ベルセルク ２３ （Ｊｅｔｓ ｃｏｍｉｃｓ） みんなのレビュー

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：smile　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

手塚治虫文化賞「第６回漫画優秀賞」を受賞したベルセルク。それも大きく頷ける、本当に優れた漫画だと思う。ジャンル的にはダークファンタジーになるのだが、色々な要素を含んだ「文学」とも言える作品。暴力シーンなどはかなりキツい部分もあるので、そういうのが苦手な方にはオススメできないが、そうでない方には是非ともご一読頂きたい作品だ。
この巻は、ひとことで言うなら「準備」の巻。キャスカを連れた戦いに疲れ、精神的に病みつつあったガッツが取った行動とは…。これからも末永く楽しませて欲しいと思う一冊。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：みー　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

やっとキャスカと一緒になったにもかかわらず、離れていた時間は残酷で、二人の距離がまざまざと感じさせられました。
出てくる敵も毎回とんでもない化け物が次から次へと畳み掛けてきて、ガッツは体も心も休まる間がなく…。パックとイシドロの存在が唯一の癒しです。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：casca　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

十年前に１巻を読んでから、ずっと楽しんでいます。
中世ヨーロッパの世界で、悪魔に追われつつ力強く生きようとする主人公ガッツの、現在、過去を少しずつ知って、はや２０巻以上。
だいたいこんなに続くと、冒険ものもだれでくるのですが、なんとここまでがイントロで、ガッツの本当の旅はこれから始まる、というのを知って、驚きました。
なんと壮大で贅沢なストーリー！
これを読むと、現在の人間を作るのは、過去なのだ、というのがよくわかります。
これまでの過去をえんえんと描いてきたのは、これからのガッツの生き方、考え方の伏線なのです。
しかし、十年がかりの伏線って。贅沢すぎます。