紙の本
RDBの基本理論の勉強に
2014/04/28 22:44
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投稿者:lala - この投稿者のレビュー一覧を見る
集合論などRDBの基幹の理論が書かれています。といっても、よくわからなかった数式は1、2個でそこを飛ばしても読み進められました。
これを読んだのは、情報処理のDBスペシャリスト試験のためでしたが、このような理論はまず日常業務で得られるものではありません。情報処理系の学校でも行かない限り、この様な理論があること自体も知ることがないのかもしれません。
試験には合格することができましたが、この本の内容がとても役立ったと思っています。
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データベースの基礎には、数学の台数論や集合論、グラフ理論、計算量、統計の考え方があったとは!ハウツーに流されがちな、データベース。俗っぽいデータベース。今でこそ、手軽に扱え、あらゆる生活シーンに浸透しているデータベースだが、それを支える根幹的な技術、思想、そして、歴史、苦闘を伝えてくれる好著。
一カ所だけ、記述に不服なのが、2分探索のアルゴリズム(P192)。キー値との大小を比較して、どちらの側に探索を伸ばすかが、きちんと書かれていないのだ。残念。
・各正規形と不都合例
・SQL規格におけるビュー更新の可能性
・DBMSの3大機能 1.メタデータ管理 2.質問処理 3.トランザクション管理
・RDBMSが商用DBの確たる地位を築いたのは、質問処理の最適化技術のおかげ。
・トランザクション指向の障害時回復の体系(トランザクション障害、システム障害、メディア障害に分けて)
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図書館でたまたま見つけて借りてみた。
学生時代にも図書館で借りたけど読めなかったので、まさに偶然の再会だった。
仕事でデータベースを使ったが、いかに理解があいまいなままで仕事をしていたか分かった。
この本は、リレーショナルデータベースやSQLのことがここまでかというくらい理論的に書かれている。ここまで詳しい本はないと思う。
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入門とはあるが、初学者が読むにはちょっと難しく、少なくともRDBを触ったことがあることが前提だと思う。
また、特に序盤の方は離散数学の知識も少々必要になっている。
RDBについて幅広く取り扱っているため、「RDBを学ぶ」ことはできるが、「実務に活かす」にはこれだけでは難しいと主思う。
できれば学生の内に読んでおけば良かった。
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データベース論の参考書。
さすがに15年以上にわたるロングセラーだけのことはある。
知りたいことが全部詰まっていると言っても過言ではない。
情報処理技術者試験対策本等で適当に扱われていることも正確に書かれている。
正規形が第5正規形まであるとは、初めて知った。
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世にある「はじめてのデータベース」みたいな本は先にデータベースエンジンの実装に寄り添って、とりあえずデータベース触れるようになる(中身何も分かってない)、という状態にしかなれないが、中で何をシてるのかとかRDBそのものを勉強したかった。
本書はそういった本に比べればだいぶフォーマルで、実装の話をせずに理論を先立って説明してくれるので満足してる。しかし決して専門書という程ではなくて厳密性が怪しいところはたくさんある。正規系のところは話がややこしいし、例が役立ってくれるべきところだが、素直に読むと定義と矛盾していて、かなり著者の意図を汲んで解釈しないと理解できなかったりする。注意。