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ゲーム脳の恐怖 みんなのレビュー

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みんなのレビュー28件

みんなの評価2.1

評価内訳

28 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

冷静に読めば,えるところのある本

2007/10/22 21:50

14人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本はひどく評判がわるい.「ゲーム脳の恐怖」というタイトルからして,拒否反応がでるのはもっともなことだとおもう.実際,著者はもともと「ゲームは脳にわるい」という仮説 (あるいはおもいこみ) をもっていて,それを証明するために実験をかさねてきたのだとおもわれる.しかし,論理に不完全な点があったり,おもいこみにもとづいて書かれた部分があるのはこの本にかぎったことではない.この本を冷静に読めば,著者がそんなにバランスを欠いた主張をしているわけではないことがわかる.ゲームをするときはからだの非常にかぎられた部分しかつかわない.そうした状態をつづけるのでなく,お手玉などのようにもっとからだ全体をつかうあそびをしたほうがよいという主張はもっともなものだとおもう.冷静に読めば,えるところのある本だとおもう.

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紙の本

こんなおれもゲーム脳?

2002/08/02 23:48

5人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:大鳥啓介 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ゲームのやりすぎによる脳の活動の低下を、脳波を示すことで分かりやすく説明している。ゲームをやりすぎている人の脳は痴呆の老人の脳と殆んど同じ状態であることがわかり、ぞっとした。麻薬と同じで、ゲーム脳になってしまうとなかなかゲームが止められなくなるそうだ。

なにごともやりすぎは良くないんだな。

それにしてもゲームがこんなに面白いのはなぜだろう。その点をさらに詳しく書いてくれれば対処の仕様もあろうというものだが…。

最初の方の脳の話がちょっと難しすぎるのでとっつきにくいかもしれないが、非常に勉強になったことは確かだ。

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紙の本

分かった。それでは、次の段階へ

2002/10/15 00:21

6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ミニパンダ - この投稿者のレビュー一覧を見る

■「ゲーム脳」が話題である。その発端となったのが本書である。注目が集まったのは、「皆が漠然と感じていた不安」をずばり言い当てたところにある。
■それは、木尾士目著『五年生』第一巻p.143において、主人公の青年が「な〜んもやる気しねえ…」と言いながらも「ゲームはいいよにゃ。どんな時でもやる気出るし」と言って朝までやり続けてしまうような状況。
■つまり、「主体的でなくても・長時間続けられ・そこそこの達成感を得られるシステム」をコンピューターゲームが持っていること。
■それが、「もしかしたら長期的にワタシに悪影響を及ぼしているのではないだろうか?」という不安になる。
■本書では、科学的な実測により、そうした不安に「その通りです」と答える。
そうした議論は「老人ボケさすにゃ、一日中テレビ見させておくのが一番」的なある種古典的な議論とも言える。
■そういう意味では、本書の意義は「悪いところがあることは分かった。では、その次の段階として、なぜ、かくも悪いことをやり続けてしまうのか?」という「その次」の段階に早急に議論を移すことが可能になった点にある。
■最後に、本書の欠点をあげるとすれば、全体から著者の若者文化嫌いさがにじみ出てしまっているところだ。そのため、主要部分である科学的実証データ(2—5章)がある種のバイアスがかかったもののように捕らえられてしまう恐れがある。
■本書のような議論はむしろ当事者の間から出てくるべき問題である。

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紙の本

ペンは剣より強し、あー怖い

2005/05/26 02:11

15人中、15人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:NO-NAME - この投稿者のレビュー一覧を見る

この方(筆者の森さん)には、テレビゲームの知識がありません。それだけならまだしも、脳の知識もない。また本文中には、個人的な偏見を大前提とした思い込みや、根拠の無い個人的な推測に基づいた記述が多数含まれています。これらは、既に多くの方により指摘されているので、ここで改めて言及する必要はありません。

「テレビゲーム」も「脳」もあいまいな知識しかない方が、偏見や推測を基に「ゲーム脳」という概念を作ったこと。そして、その「ゲーム脳」という言葉を、簡単に使えて、ゲームだけに責任を押し付けられる便利なレッテルとして一人歩きさせてしまったこと。これらは、非常に重大な問題だと思います。決して「ゲームには責任はないんだ」という擁護の意味を含んでいるのではありません。安易に「ゲーム脳だ」という一言でくくり、済ませてしまうことが、とても危険だと思うのです。

本の内容から引用したものではありませんが、以下の3つの文を読んでみてください。
「テレビゲームによるゲーム脳が原因で、自閉症の子供が増えています (※1)。」(公演より)
「テトリス(有名なパズルゲーム)は、ソ連で軍事目的で開発された、人間をロボットにするための人殺しゲームだ (※2)。テトリスをやっている状態の脳は、非常に反射的な状態になり、人を殺しても何とも思わなくなる」(公演より)
「尼崎脱線事故の運転士は、(中略)のためゲーム脳の疑いがある」(事故翌日、まだ救出活動が続いている中で、夕刊フジより)

これらはすべて、この本の筆者が「ゲーム脳」について述べた内容から引用したものです。
皆さんは、この発言を実際に目の当たりにしてどう思われるでしょうか。私の場合、このような発言をされる方が提唱し、こんな使い方をされている「ゲーム脳」という言葉自体に大きな疑問を抱きました。
決して、ゲームのやり過ぎが何らかの悪影響がおよぼす、ということを闇雲に否定しているのではありません。(さすがに度を越えた「やり過ぎ」は何らかの形で影響があるでしょう、おそらく) しかし、この森さんと言う方がそれをテーマにして語るのは、かなり無理があるように思われました。テレビゲームによる脳への影響を知りたい方は、この本ではなく、識者の方(東北大学の川島教授など)が書かれた別の文献を読まれることをおすすめします。

(注1) 自閉症は先天的なものであり、育った環境で影響を受けるものでは決してありません。この発言に対して、自閉症の子を持つ親の方々等で構成された「日本自閉症協会」から抗議を受けました
(注2) 原作者は旧ソ連の心理学者で、「何種類の形状までなら人は瞬時に見分けることができるのか」というような人間の処理能力に関する研究の一環として開発したのが始まったものであり、軍事目的というのは事実無根、デマですらありません

---
ぶっちゃけて言うと、この本は、森さんという人間が如何にゲーム嫌いかを、ちょっと捻じ曲げて書いた本なんだと個人的に思っています。それ以上でもそれ以下でもありません。まともな論理を読みたかったです。

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紙の本

ダマされてはいけな〜い!

2002/08/13 23:13

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:電気屋 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 いやー、参った。致命的な論理構造の欠陥に、恣意的な結論。もーね、典型的なトンデモ本っスね、こいつァ。
 一言で語っちまやァ、ゲーム嫌いがゲームけなすために屁理屈こねてる本。ま、その粗っぽさはみのもんたのお昼のテレビ番組並みっスね、ハッキリ言って。とーぜん学術的価値は皆無。
 でも、売れてんだよなァ、コレ。
 トンデモ本愛好家なんつう天邪鬼な人種がそーそーたくさんいるとも思えないから、皆コレ真に受けて読んじゃってるんだろーなァ。
 ちうコトは、こんな結論ありきで、後からデータあてはめてこさえたリクツにコロっとダマされちゃう人が世の大勢を占めるつうコトなのか。それともはたまたゲーム嫌いがそれほどたくさんいるということなのか。いずれにしても欝だ。
 トンデモ本としての評価もイマイチ。
 ヘリクツ捏造も中途半端でブッ飛び感乏しく、なによりゲームやるとバカになるつう主張がヒネりなさ過ぎっスね。もちっと意外性ないと……。
 つうワケでオススメ対象は、こんなおっぺけ本でもベストセラーになれるんだ、つうあたりをご自身でつとに確かめたいちうヒネクレ者くらいっスね。
 

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紙の本

「教授脳」+「マスコミ脳」におかされた日本の病理

2002/11/28 10:07

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Agitator - この投稿者のレビュー一覧を見る

 こんなに頭の悪い著者と、その著書に感心する読者がいるとは本当に驚きます。
“センセーショナルなタイトルだけで世間の感心を買おうとする”「教授脳」と、
“内容をよく吟味しないままセンセーショナリズムのみを拠り所に他人の意見をさも自分の意見のように考える”「マスコミ脳」が作り出した無根拠なバッシング本ですね。
論理のかけらもないこんな本に感心するマスコミと、それに追随する読者…
 あなたたちに必要なものは、「メディア・リテラシー」と、「自分の頭で考える態度」です。
まず、小野田博一氏のベストセラー、
「論理的に考える方法」を読んでください。それからもう一度この本を読んでから書評を書いてくださいね。どうぞお願いします。

 あ、ところでこの本、本当に「と学会」で「トンデモ本」と公認されましたので、、次回の「トンデモ本の世界」に収録されると思いますよ。
http://allabout.co.jp/game/portablegame/closeup/CU20021107A/index.htm

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紙の本

どんなギャグ本よりも笑えてアブナイ

2004/01/19 21:59

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:藝霧 - この投稿者のレビュー一覧を見る

まぁ、一言でいうなら滅茶苦茶である。

「30時間連続でゲームしたら疲れた」
あたりまえ。

「ゲーム中に声をかけても「うるさい!」程度でしょう。」
いや、実際に声をかけてくれよ。推測はいいからさ。

といった具合で笑いのセンスが、キラリとシックな黒光りを放っている。その笑いの部分を探すのが楽しいのだ。
良いとされている10円立ての脳波もゲーム脳の脳波だったり、ゲームをしない子が頭良いのは遊びもせず塾にいってるからであったりと、笑いの要素がふんだんに盛り込まれている。そもそも「ゲーム」の研究の癖に「ゲーム」について全く研究していない、というか歯牙にもかけて無い森昭雄教授の大胆不敵さに、脂っこい拍手を送りたいくらいだ。

この本が売れて「ゲーム脳」の言葉が一人歩きを始めたのは御存じであろう。この本の為に数えきれん程の木が倒された事の方がよほど「恐怖」を感じるのは私だけではないはず。

★一つ、というのは、ギャグとしてはイイですよという事。
ただ、真面目だったならば無かった事に。

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紙の本

脳波に関しては間違い

2002/11/10 22:13

37人中、37人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:斎藤環 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 私は市井の一精神科医です。若い患者さん達がこの本を読んで不安になっているので、あまりこういうことはしたくないのですが、この本について一言言っておきます。

 すでに本書の論理的な破綻ぶりや、恣意的な結論への露骨な誘導ぶりはじゅうぶんに指摘されておりますが、みなさん、どうかそんなに躍起にならないでください。なぜなら、著者の森さんという方は、脳波の初歩的知識すらない方だからです。

 間違いはいくらでもありますが、目に付いたところを二,三挙げておきます。

・「α波のような大きくてゆっくりした波(高振幅徐波)の場合は」「低振幅(小さい波)のβ波は」(五五頁)
 α波は特殊な場合を除いては正常な脳波で、いかなる場合でも「徐波」とは呼ばれません。α波とβ波は周波数の違いで区別されますが、振幅は電位の問題ですから、高振幅か低振幅かはα、βとはまったく関係ありません。このように、脳波の初心者向け教科書の第一頁目に書いてあるようなところで、この本はミスをおかしているのです。
 これに続く脳波発生機序についての説明もほぼデタラメです。発生機序はまだ不明ですが、反回抑制ニューロンうんぬんというくだりは、著者が主要な仮説を調べもしないで、よくわからないまま書きとばしていることを証明してあまりあります。

・簡易型脳波計(五六頁から五九頁)の説明
 単に電極数を少なくしただけの脳波計を開発したなどとのたまっておられますが、電極が少ないからシールドがいらないというのはおかしな話です。また、脳波室の外でも脳波を測定する機会は日常的にあります。だから10−20電極法で30分という定型的測定法をとらなかったのは、単に日大医学部の協力が得られなかっただけでしょう。ちなみに、この手の簡易脳波計はパソコン用に昔からあって、15万ほど出せば誰でも入手できます。
 測定の原理にしても「双極誘導」にする理由がわかりません。双極誘導なのに「不関電極」が必要な理由も不明です。さらに「不関電極」を額につける理由がナゾです。普通は耳たぶを使います。余計な「脳波」を拾わないためです。

・問題になっている「痴呆ではβ/α値が低い」という新(珍)説(六六頁)は、森さんが独自にとなえている説で、痴呆の臨床医にとっては事実ではありません。つまり森さんの論理は自前の新説と新説をくっつけるというアクロバティックな展開になっていて、まともな学問的には大いに問題があります。

 この方は脳の専門家を名乗ってはいますが、経歴から考えても、おそらく脳のことを何一つ知りません。この本はトンデモ本と言われていますが、ユーモアや芸にも欠けておりますから、これは単なるスキャンダル本でしかありません。つまり、このようなひとが大学教員になっているという「脳神経科学」界なる業界にとっての。

 これは攻撃のための文ではなく、単純に事実のみが記された文章ですが、どうしても反論や弁護がしたい方は、どうか下記までメールをお送り下さい。tamaki@sofu.or.jp

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紙の本

ゲーム脳の恐怖

2004/12/10 13:22

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ライトフリー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この書籍は非常に売れているそうですが、僕自身は読んでいません。というよりも読む気になれないのです。その理由として、この人は脳波という道具を使って無理やりゲームは悪いものだと言うのを強調しているような気がするからです。僕自身α波はリラックスしているときに出る脳波でβ波は緊張しているときに出る脳波ということで逆にゲームをやっているときにα波が出ることはいいことであると感じたのですがいかがでしょうか?
 確かにゲームには欠点があります。それは僕のサイトでも述べたようにダラダラプレイになりやすいゲームがあるということ。視力が悪くなる恐れがあるということ。そして、最近になって出てきた光過敏性てんかんの恐れがあるということです。僕自身この本は読んでいないのですが、多分そういったことは書いていないのではないかと思います。ゲームを長時間プレイするとどうしても疲労が出てきます。ゲームばかりしていると馬鹿になるというのもある意味当たり前の話です。ゲーム脳ゲーム脳といいますが、著者の言っているゲーム脳はゲーム脳ではなくごく当たり前の話なのではないでしょうか? 著者自身ゲームはやったことがないといっているようです。著者自身はまずビデオゲームとは何かということについてまず研究するべきでしょう。そして、ゲームの本当の欠点は脳波の異常ではなく、視力の悪化と光や疲労に対するてんかん症状であるということを知るべきではないでしょうか?
 

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紙の本

脳波計のデータに問題があります

2002/12/13 01:39

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Kei - この投稿者のレビュー一覧を見る

自分は仕事柄、本書中で用いられた脳波計というものに関心がありましたので、
この装置で計測されたデータについて少々見解を述べさせて頂きます。
まずこの脳波計の量産型は既に発売になっているようで仕様などもメーカから公開されています。
この脳波計から測定されたという「α%β%時系列」グラフが本書中で頻繁に用いられていることから
本を読まれた方はこのグラフこそが装置で計測して取得したデータだと思われるかもしれませんが、違います。
実はこれとは別に「Sαβ時系列」というデータが存在し、これが装置から取得した生データを表します。
しかしこのデータは本書中では一切公開されていません。
このデータには「β波低下」を示す根拠が何も無いため、著者には都合が悪かったのでしょう。
この生データのサンプルを見る限り所々強烈なノイズが混入したようなグラフになっています。
ではなぜこの「Sαβ時系列」生データが「α%β%時系列」に加工される過程で
「β波が低下」するようなグラフになるのでしょうか?
それは「S」と「αβ」両者の帯域フィルターの特性の違いに秘密があります。
「αβ」のそれよりも「S」帯域の方がノイズが混入しやすくなっていると思われます。
この「S」の値を100%として「αβ」それぞれの値を割合として再計算するので、
「S」の値が増大すれば「αβ」の占める割合が相対的に低下することになります。
また「S」に混入したノイズと比較しても、β帯域にのるノイズがあるレベルで頭打ちになっています。
更に過去3秒分の積分値での割合を求めているため、瞬間的なノイズによる変化を恒久的変化に見せかけています。
このトリックを用いることで、ある瞬間大きなノイズが混入するとしばらく「βレベルが低下」したようなグラフが出来上がることになります。
これが本書で使用されている「α%β%時系列」のグラフです。
(もう一つの「β/α時系列」グラフには何の意味もありません)

例えるなら、
所持金\100は\1000の10%の金額に相当するが、所持金\200は\5000の4%の金額に相当する。
ここで「10%から4%に減少したから所持金額が減っているに違いない!」
と主張しているようなものなのです。

では何がノイズ源となるのでしょうか?
これについては憶測でしかありませんがそれは様々な筋電位などではないでしょうか。
計測に用いたテトリスのような反射神経型ゲームは動体視力が要求されるため、いかにも眼球運動が激しそうです。
また本書中で「読書でもβ波が低下する」とも書いてあります。
読書は目で活字を追いかける作業ですからこれもノイズになりそうです。
つまりこの脳波測定器は本書で説明している事柄を明確に証明している訳ではないということです。

機械が出力するデータへの盲信や、統計というものにいかに騙されるかということについてこの本は格好の教科書になると思います。

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紙の本

ゲームにはまる子供に聞かせる??

2002/11/05 07:06

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かったん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ゲームに夢中になる我が子に照らし合わせると、「このままでは…」と充分に親を怖がらせることが出来る本です。脳波によるデーターを提示することで、客観性を持たせようとした報告に、今まで無かった書籍と言えます。もしかすると、ゲームの生産は、国民を総痴呆にするため?などと邪推すらしました。しかし、子供を始めとして、どうしてゲームに夢中になるのか? どうして止められないのか? どうすれば止めることができるのか? まだ導入編の書籍だとも感じます。一方、ゲームを止めるだけでは解決し得ない、子供を取り巻く社会環境の問題も見逃せないのが事実です。筆者も述べていたように、学校の週休2日制、親子のスキンシップの欠如…等、取り上げ方の唐突感はあるものの、様々な要因が重層化して、現代の子供の問題として登場しているように思えます。筆者の今後の研究と報告に期待したい。

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紙の本

理解できないものを、著者は理解しようとしたのかな?

2002/12/26 15:19

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:>>1さん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ゲーム会社のプログラマーです。

この著者さん、年齢は不明なのですが…
たぶん私はこの人の年齢の半分も人間やってないので、稚拙な意見かも
しれません。

「理解できないものを、著者は理解しようとしたのかな?」

それが私が思った事。


知らない物を怖がる傾向って誰にでもありますよね。
たぶん、ゲームとか若者とかってのを、理解できないから、著者さんは怖いんだと
思うんです。怖いから、排除したいんだろうなと。

でも、それって、火を怖がる原始人のようだ。
火は危ないけど、使い方さえ覚えれば便利だし、身を守る事だってできるし。
(ゲーム=火って意味では無いですよ)。


反対意見をぶつけても、この手の人は頑なに拒むだけだと思う。
だから我々(ゲームの作り手や、遊び手)が大人になって、彼を理解しないといけない
って、そうしみじみと思いました。

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2005/07/04 20:20

投稿元:ブクログ

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2005/09/24 21:32

投稿元:ブクログ

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2006/05/16 01:19

投稿元:ブクログ

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