紙の本
名作の持つ力強い面白さ
2005/02/20 16:25
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Yumikoit - この投稿者のレビュー一覧を見る
もう10年以上前のことになるが、指輪物語を読んでみたいと思った。その時には結構強く思ったにもかかわらず、何故だか結局読まないままに終わった。
当時はファンタジー色の強いものよりもハードSFや心理的なノンフィクション物に強く関心があったせいかもしれない。
その後も結局映画も見ることもなく、ストーリィも知らないままに今に至る。
という訳で何度目かの正直でこの本を読む。
指輪のあらすじすら知らない中で、それでも北欧のさまざまな架空の生き物達…ドワーフ、エルフ、ゴブリンとかは知ってるけど、ホビットってのは何だろう。読み始めるまでホビットというのは主人公の名前と信じて疑わなかった私(^_^;)
しかも結構いい年のホビットじゃんっ。
いやいや、だからこそ「若気の至り」な突っ走りがないのよっ。
どうせ周りはみんなむさくるしいドワーフじゃないのよ。
恋人を救わんとする、なんてロマンティックな動機付けは元々なし。
ひょんなことから13人のドワーフの、「先祖が竜に奪われた財宝」を取り戻しに行くたびに巻き込まれるホビット族のビルボ。
のんびり屋のビルボだけど、予言の通りにいつの間にか「忍びのもの」になって13人を導き、助けていく。
巻き込まれた立場だからこそ、「冒険」なんだなぁ。と意味不明に納得。
それでも次から次に襲い来る危機を、ビルボの機転で切り抜けていくドワーフたち。
魔法使いはどこいったぁ。なんて一番いいところだけ助けに来るガンダルフもちょっとかっこいい。
最初は面白いなと思いつつ、ページをめくるのがなかなか進まなかったけど、後半になったら一気に読めてしまいました。やっぱり名作はいいねぇ。
>飼主日記
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引込み思案で気のいいホビット小人のビルボ・バギンズは、ある日、魔法使いガンダルフと13人のドワーフ小人に誘いだされて、竜に奪われた宝をとり返しに旅立つ。トールキン自身の手になる装画を生かしたオリジナル版。
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これは、オトナのファンのための、必携本。トールキン本人による、美しいイラストは、どこかトーベ・ヤンソンを彷彿させる。(トールキンの方が、先ですけど)多才な人だったのだと、改めて尊敬してしまうのであります。
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ビルボってダレ、という人には是非読んで欲しい。この本なくして私的指輪は語れません。なぞなぞのくだりが好きです。
トールキン自身による絵が表紙の純粋無垢な児童書。
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「ホビット」も何種類かあるようですが、表紙絵がトールキン自身が描いたものだというので、これを買いました。彼は絵も上手だったのね。「指輪物語」の前に、こちらを読んだほうが話が繋がりやすいでしょう。
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横書き。絵は欲を言えばすこしつぶれているけど…。瀬田訳+作者本人の挿絵&カバー。横書きが日本語の性質としてはよみにくいけどそれは仕方ないだろう。縦書きになれているという問題だし。
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同じタイトルが沢山出版されてますが
私は絶対コレが好き!
トールキンの描かれたこの表紙がとても
キレイでお気に入りです。
指輪物語を先に読まれるよりまず!コチラから
入ったほうが後々も納得することも
多いんじゃないかなと思いました。
私の場合映画から入った人なんですがコレ読んだら後々分かる事も多くてビックリです!
指輪に興味なかった人も是非読んで欲しいファンタジー本*
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トールキンの素晴らしい挿絵がついてます。後半のストーリーは面白いですが、子供向けということもあってとても読みにくいです。
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指輪物語に出てくる指輪を、ビルボ・バギンズが手に入れた経緯を含む冒険譚。
指輪物語の中で、『ゆきて帰りし物語』とされているもので、ガンダルフもゴクリも出てきます。
トゥック家も名前だけは出てくるし、もちろんエルフやドワーフ、ゴブリンなどの種族も出てくるし、
指輪物語を読んでからでも読む前でも楽しめます。
一つの冒険物語として十分魅力のあるお話なので、指輪物語に劣らず
ワクワクさせてくれる作品です。
映画化してもいいくらいなのにと思います。
今度こそ原作にそって。
個人的にはナルニアよりよっぽど面白いと思います。
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指輪→ホビット。指輪物語と比較するとずっと読みやすくて、拍子抜けした覚えがある。暗くない、楽しい本。
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小学生の時に何回も読んだ一冊。
指輪物語も好きだったけど、個人的にはホビットのほうが好き
だれかガンダルフのキャラ変について私と語ってくだされ
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指輪物語に挫折しかけていた所を救ってくれた一冊です。
この本を読んでビルボの大ファンになりました。
なので、後に映画化された時のビルボの扱いが納得出来ません。
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私は、ファンタジーが読み物のジャンルでは最も好きだ。その中でも指輪物語が一番だと思っているが、またその世界に浸れてただただ幸せだった。ずっと読み続けていたかったが、指輪物語とはページ数が比較にならないほど少ないのと、面白くて物語の中にぐいぐいと引き込まれて読み進んでしまったため、あっと言う間に読み終わってしまった。
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図書館の児童書コーナーで目にとまったので読んでみた。
指輪物語の序章的な物語。
ホビットのビルボが、なんだかよく分からないうちにドワーフ達の冒険に巻き込まれて活躍します。作者トールキン自身の手に成る挿絵が所々にあって、想像力を刺激してくれます。ちょっと見にくいけれど。
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トールキンの表紙がとても綺麗。映画もあるし、未読だったからそろそろ読んでおこうかな、と。久しぶりにトールキンの世界に触れると、やはり数々のファンタジー世界、TRPGなどへの影響の凄さをひしひしと感じる。
ストーリーも、子供向けと侮るなかれ。後半の展開はスケールのでかさに驚きます。(普通の児童書ならビルボの周囲の世界の出来事だけ大団円で終わり、最後までビルボが大活躍凄かったね!的展開で終わると思いきや、いろんな人がいろんな活躍をして、竜をアレしたりとか、いろいろと起こりますよ)
久しぶりに「指輪」も読み返したくなるステキな物語でした。