紙の本
タイトルは非常にウマいけど・・・。
2006/07/18 16:12
9人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハードボイルド、とボイルドエッグを合わせてこのタイトルになっているわけだが。ユーモアを交えたハードボイルドという当作品の内容を、良く現したうまいタイトルだと思う。今回、氏の作品を初めて手に取った。読み始めてしばらくは、正直ちょっとハズしたなと思った。読み手を笑わせようとする手法が、あまりに幼稚でつまらない。笑えないコントを文章にして読んでいるようだった。がしかし物語も中盤あたりから、ミステリ的展開も見せぐっと引き込まれる。最後は賛否あろうと思うが、総合的には及第点、と言った感じ。
ただ一点どうしても気になるのが、キャラクタの弱さ。一番キャラが立っていたのが、サブキャラの綾だったというのに苦笑。もう少ししっかりとキャラクタを立たせてもらえれば、さらに面白い作品になったと思うのだが。
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マーロウに憧れ、マーロウのようにいつも他人より損をする道を選ぶことに決めた「私」と、ダイナマイトボディ(?)の秘書が巻き込まれた殺人事件。ハードボイルド小説、だが、うっかり泣ける。
全体的には割にコミカルなのに、いきなり泣かせる展開になったりするので注意。何故か川原泉の漫画を思い出すんだが。
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この作者の本ははじめて読みました。
テンポが良くて、探偵と秘書?のかけあいが面白い。
読んでて飽きない。
最初はコメディ色が強いけど読み進めていくうちにシリアスに。
他の作品も読んでみたいな〜と思います。
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ハードボイルドに憧れる主人公と、秘書、綾のドタバタ喜劇。しかし、笑いだけで終わらないのが荻原流。泣かせてもくれます。
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マーロウをこよなく愛する、しがない探偵(便利屋)と秘書 綾。 ハードボイルド調の語り口にもかかわらず、クスっとさせられる。最後にはちょっとほろっととも。
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読み始めた当初はよくある「自家中毒のユーモア小説」かと思ったが、途中からパチリ、とハマってきた。
登場人物がいい。コピーライター出身なので、無駄なく伝わる。オチはすっきり。くすぐりも良し。
オデンを投げるミニスカオンナに、もう一役あげたかった。22005.04.12
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ハードボイルドに憧れる普通の人。割とダメな人。
シティーハンター冴羽遼に憧れた事があるなら惚れること間違いなし。面白かった。ただ、しみじみ泣けるというオビのコメントは間違ってると思う。
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ハードボイルドな世界を思い描いて探偵になったものの、舞い込む仕事は行方不明のペットの捜索。
しかし、ある動物が絡んだ殺人事件に遭遇してからの展開は速い速い。嫌々ペアを組むことになったお婆さんのキャラもおもしろい。
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ハードボイルドに見せかけたユーモアかと思いきや、ベッタベタの人情ものともいえる。「いい話だなー」とは思うけれど、良くも悪くもアクが強くないので、後々まで記憶に残るかというと疑問。
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フィリップ・マーロウに憧れて探偵になり他人より自分が損をする人生を選ぶ事にした「私」と自称ダイナマイトボディの秘書が殺人事件に巻き込まれる。
笑えると思ったら最後泣ける部分もある作品でした。人が多い所で読むと危険ですよ。
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荻原さんの文章は読みやすい。すらすらと物語に入っていける。
ただちょっと、主人公が。うん、あれです。ついでに、先が読めるといえば読める話。
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ハードボイルドに憧れる主人公の理想と現実の
ギャップが面白い。セリフがいちいちハードボイルド(・∀・)
そんな主人公と美人?秘書との探偵物語。
読み終わった後に、タイトルを思い出すとちょっぴり切なくなる。
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物語の出だしで一発やられました。
前半はどうにもカッコのつかない「私」とナイスキャラの婆さんのギャグなんだけど、だんだんシリアスになって結末はかなり意外だったかも。でも婆さんのキャラのおかげで重くなりすぎないでよかった。
最後車で逃げるところが好きだなあ。
やっぱりハードボイルドは飄々としてなければね。そして人情。泣けるって程ではなかったけどやっぱり良かったかな。
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帯の「くだらないな、と思ってハハハハと読み進むうち、主人公の男と女(!)にホレ込みイレ込み、しまいにゃ泣いてしまいました」ってのが諸悪の根源。普通に読んでたら普通に楽しめたんだろうけど、ちょっと期待はずれだった。登場人物にホレ込めずイレ込めず。
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主人公の探偵と秘書の綾との掛け合いが面白くて凄く良かった!
読んでても全然飽きないです。
あったかくて笑えてちょっぴりミステリーで最後にはほろり。