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悲劇的なエンディングは筒井康隆の『七瀬ふたたび』を思い出させる。どちらかというと、映画版のエンディングの方が多少の救いがあるのでワタクシ好み。
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彼女に近づく「ガーディアン」という団体は、彼女のような特殊な力を持つ団体。彼女は自分と同じ力を持つ男性と出会う。
男性を自分と同じ「寂しかったんだ」と共感し、一時の幸せを分かち合う。
物語のメインは「正義とは何か」というところにある。
「ガーディアン」の全貌が明らかにならず、中途半端ではあるけど、
映画にもなった話題作!
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能力があっても使い方しだいなんだなぁ〜っと感じた作品。
ちょっと切ない結末だけど、ハッピーエンドだと私は思う。
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待ちに待ったクロスファイアを読む事が出来ました。予想はしていたけど、やはり悲しく切ない物語でした。主人公の青木淳子は念じるだけでモノに火をつける事が出来る能力を持つ。それがろうそくに火をつけるくらいなら可愛いものだけど、エネルギーが充満して、それを解放しないと制御できないまでになると異能者としての悩みも出てくると言うこと。正義とは何かって事がテーマになっているけど、実はその正義の疑問に足を踏み入れた青木淳子を救えない点がこの物語の切ない点なんでしょう。解説者が「心を割られるような結末」と言うように、これしかないと言うほどのすくわれた結末なのに、もどかしさが残るのです。この青木淳子が過去に心開こうとした相手の名前が多田。名前のとおりただの男。私も名前が多田(笑)。同姓のよしみで?別の角度から青木淳子を見ていましたが、超能力者と付き合うには、その心の内側からない凡人には勤まらないと言うことかな?何も超能力者相手でなくても、普通の女性の心を開くことも出来ない私には、想像するだけ無駄かもしれないけど(笑)
2002.9.24
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んー。ちょっと話の先(これとこれが先で繋がるんだろうなぁ。みたいな。)が読めちゃったかなぁ。という。でも、全体通して楽しかったです♪
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数え切れない多くの死体の向こうに淳子が見た結末とは。
胸をつまされる下巻。
ハンカチをお手元に。
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(上)の続きです。こちらのほうが話が盛り上がってきてスピードに乗って来るので好きです
最終的に迎えた悲惨な結末。真の敵はすぐ近くにおった!っていう感じです。行きせきかけてラストに向かうスピード感はたまりません!
主人公の服装とか結構謎でツッコム点があるところは無視して読んで欲しいです。
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2003/04/06かつて「龍は眠る」の冒頭でキングの「IT」のそれに匹敵する描写力で魅せた宮部みゆきの本作も、愛する者を失った「喪失感」の表現に於いて、やはり「IT」の影響下にあると思った。本作に登場する人たちは、女刑事ちか子以外、すべて、途方もない孤独地獄に喘いでおり、そういう面での宮部の描写力は独壇場とでもいうべきものがある。冒頭から本書中盤まで間断なく続く殺戮の描写は、個々にはパンチ力に欠けるが、しかし、刑事牧原の弟に関する件など図抜けた描写も挟みながら飽きさせない。終盤、女性作家らしい「プリティウーマン」的展開には鼻白む思いもしたが、全てはラストへの周到な伏線であったと思うと納得してしまう。
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下巻は、青木淳子が思っていた正義に疑問を感じたり普通のことに幸せを感じたりするが、結末は・・やっぱりそうなるか・・という感想です。
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緊迫感溢れる展開。
どんどん読み進めたくなるような勢いで、事件の結末に向かいます。
だから、一気に読める作品☆
殺人の動機とか面白いけれど、裏表紙の「正義とは何か!?」という言葉。この作品で、語りたいとはお思わなかったッス。
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自分の発火能力で次々に犯罪者を殺し、「武器」として生きてきた淳子は同じ目的を持った組織に誘われる。そこで出会った浩一と一緒に仕事していくうちに淳子と浩一は互いに想っていくようになるが…。
皮肉なようで淳子は組織に入ったら人間らしくなっちゃうんです。
本当は組織に入ったら「武器」として生きなければならなかった…。
最後は哀しい最後です。でもおなじ能力者の少女の未来に淳子は道を作ったのだ。
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結末は悲しかった。でも、大げさすぎず、納得のいく終わり方でもあった。この作品も一気に読んでしまった。
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ラストは電車の中でなくのを精一杯我慢しました(笑)。悲しいラストですが、こういう終り方で私は満足です。
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超能力ものは苦手ですがこれは主人公に感情移入してしまって好きでした。
もっと要領のいい生き方があったかもしれないのに・・・。
不器用な生き方が似ています。
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「念力発火能力」という非現実的な力で以って野放しにされている犯罪者を制裁する。最後は何だかあっけなく終わってしまいましたが、中々切ないお話です。