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悪魔のミカタ 7 番外編・ストレイキャットリターン みんなのレビュー
- うえお 久光 (著)
- 税込価格:561円(5pt)
- 出版社:メディアワークス
- 発売日:2003/01/10
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文庫
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紙の本
四夜に減りました
2003/05/25 11:30
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投稿者:成瀬 洋一郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ番外編…らしい。
らしいというのは本編をまだ1冊も読んでいないため。本編のキャラが小学4年生だった過去のエピソードを、連作短編の形式で、この本と前の『ストレイキャット ミーツガール』で展開しています。別々にも読めるけれど、作品としては一対として評価すべきでしょう。
恕宇は“見鬼”という異能の力を持つがゆえに、周囲から大事にされながらも孤高の存在であり、また本人もそれを当然とし、自分が言葉の力で周囲の人間関係を掌握し操ることに満足を覚えています。しかし、そんな状況の彼女の前に現れた日奈は、意識してかせずか、単なる善意とも呪術返しとも取れる言葉や態度で彼女の密かな企みの数々を妨害していきます。これを彼女への挑戦と受け止めた恕宇は、日奈と友人になるそぶりを見せながら、彼女を裏切り陥れるための策を練るのですが…。
本編をまったく知らなくても、普通に面白かったです。発行ペースを見ているとかなり速いのですが、それが良い方向に影響しているのか、こなれた文章でちょっとした謎解きを取り混ぜながら、少女たちの人間関係を描いています。
扱いを間違えれば、ひたすら暗く重くなりそうな題材も、不思議と明るく描かれていて、そこが味になっています。日常に隠された謎を見つけ出し解決してきた連作の最後はいきなり、封印より解き放たれ世界を滅ぼそうとする創世神との対決。神様を思いとどまらせるため、女子小学生がパジャマでお泊まりしながら繰り広げる千夜一夜ばりの物語の宴は、一読の価値ありと思われます。
これなら本編に手を出してもいいかな…と思い始めてます。
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