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ヒミズ 4 (ヤンマガKC) みんなのレビュー

  • 古谷 実 (著)
  • 税込価格:6075pt
  • 出版社:講談社
  • 発行年月:2002.7
  • 発送可能日:購入できません

コミック

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みんなのレビュー24件

みんなの評価4.0

評価内訳

24 件中 1 件~ 15 件を表示

電子書籍

映画の方を先に見たので

2019/12/25 22:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

余りにも救いのないクライマックスには唖然とさせられました。たったひとり残された茶沢が、「普通の大人」に成ることを祈るばかりです。

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紙の本

救いはあっても救われず…

2002/07/14 00:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ポーリィーン - この投稿者のレビュー一覧を見る

家を離れ、歩き回って見つけたものは絶望感だけだった…。壮絶に悲惨で最後まで暗い物語、ついに最終巻。全巻を通して救いだったのは、住田に思いを寄せる同級生・茶沢さんの存在。何でそんなに住田のことを好きになったのか良く判らないし共感もできないのだが、彼女がいなかったら最後まで読めなかったかも知れない。また住田と対極の、夢を持つ幸せな人間として登場するのが漫画家志望のキイチなところが漫画(家)らしいと思いました。

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紙の本

思想という呪縛

2002/07/15 13:56

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:千  - この投稿者のレビュー一覧を見る

殺人を犯す少年をテーマにした作品はここ数年で死ぬほど書かれてきた。
その中の何冊かに私は目を通したが、
そこから現実を見据えられたものは一つもなかったと思う。
彼らと自分を結ぶものが見つからない。
まるで夢の中を生きているように思える。
あまりにもわからなくて、もっと自分と切り離そうとしてしまう。

ドストエフスキーは「罪と罰」で
信念の為に殺人を犯した青年を描いた。
そのラストに見えたものを、私は「普通じゃん」とはねのけた。
殺人を犯せば良心の呵責に苦しめられ、罪をつぐなう道しかないのか。

それから4年。ヒミズを読んだ。
設定はどことなく似ているがスタートは全く正反対である。
ヒミズの主人公住田は、罪と罰の主人公の思想の対極に自分を置いている。
自分が特別などとは思っていない、特別などと思っている人間が許せない。
住田は普通に生きようとする。それこそがすばらしいことなのだと信じて。
しかし自分の父親を殺してしまい、彼は自分の思想を壊し再建築しようとする。
彼は、おまけ人生を人の役にたって終えたいと願っている。
人の役にたつ。それはいらない人間を殺すことだ。

2人の殺人者に共通しているのは、
自分が裁きの神であること、
自分の観念にとらわれて身動きがとれなくなってしまっているところ、である。
前者に関しては、殺人者にはそういう素質がある、ということだろうが
後者は完全に若者特有の病気である。
彼らは自分の思想を社会に適合させる時に必ず味わう痛みを体験している。
彼らは疲れ果て、普通の夢を見る。
最後に住田が布団で寝ているシーンを読んだ時、
ドストエフスキーが「罪と罰」で描きたかったのは
罪をつぐない、罰を受けることなどではなくて
思想に忠実に生きる人間が迎える、思想の墓場。
そこに見出せるのは、誰にでも共通した幸せを求める心だ。
私は自分で突き放したが、そこには愚かで愛すべき人間の姿があった。
それに比べて住田は、最後まで呪縛から解放されない。
最後の最後まで。
私はこのラストに関しては、なんとも言い難いが
このラストを書いてしまった古谷実の心意気は称えたいと思う。

気味の悪いキャラクターがより一層、
住田の怒りを駆り立てる。
清く正しく生きることの先に、住田が見つけたものはなんだったのか。
その正体は、読者それぞれまったく違うものだろうと思う。
久々に何度も何度も読み返して、自分できちんと消化したいと思える作品にであった。

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2004/11/12 18:32

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2005/07/31 18:41

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2006/06/20 02:37

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2006/09/17 00:44

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2006/11/30 18:12

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2007/01/12 00:46

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2008/05/30 14:59

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2011/07/18 23:34

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2011/11/12 23:32

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2011/12/19 23:10

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2012/01/19 00:03

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2012/01/20 21:26

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