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乙一は切ないものを描く人だと思うなら読むべきかな。実は私は乙一と同じようにゲームの攻略本を読んでゲームをした気になって満足するというアレをやっていた人です。自分切ないよ!
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全体的にさらりとした文体の短編集。ビールで言えばコロナビールか。個人的に好きなのは「手を握る泥棒の物語」。偶然に起こった奇妙な状況が「世にも奇妙な物語」風で良いです。あと4番目の「失はれた世界」はせつなすぎて後味苦し。
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思わず涙してしまいました。
テンションの低さがまた感動を呼び起こす。
中にある他の作品も素敵です。
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未来予報のようなすれ違いは多いんじゃないかな〜って思います。『失われた物語』これを読み終わったときずんと心が重くなった気がしました。妻の最期の言葉が印象的でした。うー切ない。『手を握る泥棒の話』も好きです。妙な一体感があるところがいい。
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「切ない」という言葉がぴったりの作品集。「未来予報―あした、晴れればいい。」「手を握る泥棒の物語」「フィルムの中の少女」「失はれた物語」が収録。「手を握る泥棒の話」は今までにないタイプの話で面白かった。最後の「失はれた物語」は悲しすぎる。主人公と妻の両方の立場だったらと考え、泣けた。(2004.11.12)
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切ない。とにかく切ない。
短編集なんだけど「未来予報」と「失はれた物語」がめっさ切ない。
余談なんですけど、乙一のあとがき、大好き。
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失はれた物語がオススメ( ´¬`)b
せつなさで本気にせめてきてる気もしたけど、せつないの書くときの乙一先生の暖かさ(?が真に感じられていい感じです。
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寂しい
切ない
そんな言葉は、この作品のためにあるといっても過言ではありません。
よむと、ココロのおくが「(・∀・)キュンキュン」てなります。
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何年か前に読んだ「GOTH」があまり好きではなかったので乙一さんにはしばらく関心を向けていなかったのですけど、友人が短編集をすすめてくれたので手にとってみました。これは角川スニーカー文庫から発行されているもので、4本の話が入っていました。
・「未来予報」
前に立ち読みした「CALLING YOU」と似た系統の話だなーと思ったくらい。同じ切ない系の話だったら「CALLING〜」のほうが好きだなあ。
・「手を握る泥棒の物語」
これはいい。好き。あたたかくて、よかったねーと素直に思えるような話でした。ラストシーン、彼女が彼の手を握って表情を変えるところなんか、映像作品にしたら素敵な感じになりそう。「世にも奇妙な物語」なんかで取り上げればいいんじゃないかしらん。
・「フィルムの中の少女」
語り手の少女の暗くてゆっくりしてて「……」が多い口調がそれだけで怖くて、てっきり怖い話なんだろうなと思ったら良い話オチで終わってしまいました。ちょっと拍子抜け。私絶対、語られてる側が犯人で、最後この語り手の子殺されて終わりなんだろうと思ってたら全然違った(笑)
・「失はれた物語」
感動的な話でしたー。家で読んでたら絶対号泣してた。
奥さんとぎくしゃくしてた男が事故に遭って、右腕の触覚以外の感覚がすべて失われてしまう、という話でした。
高校時代、「接触」というテーマで小論文を書いたことがあります。映画「ゴースト」を例に取り上げて、死んで幽霊になった主人公はものに触れない身体になってしまうというところから、何かに触れることと、自分の存在とそのものの存在を確かめること、「生きている」ことはイコールと言えるんじゃないか、みたいなことを書いたんです確か。
そのことを思いだしました。
夫の右腕に触れ、皮膚の上に言葉を紡ぐことで彼と外の世界をつなごうとする妻。ピアノが得意な彼女が、夫の腕を鍵盤に見たてて曲を弾き、夫はそこから耳には聞こえない音楽と、演奏する妻の感情や思いまでもを感じ取る――というシーンがすごく綺麗でした。同時に切なくもあったわけですが。
この作者さんの文章って淡々としていて、どこか突きはなしたようで、あまり感情の起伏が感じられないような気がするのですが、この小説ではその文体が特に効果的だったように思います。切ない話なのだけど、とくにラストなんかかなり悲しいのだけど、それでも悲痛になり過ぎなくて。 (2004/9/17)
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乙一の本はずぅっと前から気になっていました。
短編で読みやすかったです。『フィルムの中の少女』は夜読んでてちょっとゾクゾクしました(←怖いの苦手)あと、あとがき面白いです!
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乙一もう一つ読んでみました。短編集。まあ普通です。どんどん読みたくなる文章。「せつなさ」しばりに本人は困ったらしいですが。もっと読みたい作家。
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乙一2発目。「手を握る泥棒の物語」が何故かすごく印象に残りました。読みやすくて面白いと思える小説少ないと思うのです。でもつまんないと思う人もいると思った。
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短編4本収録。作品はもちろんのこと、巻頭の『手を握る泥棒の物語』のイラストがお気に入り。スニーカー文庫のせつなさ三部作の中でも、この本が一番お気に入り。
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「未来予報」は乙一さんらしく切なさいっぱいの物語です。青春・・・と言いますか、挿絵と相まって、切なさの前に爽快さってゆぅんですかね??
そんなカンヂもあります。
好きとゆぅよりも、凄く印象に残っているのがこの「未来予報」
「手を握る泥棒の物語」は確か映像化されました・・・よね?
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タイトルと同名作品はありません。「未来予報 あした、晴れればいい」「手を握る泥棒の物語」「フィルムの中の少女」「失はれた物語」の4編収録。特に「失はれた物語」は切ないです。
乙一作品を読むのはこれで2冊目ですが、初めて夫婦話を読んだので少し驚きつつ読みました。
いつも若い主人公だったので。この話の夫の感情が切なかったです。
ただ暗闇の中で意識だけは損害はなく働いている。
どうだろう、身内の為に繋がりを絶つ覚悟はできるんだろうか。この小説のタイトル、ピッタリだなと思いました。2004.10.08読了