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手塚治虫から導かれるように辿る。悪魔メフィストーフェレスと、ファウスト博士の精神の冒険の軌跡。壮大なラストシーンはもともとどちらかといえば仏教的な磁場を持っていた僕を、全く無縁のキリスト教へと、いやがうえにも関心を高めさせるものとしてココロ揺さぶられないわけにはゆかなかった。僕にとっては現在進行中の、破滅と再生の物語。
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良くわかりませんでした。というか、詩全般がわからん。
こういうのに共感・驚嘆出来る人ってどんなひとなんだろ?
頭の中覗いてみたい。
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2011.03.20-
訳が私に合ってたのか、二度目だからか分からないけど、初めて読んだ時より親しんで読めた。
人間は意志薄弱で迷いが多く、他人の過ちを裁きながら同じ過ちを犯したりする。そうでなきゃ、自分で自分を限定することで少しは賢くなったとうぬぼれている。それでもどうにか生きようとしている。
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現代語訳の決定版とも言える。
森鴎外訳が一番情緒があって好きだけど、読みやすさで言えば、この柴田翔訳は絶品。
この世に存在する唯一の世界文学とも言える本書、読んだことがない人は、是非この柴田翔訳でどうぞ。
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人間という不可思議な生き物について、悪魔が世界を交えて物語っていく。
なんて興味深い作品なんでしょう。
人は、命を維持し学び生殖していく欲望の陰に、衰退堕落し死へ向かう願望を持つ。なぜこんな矛盾を抱えて生きるのか。
メフィストはただ、動く世界と生きる人間を物語るだけであって、不思議なのは生命それ自体なのではないだろうか。
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有名な「ファウスト」を初読み。
戯曲形式なので読みにくいかと思ったら、それほどでもありませんでした。
その土地や時代、キリスト教の基礎知識がないとちゃんとはわからないのでしょうが、それでも魅力ある作品で、思いのほか面白かったです。いろんな作品の題材に使われるわけですね。
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赤塚図書館海外文学ゲ
誰しも生きるは人生なれど、人生知るものは数少なしp20道化のセリフ
俺が仮にも将来ある瞬間に向かい
留まれ!お前はあまりに美しい!と言ったなら
もう俺はお前のものだ
俺は破滅に甘んじる!
そのときは葬送の鐘よ鳴り響け
時計よ止まれ 針よ落ちよ
お前は俺への奉仕から解き放たれ
わが時は終わったのだ!p120ファウストのセリフ
喜びと悲しみはいつも一枚の紙 その表と裏なのですよp207
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一言で言えば宇宙。善悪の1一面的世界が取り払われた超空間が表現されている。悪魔と契約したファウストは俗世の人間と触れ合い、傷つき、傷つけ、様々な思いを綴っている。悪魔はそんな様を見ても動じず、むしろ主人公をそそのかそうとする。その波のせめぎあいのようなやり取りに胸が打たれた。また、ゲーテの華麗巧みな比喩表現が胸に響いた。