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男くさい作品大好きな私にとって、ひとくせもふたくせもある主人公たち、そして短編ながらあちらこちらに散らばっている伏線に、惹きつけられずにはいられませんでした。
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このミステリーがすごい2004年版4位の作品です。これで、ベスト10のうち8冊を読破。
のこるは10位のワイルドソウルと2位の終戦のローレライ。全部読み終えたら自分なりにベスト10を書いてもいいかな。
今のところなら、、難しいけど
・葉桜の季節に君を想うということ 歌野晶午
・第三の時効 横山秀夫
・陽気なギャングが地球を回す 伊坂幸太郎
・クライマーズ・ハイ 横山秀夫
・重力ピエロ 伊坂幸太郎
・グロテスク 桐野夏生
・月の扉 石持浅海
・流れ星と遊んだころ 連城三紀彦
こんな感じかな。難しいけどね。ランク外だったけど、「殺人の門」「街の灯」「手紙」は、当然、上位に来ます。
と言うことで、この「第三の時効」は私の中では相当に秀作です。人間描写がすごいなあ。刑事ってこの通りとは思わないけど、多かれ少なかれ、縄張りや覇権争いなど、相当に激しいものがあるのでしょう。
いずれにしても、謎解きも面白く、強烈な登場人物など、本来ならトップに押したいくらいの作品だけど、「葉桜・・」には、まんまと騙されたので、この順位で。しかし、この作品は一押しの作品です。
2004.5.4
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作者の短編集はほんとに一気に読めてしまう。個性的で魅力的なキャラたちが警察という組織の中で激しく競い合う。F県警捜査一課というメインテーマにおいて、ある時は主役に、ある時は端役にと重なり合う。ミステリ的な要素も大きく、語られる真相はどれも意外性に満ちている警察小説の傑作。
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またまた間違えて短編を・・しかしかなり面白かった。人間臭い警察小説です。実際は違うのかもしれないけど、警察を見る目が変わったかも。
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警察という世界の人間関係、犯罪は人間がおこすもの、そこに人間の心理が働く、そんな生きた人間が出てきておもしろい
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F県警捜査一課の三つの班の長、笑わない男朽木、冷酷無情の楠見、直感の村瀬。個性豊かな班長に、これまた個性溢れる部下たちが、事件の謎を解いていく人間ドラマ。この手が、横山秀夫の真骨頂かな。このF県警ものは、まだまだ続くに違いない。いや、続いて欲しい!
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捜査一課強行犯係の3人の班長を中心に、事件毎に6つの短編を収録。警察ものは登場人物が頭の中でごっちゃになってしまうものが多いが、横山作品は登場人物それぞれのキャラクターが個性的で混乱することがない。警察組織内の班同士での競争、新聞記者の特ダネ争奪、警察と記者の駆け引き等のエピソードが多数盛り込まれている。表題作の「第三の時効」が一番面白かった。「囚人のジレンマ」はすこしわかりづらい・・・私だけかも。(2006/5/17)
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警察組織、派閥、ライバル心。
すごくうまいバランスで書かれてる!
短編集なのだけどもひとつひとつの歯切れがなんともいい!
人間って貪欲で面白いなぁ。
警察って…、って思うけど小説で良かったなぁ。
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F県捜査一課強行犯係の3人の班長をメインに綴られていく6篇の短編集。
男の意地と意地とのぶつかりあい。皆が皆恰好良すぎます…!
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短編集なんやけど、
タイトルにもなった「第三の時効」は本当にすごかった。
設定も面白いし、何より発想がすごい。
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F県捜査一課強行犯係の3人の班長を取り巻く面々、キャラ立ちすぎ(笑)。
楠見さんが中でも好きなのだけど、月ミスで楠見さんを段田安則氏が演じたのには拍手喝采、うっとり。
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一筋縄では行かないキャラクター達が互いに競い合う緊張感、最後までどう展開するかわからないストーリーに、一話一話息を凝らして読んでしまいました。
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警察・犯人・被害者の心情がスマートに書かれていて、読みやすい。
全部の短編が最後に全部つながるのかと思ったけど、そんなことはなかった・・、それぞれがおもしろい短編集です・・。
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くーおもしろかったー!この感じ、ハマりそうです。
F県警強行犯捜査係の3人の班長を中心に話は展開するんですが、一班の「理詰め型」の朽木班長、二班の「謀略型」楠見班長、そして三班の「閃き型」村瀬班長、それぞれが自分の手腕を発揮して事件を解決に導くのが読んでいて痛快です。すっきりする。3人ともシブくてかっこいい!!
こんな最強の3人が揃った県警は恐ろしすぎて犯罪率も減りそうなもんです。部下たちがいまいちキャラが弱いけど。
ただ「囚人のジレンマ」はちょっと複雑で1回で理解できなかった。登場人物が多くて何が何やら。
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F県警捜査第一課強行犯捜査の3人の班長達の短編物。
ほんと、まだ読んだことのない人には自信を持って薦めることが出来る一冊!
「”事件で食ってきた”のではなく、”事件を食って生きてきた”」
いやぁ、痺れます。ほんと、完成度高いの書くな〜って印象です。