影響を与えるのかを小気味よい文体で説明してくれる本。高高度、海底、高温、低温、宇宙……なかなか極端に過酷な環境を取り上げているので、誰でも一度は想像したであろう「高山で遭難したらどうなるのだ……」とか「砂漠で遭難したらry」とか「宇宙空間に放り出されたらどうなるのっと」とか、そういった純粋な好奇心を満たしてくれるため面白い。今後死地へ赴く予定のある人は読んでおくと吉。「そんな装備で大丈夫か?」「大丈夫だ、問題ない」。
創作活動などでも役に立つかも(症状とかをリアルに描けますし)。
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人間の物理的な限界点を検証していて、理科好きの方にはオススメ。
緊急時のリスク管理を意識する為に一度は読んでおいてもソンは無いと思います。
1つでも頭の片隅にあったら、その時点での対応次第では自らの命が助かるかも知れないですしね。
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極限状態での人体、生命の活動についてのポップサイエンス。テーマは一貫しているのだが、一般向けなら一本のストーリーも通っていて欲しい感じで、そこがもう一つ。どうしてもオムニバス形式は、それが好きな人以外には途中で飽きられてしまうので。。。
でも、生物学を少しかじった程度の人には十分面白い内容。
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生理学者である作者が、過去の実験や史実からまとめた、人間の身体はどこまで過酷な環境に耐えられるかという話。実証される空間は、高空、高地、海底、酷暑、厳寒、そして宇宙空間まで。興味のある方にはふーんと最後まで興味深いが、それ以上でもそれ以下でもないような...
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どこまで耐えられるか、というより、どうやって耐えているのか、について書かれています。面白かったんだけど、サイエンスの進歩は速いので、現時点(原著は2000年出版)でどうなのか、が知りたくなっちゃいました。
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登山、ダイビング、氷点下、灼熱、人間の限界を簡潔に一応科学的に説明した本。似たような本を読んでいるとだいたい定番の、知った内容ではある。手短に人体の生活できる限界を知りたいひとにはおすすめ。
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すごくおもしろかった!!
あとがきによると。
ウェルカム・トラスト(wikiによると「イギリスに本拠地を持つ医学研究支援等を目的とする公益信託団体」とのこと。ふむ!知らなかった…;;)が創設した「研究者が一般の読者を対象に執筆した本」への賞に応募するために書かれた本、とのこと。(受賞は逃した)
で、著者はイギリスの生理学の研究者。
高山・高高度、水中・潜水、暑さ、寒さ、速さ・筋肉関係、微重力~大G、そして人体だけでなく「生命はどこまで耐えられるのか」…。
7章に渡って「どんな環境が、人体の各部にどのような影響を与え、生き延びる限界はどこなのか」が書かれていて、思わず「へー!そうなんだ!」と深々と声が出るおもしろさ!
極限状況で…とは言っても人体実験的な側面ではなく、研究者たちの「人間生理学は冒険と隣り合わせ!」な面から書かれているので、とても楽しい!
ただ研究者が書いているものなので、わかりやすいとはいえ雑学的なライトさはあまりなくて、休憩本適性は低め。
ある程度まとまった時間で熱心に読んで楽しいふむふむ本だった!
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イギリスの生理学者による、極限の環境下で人間はどう反応するのか、あるいは過去そのような環境にチャレンジした冒険家や学者のエピソードを纏めた本です。
個人的には、日本語のタイトルだけ見て、体が丈夫な人が火の中氷の中に飛び込んでいってどこまで耐えられたかまとめましたー、ってエピソード集かなぁ?なんて印象も受けていたのですが、さにあらず(笑)
原題はLIFE AT THE EXTREMES, THE SCIENCE OF SURVIVALというものです。
中身はそれぞれ、高さ、深さ、暑さ、寒さ、速さ、宇宙ときて、最後は人間以外の生物の頑強さに触れる流れでした。
一般向け入門書という触れ込みなので、割と読みやすかったです。そこまで生理学への興味をかきたてられた訳じゃなかったですが、勉強になりました。
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様々な環境下で人体に何が起こっているのかを生理学的に解説している本書であるが,著者の体験が語られていたり,身近な現象について述べられていたりと,読み進めやすい。原題は「Life at the extremes : the science of survival」。極限の環境で生き残るための知識を獲得せよ。