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北の魔女ロウヒ みんなのレビュー
- バーバラ・クーニー (絵), トニ・デ・ゲレツ (原文), さくま ゆみこ (編訳)
- 税込価格:1,540円(14pt)
- 出版社:あすなろ書房
- 発行年月:2003.1
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絵本
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紙の本
「カレワラ」に描かれる英雄と魔女のゆかいな物語。
2009/12/25 23:35
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:wildflower - この投稿者のレビュー一覧を見る
昨年のクリスマスあとにとても感動したクリスマス絵本を読んだので
同じバーバラ・クーニーさんの絵をみて選んだ1冊でした。
こちらは北欧はフィンランドの叙事詩「カレワラ」をもとに
著者トニ・デ・ゲレツさんが翻案したお話です。
ロウヒというのはその叙事詩に出てくる魔女のことです。表紙に
雪の降りしきる冬山を背にスキーで飛んでいる老婆の背が見えます。
評者は「カレワラ」は抄訳でしか読んだことはないのですが、かつて
小学館から出ていた『少年少女世界の名作文学1 古典編1』という
アラビアン=ナイト、ワイナモイネン物語、ギリシア神話、ホメロース物語が
収められていた分厚い本をぼろぼろになるまで愛読していたのを思い出して
懐かしくなってしまいました。
本書に話を戻します。
表紙にあるスキーを履いた姿で遠目にみつけたのは、ワイナモイネン。
「カレワラ」によると、彼は世のなかにまだ海、空気、風しかなかった
ころの空気の乙女イルマタルを母として産まれます。
あまりに母の胎内にいたために白髪の老人の風貌で、それでもたくましく
知恵にあふれ音楽をよくした青年です。
愛した少女を喪い、新たに選んだ地としてポポヨラがあるのですが
この作品では、ちょうどそのポポヨラに住む魔女のロウヒとの絡みが
透明感のあるクーニーさんの絵で描かれていきます。
後半に、魔女のたくらみで太陽と月が姿を消してしまいます。
日本の場合だと、『古事記』の天照大神のものがたりを連想しますが
こちらでは鍛冶屋にまずは太陽と月を造らせるのです。
そして、うまくいかないので今度は魔女ロウヒを捕らえることに。
そうしたやりとりを読みながら、穏やかで豊かな北の大地のようすや
ワイナモイネンが創ったとされる民俗楽器のカンテレの音色が、
ゆったりと心地よく伝わってくるようでした。
冬にあたたかくして読むのに、お勧めの1冊です。
紙の本
イタズラ魔女
2016/09/23 22:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:coco - この投稿者のレビュー一覧を見る
北の大地の雄大なスケールが伝わってきました。
魔女ロウヒのイタズラが地球規模でもはやイタズラの域を越えてる。
鍛冶屋さんが予想外に格好いい大活躍!
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