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海馬 脳は疲れない みんなのレビュー

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みんなのレビュー88件

みんなの評価4.1

評価内訳

  • 星 5 (24件)
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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
80 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

脳というのは,どんどん鍛えられるものなんだ!

2002/09/08 11:44

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:南亭骨怠 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 脳の仕組みを知るということは,とても大切なことだったのだ。脳の仕組みを知ることで,自分の脳を最大限に働かせ,鍛えていくことができる。

 私は自分の脳をほとんど働かせていなかった。

 私の脳はまだまだすごい仕事が出来る。

 この本を読んでの率直な思いだ。日本人よ,みんなでこの本を読んで,積極的に脳を働かせよう。

 糸井重里氏と東大助教授・池谷裕二氏の対談である。なので話がそれていったりするが,まぁ,それもおもしろいところだ。分かりにくい話は,糸井氏がおもしろく質問をしてくれているので,脳についての知識がまったくない私にも,苦労せずに理解することができた。

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紙の本

この本が教えてくれたこと

2003/02/20 00:40

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:spirit - この投稿者のレビュー一覧を見る

先月の半ば、僕の父が死んだ。
肺ガンからの多発転移性肝臓ガンだった。
享年59歳。
父が死んだその日、僕は煙草をやめた。



葬式では、始めて父の会社の人達と会う機会を得た。
会社の中で父は、みんなに慕われていた人だったらしい。
そうかもしれない。
僕がそう思うのは、父が感情に任せて人を叱るようなことはしない「優しい人」だったからだ。

僕は18歳まで実家に住んでいたが、その間に父に叱られた記憶はほとんどない。
きつい事は決して言わず、何か言わなければないときは、
穏やかでさとすように語るのが常だった。

そうだ。
そういう人だった。
そして僕は父のそういうところが、ずっと嫌だったのだ。



それはどこか彼の優しさが弱さに結びつくよう、僕の目に映ったからだと思う。

無償の優しさを常に受け入れてくれるほど、世の中は甘くできてはいない。
こういう優しさを持つ人ほど、どこかで自分を抑え、我慢している風潮はないだろうか。
どことなく世の中に利用されている人のような気がし、弱く思えてしまうのである。

また、優しさだけで解決しない事も沢山ある。
僕には相手の事を思えば思うほど、厳しいことを言ったり行ったりしなければいけない事が多々あった。
時には人間関係を壊すほどの覚悟が必要な事もある。
自分が傷ついたり、相手を傷つけたりする事は十分に考えられるからだ。

僕にとって「優しさ」とは、厳しさやそれに耐えうる強さを伴ったものだった。



しかし実家を何年も離れ、さらに父が亡くなった事で、
始めて父がものすごく沢山の事を一人で背負っていた事に気がついたのだった。
僕は何も知らなかった。
父は死ぬまでほとんど愚痴をこぼす事もなかった。
一人で背負い、すべてに耐える。
そんな人ははたして「弱い人」だったのだろうか?

「優しい」ということはいったいどういうことなのだろう?
その答えはわからないけども、意外なところにヒントがあった。



この本は脳のしくみについて対談方式で書かれた本だ。
以下はその、「海馬」のあとがきの一節である。

脳をプロセスとして捉え直すと、随分と見通しがよくなる。
経験、学習、成長、老化。人の本質とは「変化」である。
この本でも重視してきた「可塑性」だ。
脳がコンピューターと決定的に異なる点は、外界に反応しながら変容する自発性にある。
だからこそ、プロセス重視の生き方がより人間らしい存在に直結すると、私は自信をもって言える。
問われるものは、結果そのものではなく、そこに至る過程であると。
それは目に見える外的変化だけに限らない。
たとえば、「優しさ」という人の内部情動を考える際にも有用だ。
優しさとは支援、救助、保護といった具体的な結果を指すのではない。
むしろ、他者を思い、労わり、煩うというプロセスこそが「優しさ」の枢要な基幹をなしている。
この点は、愛情や憎悪を含め、人間の云為すべてにおいて同様である。
だからだろうか、私はときおり「人生は映画のようだ」と感じる。
映画の真価は、いかに長いかでも、以下に配役が素晴らしいかでも、
いかに商業的価値があるからでもなく、いかに内容が充実しているかで問われるべきだと思うからである。



そう、優しさに一定の型を無意識に求めていたのがそもそもの間違いだったのだろう。
父の生き方も、僕の哲学もそれぞれ優しいことにかわりはなかったのではないか。
人がいればその数だけプロセスは違うわけで、人の数だけ優しさがあるのだろう。

僕にとって本当の優しさとはなんだろうか。
今後もずっと課題として自分にまとわりつく問いなのだろう。
だから結果よりもプロセスが重要というのも、すごく納得がいくのだった。

読書はじめました

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紙の本

新たな可能性を探る本

2003/07/17 23:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:こたつねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

誰かの頭が良いとか悪いとか言う時には、無意識のうちに脳の働きが良いか悪いかを指していると思う。良く使われるバカだのアホだのといった罵り言葉もまた同様だ。

ところがこんな身近な存在で、色んな解釈が人から勝手に付けられてしまう器官なのに、当の本人に「持っている」という自覚は余り無い。自分の脳味噌を自分で見る機会はなかなか無いし、大きな病気や怪我でもしない限りCTスキャンですら見た事が無い人が、実際ほとんどではなかろうか。

身体の最も重要な一部でありながら、そのくせすぐに良いとか悪いとかバカだのアホだのと判断が下されてしまう、何とも理不尽な一部である。

この本はそんな理不尽さを一つ一つ解りやすく説明した上、更に違うタイプの人間同士が対談する事で、もっと脳を有効に使うヒントが与えられていると思う。

個人的には、何をしていても「脳は疲れない」という内容が印象的だった。失敗した時でも身体がグッタリ疲れてる時でも全くやる気が起きない時でも、とにかく「脳は疲れない」というのだから。
この「脳は疲れない」という事実を心に留めておけば、大変な状況に陥った時にも何らかの具体的解決策が自分で見つけられる様な気がした。

きっとこの本は、自分の頭と仲良くなる“キッカケ”を与えてくれる本なのだろう。少なくとも私に取ってはそうでした。

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紙の本

結局のところ僕が一番感じたのはこの2人の対談者の人間的魅力である

2002/09/15 12:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yama-a - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本は海馬の研究者であり薬学博士である池谷裕二と糸井重里の対談である。
糸井重里ファンには申し訳ないが、読み始めてすぐに思ったのは糸井重里が喋りすぎだと言うことである。
普通こういう対談では「素人の質問者が専門家の話を伺う」というスタイルになるものだ。一方が質問し、他方が答える。答えてもらったことの中で解りにくいことや更に浮かんだ疑問点などをぶつける。それに対して専門家がまた答える──それがこの手の対談の言わば雛形なのである。
ところが糸井は勝手にどんどん喋る。自分の言葉に翻訳する。自分の連想で話題を転じて行く。「これこれと考えてよろしいんでしょうか?」と伺いを立てるのではなく、「これこれなんですよ」と断定してしまう。
数ページ読んだところで糸井がうるさくてたまらなくなった。僕はもっとじっくり専門家の話を聞きたいのである。

ところが一方の専門家である池谷は糸井に話の道筋を乱されても意にも介さず、むしろ興味深そうに話を聞いている。「それはちょっと…」と訂正を入れたり、相手の話を遮ってテーマを元に戻したりしようとはしない。むしろ、「なるほどそれは興味深いですね」風のことを頻繁に言っている。
僕は不思議な2人の組合わせに戸惑いながら、それでも早く専門的な話を聞きたくていらいらしていたのだが、読み進むうちにこの2人の会話が実にスムーズに転がっているのが解ってきた。途中から池谷がさまざまな写真や教材を使ってどんどん喋りだすのであるが、その話自体も面白いが糸井の反応もまた面白い。そして、糸井が違う方向に話を逸らし、池谷が鷹揚に応じて行く──このペースがなんとも良い!

この対談の中で糸井自身が語っている──「ぼくはあんまり下勉強をせずに」対談に臨み、「ふたりで場をつくる」ことに徹しているそうだ。「編集者が想定している枠にはまるような、予定通りの対談になるくらいなら、『編集者がそういう本を書けばいい』というだけ」とも言っている。そして、それを受けた池谷は、「ええ、ぼくもこの対談をやっていて、そういうところがおもしろいなぁと思っています」と応じている。

この本に書かれている脳に関する話はとても興味深く面白い。しかし、結局のところ僕が一番感じたのはこの2人の対談者の人間的魅力である。

「内容そのものが面白い」とする書評はたくさん出ているので、中にはこんな感想もあって良いだろう。この本の中にも「変わったサルがいないと今の人類はいなかった」と書いてあったから。

by yama-a 賢い言葉のWeb

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2004/10/23 01:19

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2004/09/28 12:15

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