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911のテロで旦那さんを失った日本人の方のエッセイ。本人でしか分からないような悲しみや苦痛ももちろんだけど、前向きで冷静な文章が印象的だった。
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『天に昇った命、地に舞い降りた命』を読みました。これは、9・11テロ被害者、遺族である杉山晴美さんによって書かれたエッセイです。
あたしは知らなかったけどドラマの原作みたい。
思いもよらないことで何年も一緒だった人を失うことは、どれほどの悲しみだったんだろう。あたしには想像してもわからないけれど、電車の中で何度も涙をこらえました。
これもオススメ本!
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911テロで旦那さんを失った杉山晴美さんの手記です~。
旦那さんのこと、残された家族のことなどが書かれたノンフィクションです。
うーん、題名からするとすごい重そうな話なのかな~?って思ってたけど、結構あっさり読めちゃったので、なんか気が抜けてしまったわ。
もちろんテロ後は狂ったように泣いたらしいけど、その後、立ち直りが早くて意志の強い人なので前向きに生きてるのはよーくわかったよ。
でも、こんなもん?って私は思う。
だって、旦那さんがあのWTCの下敷きになって死んだんだよ。
飛行機がビルに突っ込んだとき、近くにいたんだよ。
最期、旦那さんは何を思ってどういう風にして死んでいったのか。
帰りを待ち続けたのに、発見されたのは右手の親指だけ。
そんなことを考えたら、私だったら気が狂うな~。
パパが死んだときは一年泣いたもんね。
もし旦那がこういうテロに巻き込まれて死んだら、私なら気が狂うかも。。。
それとも、残された子供のために必死に生きようと思うのか。。。
晴美さんは、子供を3人も抱えて、泣いてばかりはいられないと、前を向いて歩かないといけないと思って、強く生きてこられたのかな~。偉いと思うよ~。凄いと思うし、こういうときに晴美さんの意志の強さは見習わないといけないと思う。
でももっと、心の底で発狂したくなるような精神的なものってなかったのかしら?
プライベートなこととかは、あえて触れなかったような感じがしてならないんだけど。
私だったら、いいことも悪いことも全て本にぶつけてしまうかも。。。
自分を責め、旦那を責め、ありったけのことを書いたかもしれない。。。
なんとなくきれい事で終わっちゃった感の残る感じの本でした。
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ニュース記事か何かで読んで図書館で借りてきました。旧富士銀行NY支店勤務中に亡くなられたご主人の大学時代の先輩である奥様の文章からも知性を感じます。当時まだ小さかった御子息たちも立派になられたんだろうな。この本も子供達に残したいとして書かれていて、書き残すことでご自身も心の整理をされていたのかと思いました。辛い体験されてますが文章は明るく、無邪気なお子様たちと共に強く逞しく日々過ごした様子がうかがえました。その裏には体験者でしかわからない想像絶するものもあるのだろうけど。