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ギブです。
正確に言うとギブアップ。
英語だとGIVE UP!
言い直したところでなんてことないですが。
最近仕事が忙しく帰宅時間が遅かった上に、読書時間をミクシィに奪われ…(笑)
もともと苦手な短編集ということもあり…。
言い訳が並びましたが、要はさっぱり読み進められませんでした。
オレ、かなり偏食ならぬ偏読なんです。
好き嫌いが激しいわけじゃないんですけど、面白いと思ったらその作家ばかり片っ端から読んでいくみたいな。
中高生の頃の内田康夫さんから始まり、村上春樹さん、村上龍さん、岡島二人さん、よしもとばななさん、島田荘司さん、綾辻行人さん、折原一さん、東野圭吾さん、森博嗣さん…きりがないですね。
鯨統一郎さんもその中の一人で、この人の場合は前にも書きましたが、とにかく最初に読んだ「邪馬台国はどこですか?」が抜群で…。
それから…ま、いいや、詳しいことは『オレンジの季節』の日記を読んでください…タグが使えないのは不便ですね。
そんなわけで、次に読む本もたくさんあるし、とりあえずギブアップということで。
鯨統一郎さんの本で「邪馬台国はどこですか?」以外でオススメの本があったらぜひぜひ教えてくださいね。
その他の作家さんのものもぜひお願いします。
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複数の事件を間暮(マグレ)刑事が歌謡曲の「見立て殺人」として解決していく。
連作の形をとっているが、最後まで間暮刑事の能力は本物なのかマグレなのかよくわからなかったし、捜査に入ってすぐに犯人を特定してしまうのはちょっと物足りなさを覚えた。
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見立て殺人。それは被害者をわらべ歌、童謡、詩などの内容になぞらえて殺す殺害方法で、推理小説の世界ではおなじみの状況だ。
マグレこと間暮警部が数々の事件を「見立て殺人」と断定し、解決していく推理小説、いやこれは絶対に「ギャグ推理小説だ」
見逃しがち(とわたしがおもっているだけかもしれないが)推理小説部分の展開は悪くない。それぞれは短い構成だが、きちんと筋道が立っている(当たり前だ)。
しかし、事件を解決(に導いているように見える)しているのは必ず現れる間暮警部と谷田貝美琴刑事だ。1960年代、70年代の歌謡曲をろうろうと歌い上げる。ちょっとだけかましているのは拍手の要求とかも予定調和というか、水戸黄門の入浴シーンみたいなもの?ストーリーが方にはまっていて、展開も決まっていて、テーマは異なるという、これはなんというかゴレンジャーから連なる戦隊ものというか、やっぱり水戸黄門あるいは木曜ゴールデン劇場のような、型が決まっているが(きまっているからこそ)面白いというアレだ。
マグレの推理理由も、決まって殺害理由は宇宙人や超能力者の仕業になっているところがよい。「なんだこの展開は?」と戸惑いを覚えつつ、結局はぷぷっと笑うしかない展開、本当によく組み立てられているのです。
これは絶対に月9的なテレビドラマにすべきだ。マグレになりそうな俳優は結構いそうだ。
そして、この小説の真の主人公はひかるであって、ひかるにこそきらりと「光る」若手の女優を当ててほしい!
とまあ、そんな妄想が広がる面白いタイプのギャグ推理小説であった。